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2011年01月22日(土) | ♯128 地域特産品の商品開発と販路開拓 編
>>

2011年01月22日(土) |  ♯128 地域特産品の商品開発と販路開拓 編

森崎
「こんにちは!あぐり王国です!
 上士幌町にやって来ましたあ~!」

藤尾
広いで~~す

帯広から北へ40キロ、
人口5200人の町、上士幌町。
大雪山国立公園のふもとにあるこの町は、
寒暖の差が大きく豆の栽培が盛んです。
その豆を使って、ある画期的な
《取り組み》が行われているのだとか…

森崎
「画期的な《取り組み》!?

佐々木
「ハイ!」

森崎
「ん!はっけよ~い、のこった!!」

藤尾
「のこった!のこった!」

藤尾
「って、リーダー
 相撲の《取組》違いですから~」

さて本題へ-
本日のテーマは「上士幌町の豆」。

あぐりっこと合流し、
上士幌の豆が集まる
【JA上士幌町農産センター】へやって来ました。

施設の中に入ってみると…

あぐりっこ
「うわ~、豆だ!

森崎
豆だらけだね

藤尾
「建物の下までビッシリ豆だ!」

大量の大豆にビックリ! 
去年は特に豊作で例年の二割増し、 
こちらには730トンもの豆が
貯蔵されているんです。

森崎
「ここにある大豆の品種名は?」

JA上士幌町
田島一之さん
褐目(かつめ)秋田大豆と言います」

田島さん
「目のところ白くなくて
 濁ったように茶色になってます」

森崎
「目ん玉に黒目があるような感じ!」

田島さん
「甘味がある大豆なので 
 味噌や納豆などに使われていますよ」

一般的には目が白く、
粒が大きな大豆が主流となっていますが、
味の評価が高いのは
【褐目秋田大豆(かつめあきただいず)】。
かつては広く生産されていたこの豆ですが、
今では上士幌など、
わずかな地域で生産されるだけの
希少なお豆なんです。

2011年01月22日(土) |  こだわり納豆ができるまで

佐々木
「目の前にたくさんのお豆出てきました」

森崎
「一番のオススメは?」

田島さん
「やはり褐目秋田大豆ですね!」

佐々木
「そんなにおいしい豆でしたら
 是非食べたいですよ!」

田島さん
「近くで納豆を作っておりますよ」

藤尾
「納豆食べたいよな」

森崎
「食べた~い!
 昼ごはん、納豆にしようぜ!」

藤尾
「しよう!しよう!」

ということでやって来たのは、
納豆を作って40年!
帯広市にある【中田園】。
十勝のおいしい豆と上質な水にこだわり、
全国納豆品評会で最優秀賞を受賞するなど、
実力派の納豆屋さんです。

森崎
「すごい、でっかい釜ですね~」

中田園 中田朝子会長
「今、大豆を蒸したトコロです。
 蒸す時間は50分から1時間です」

森崎
「この豆がボクらがさっき見た…」

あぐりっこ
「褐目秋田大豆!」

蒸し上げただけの柔らかい大豆。
この状態から、
どのように納豆にしていくかというと…

中田さん
「これに納豆菌をかけますよ」

納豆菌を味見してみますが無味無臭です。
これを先ほどの蒸した大豆に噴霧します。

佐々木
「霧のように吹きかけるんですね」

まんべんなく納豆菌を吹きかけた大豆は、
小分けにする機械へ移動します。

森崎
「3つのパックにそれぞれ大豆が入って、
 次の工程では温かいままフィルムを
 貼っちゃうんですね」

森崎
「商品の形になってから発酵するんですね」

ラッピングした後、
厳密な温度管理を行い19時間発酵させます。
更にその後2日間、
2℃に保たれた専用の部屋で熟成
納豆菌をいれてから3日をついやし、
出来上がるのです!

さあ出来上がった納豆をいただきます!

森崎
「納豆ご飯 いただきます!」

あぐりっこ
「甘い!」

森崎
「噛んでると甘味や風味が出てくる!」

ユウト君
「最高です!」

褐目秋田大豆の納豆の購入は-
【中田園】
TEL:0155-24-7757
HP:http://www.nakataen.com/home.htm
十勝管内の量販店でも購入可能です


2011年01月22日(土) |  お豆からこんなモノまで出来ちゃいます!

もんすけです!栄養満点の納豆。
なんと骨太な体作りに
とっても効果的なんだって! 

天使大学看護栄養学部
荒川義人教授
「最近注目されている“イソフラボン”。
 これは女性ホルモンとして働き
 骨からカルシウムが血液に流れ出るのを防ぎ、
 丈夫な骨を維持します。
 もう1つ、納豆菌が作り出すビタミンK。
 これも注目されています。
 カルシウムを骨に集めてくっつけて、
 丈夫な骨を形成する
 物質をつくるのに役立ちます。

 納豆を食べると“イソフラボン”と
 “ビタミンK”の働きで丈夫な骨が
 維持できると考えられています」

へ~納豆ってすご~い!
因みに荒川先生は納豆好きですか?

荒川先生
バックリ食べちゃいます!」

良質なたんぱく質もしっかり取れちゃう「納豆」
僕も食べよ~っと!

続いては納豆工場の2階へ。
実はこのタルの中には
豆から作られる、ある野菜が…

早速リーダーがフタを開けてみると-

森崎
「うわ~~~衝撃!」

みんなビックリ!
このタルの中にあったのは-

モヤシ! なんです。

タルの中いっぱいに
モヤシが育っているんです。
ちなみに1樽で、
スーパーで販売しているモヤシ、
2000袋分もの量があります。

森崎
「モヤシは豆から芽が出て、
 できているんですよね?」

中田園 
中田晴彦社長
「モヤシは豆の伸びてきたクキの部分です!」

中田さん
「モヤシの豆は“グリーンマッペ”、
 日本語で“緑豆(りょくとう)”です。
 豆の状態から8日目で、
 このぐらい大きくなるんですよ」
お味のほうは-
ユウキ君
「甘い!シャキシャキだ」

豆が“納豆”や“もやし”など、
おいしく姿を変えていることを
勉強したあぐり一行。

実は更に人気の逸品があるそうなんです!

佐々木
実はまだあるんです!ジャジャーン

と佐々木アナが取り出したのは…

森崎
「なんだコレ?」

ユウト君
「甘納豆!」

佐々木
「正解です!」

森崎
「甘さが上品で豆自体がふくよか、
 メッチャおいしい!」

佐々木
「実はおいしいのには理由があるんです。
 この甘納豆は“あるモノ”“あるモノ”
 手を結んでできた一品なんです」

あるモノとあるモノとは??


2011年01月22日(土) |  真冬の上士幌にブンブン族出現!!
もんすけです!
豆の町・上士幌の新たな特産品として
去年の10月にデビューしたこちらの甘納豆。
 
実は商品開発から販売方法までが
ユニークなんです!
上士幌町商工会
三宅秀典さん
「上士幌町には、このように
 たくさんの特産品があります。
 中でも今、大注目の商品がこの甘納豆。
 町の特産品を多くの人に知ってもらうため
 JA上士幌町・地元企業・商工会が手を結び
 一緒に開発・販売してできた商品で
 このような取り組みを
 【農商工連携】と言います。
 この商品のポイントは上士幌産の豆と
 町内のある【特産品】を使ったことです。
 そのおかげで、上士幌らしさを強調した
 甘納豆を作ることができました」 
 
町が一丸となって完成させた商品か~ 
それにしても味のポイントだっていう
【上士幌産の特産品】って気になるな~

と言うコトで
上士幌産の豆とコラボした【特産品】を探しに、
とある場所にやって来ました。

藤尾
「何だ?雪の中に真っ黒いのあるよ!」

森崎
「ビニールハウスが真っ黒だ!」

佐々木
「甘納豆のあま~い秘密
 この中にあるんです」

森崎
「甘さの秘密がある??」

怪しげな黒い網をかぶって

絶対に騒がないことを約束し、

いよいよ、潜入~!

森崎
「静かにね!」

佐々木
「シッ!シッ!静かに!
 我々の目の前にあるのは何ですか?」

十勝養蜂園 斉藤ミチ子店長
「ハチ箱です!」

藤尾
「ハチがいるってことは、甘さの秘密は…」

ユウト君
「(小声で)ハチミツ!

藤尾
「そうだよな!(大きな声になる)」

ユウト君
「シィィィィ-」

あぐりっこに注意される藤尾

静かにフタを開けてみると-

森崎
「うわ~~すごい~」

斉藤さん
「2万匹はいるね!」

藤尾
「こんなにハチ見たの初めて!(興奮)」

ユウト君
静かに!!(一応小声)」

ガッツリ注意される藤尾…


2011年01月22日(土) |  異業種コラボが美味しさを生み出した!
蜂蜜作り50年!
こちらの蜂蜜は十勝地方の
牧草地帯で育つソバなどから採取。
スッキリした甘みが特徴で全国各地に
リピーターを抱えるほどの人気なのです。

佐々木
「こんな感じで“甘納豆”は売られています」

森崎
「上士幌のおいしいモノ同士が合わさって
 こうやって商品になったんですね。
 斉藤さんが考えられた?」

斉藤さん
「息子が考えたんですよ」

この商品の仕掛け人である
息子さんは三重県でお仕事中。
この組み合わせを思いついた理由を、
電話で聞いてみることに-

斉藤直哉さん
「今はミツバチの越冬のために
 1200万匹のハチと三重県にいます!」

森崎
「どういった経緯で商品が誕生したんですか?」

斉藤さん
「おいしい豆と自信を持っているハチミツ。
 これがコラボできればと考えました。
 それに、“甘納豆”ボクの好物なんです!」

町の特産品を生み出すため
地元の異業種の人たちが
アイディアを持ちよって、
商品を開発し、
製造・販売までを行う「農商工連携」。

様々な分野の人たちが持つ、
町への想いを 一つにまとめる
取り組みなのです。

森崎
「お豆の風味が活かされていて
 大好きになりました!」

斉藤さん
「ありがとうございます!」

購入に関して-
■《十勝養蜂園のハチミツ》
十勝養蜂園
住所:上士幌町字上士幌東3線233
TEL:01564-2-2470
通販:ネットショッピングサイト
   「十勝かみしほろん市場」

■《大正金時甘納豆》《福白金時甘納豆》
 《中長うずら甘納豆》各298円
通販:ネットショッピングサイト
   「十勝かみしほろん市場」
店頭:十勝養蜂園、Aコープ上士幌店ルピナで
    購入可能

さあ、お楽しみの時間です。
地元の美味しいお肉と大豆の
コラボレーション
上士幌町女性部直伝のハンバーグを
作っていただきました。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!
 今回は3品目教えてもらいましたよ。

森崎
「上士幌は企業とか農業とか
 いろんなトコロがコラボレーションして
 おいしいモノが出来てるって
 たくさん勉強させてもらいました」

藤尾
「プロデュース力がすごいですよね!」

佐々木
「イイ素材があるから
 それを活かしたい!っていう人の想いですよね」

森崎
「繋がろう!何か一緒にやろうってコトを
 今日は勉強させていただきました」

と突然、藤尾が大胆な行動に!

藤尾
「まっがんばっていこうぜ!」

とリーダーの肩を寄せる…

森崎
「ゴホンッゴホン…
 ものスゴイ、
 ビックリしてしまった今!」

今後の藤尾とリーダーのコラボも見逃せませんね。
(イイ素材ですからね!)

佐々木佑花の週刊あぐりニュース。
今日は冬の寒さを和らげる、
暖かいお知らせです。

十勝の冬のお祭りといえば
「おびひろ氷まつり」。
厳しい寒さを利用したこのイベントで、
毎年ホットミルクを配っているのは
JA十勝地区女性協議会のメンバーです。

この協議会は、
十勝地区の酪農家や野菜・小麦を作る
農家のお母さんたちの集まりです。
広い十勝だけに、おいしいものも様々。
年に1回は十勝全域から
自慢の生産品を持ち寄って
料理を考案しています。
去年は「いも・かぼちゃ団子入りおしるこ」と
「十勝の野菜たっぷりシチュー」を制作。
十勝のおいしいものが詰まっていて、
本当においしそうですね。

今年も十勝のおいしい牛乳をPRするため、
ホットミルクのサービスを行うそうです。
おびひろ氷まつりに行かれる方は、
ぜひ立ち寄ってくださいね。

■第48回おびひろ氷まつり
期間:1月28日(金)~30日(日)
場所:帯広市緑ヶ丘公園
問い合わせ:帯広のまつり推進委員会
TEL:0155-22-8600

さて続いては、
親子料理教室参加者の募集です。

地域の特産品を使った、
農家のお母さんたちのお料理を
親子で一緒に作ってみませんか?

来月札幌で行われる
「北の農業スペシャル2011親子料理教室」では
JAの青年部と女性部の皆さんが先生になって、
地元でしか食べられない
農家の味を教えてくれます。
当日のメニューは、
「道産牛肉の香味焼」「黒豆ちらし」など4品です。

参加ご希望の方は親子2人1組で、
「はがき」か「FAX」または「電子メール」で
ご応募ください。

お料理を通じて、
農家の方とふれあえるチャンスですね。
ぜひお子さんと一緒に参加してみてください。
以上、週間あぐりNEWSでした。

北の農業スペシャル2011 親子料理教室
《開催日時》
2月26日(土)①10:45~②13:30~(約2時間半)
《会場》
ベルエポック製菓調理専門学校
(札幌市東区北26東14)
《参加料》
1人100円(1組200円)
参加は親子二人1組 
(お子様は小学4年から6年生限定)
親子80組限定となっております。

【応募方法】
参加希望者のお名前、性別、年齢(学年)、ご住所、
電話番号、午前の部・午後の部のご希望を
明記の上、はがき・FAX・メールの
いずれかでご応募ください。

《はがきの場合》
〒061-0001
札幌市中央区北1条西8丁目2-8
ピーアールセンター事業部内
『北の農業スペシャル』係り  

《FAXの場合》
FAX:011-261-6428

《メールの場合》
kitanougyou2011@prc.ne.jp まで送付ください。

★応募締切 2月12日(土)消印有効


問合せ:北の農業スペシャル2011親子教室事務局
    TEL011-222-6666(平日9時~17時)             
主催:北海道農協青年部協議会
    JA北海道女性協議会




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