佐々木 「こんにちは あぐり王国です! さあ、みなさん! おいしい牛乳や乳製品が人気の 我らが北海道! その牛さん飼育頭数は全国ナンバー1です」
乳牛・肉牛あわせて130万頭もの 牛が飼育される、北の大地・北海道。 涼しい気候と広大な牧草地など、 北海道の自然環境が牛にはピッタリ!
というコトで、一同が訪れたのは 農業が盛んな帯広市と芽室町。
今回は北海道が生産量日本一を誇る 「牛肉」に注目です。
河野 「では今日は牛肉、勉強してまいりましょう!
んもおおお~~ (牛の鳴きマネ)」
まずは牛肉の流通を調査! 訪れたのは芽室町のAコープめむろ店。 こちらの精肉コーナーは 地元のお肉を中心に販売しています。 売り場をのぞいてみると・・・
■Aコープめむろ店 住所)芽室町東めむろ3条南1丁目1-1-3 電話)0155-62-4307
パッケージを良く見てみると あぐりっこ 「“未来めむろうし”って書いてる」
森崎 「これはどういうお肉なんですか?」
ホクレン 田村裕二さん 「地元・芽室町のブランド牛なんですよ!」
河野 「いっぱい並んでいますが パックになったまま仕入れられてる?」
田村さん 「いや、実は違うんですよ! このすぐ裏が作業場になっていて ソコで作っているですよ!」
森崎 「この裏で切り分けているってコト?」
田村さん 「そうです!」
というコトでスーパーの裏側に潜入すると-
森崎 「切っている!切っている! 大きいかたまり切っているよ」
河野 「それはサーロインステーキですか?」
田村さん 「そうですよ」
森崎 「パックで仕入れてるのかな~と思ったら・・・」
河野 「スゴイ新鮮なモノがすぐ出されるんですね」
田村さん 「全部こうやって裏で作ってるんですよ」
スーパーなどの精肉コーナーに並ぶお肉は、 それぞれの店でカットしてパッケージ。 こうすることで、曜日や時間帯・料理の用途など、 お客さんのニーズに合わせた品ぞろえが 可能になっているのです。
田村さんが秘密のとびらを開いて いろんな部位のブロック肉を持ってきました。
一同 「でっか~~い!!」
河野 「スゲエな~」
田村さん 「コレはモモ肉ですね!お尻のトコロ」
河野 「ウワッ!5.3キロ!」
あぐりっこ、お肉を持ってみると・・・
ナオキ君 「重いっ!スゴイ重い! 肉だとは思えない」
ヒレ肉やリブロースなど色々な部位の ブロック肉を見せてもらった後は-
森崎 「コレを今から成形するんですね。 余分な脂肪とかを キレイに落としてくれるんですね」
河野 「ちょうどイイ量の脂にするってコト?」
田村さん 「そうなんです」
森崎 「コレはお肉を熟知している方じゃないとね!」 こうして成形・カットしてお店に並ぶんですね。
河野 「お肉をこのように仕入れられてるって 言いましたけど、 コレの加工者っていうのが 《北海道畜産公社》ってなっていますね」
田村さん 「ココがこういう状態にしてくれる トコロなんですよ!」
森崎 「かなりの大迫力が予想されますが!」
田村さん 「スゴイですね!」
河野 「では北海道畜産公社に勉強しに行きましょう」
森崎 「さあ着替えました。完全防備です。 みなさん工場で働く方は こういう風にされるんですね」
工場長 平塚則昭さん 「そうですね!」 吸引器やエアシャワーで異物を除去。 手洗い、アルコール殺菌などを行い、 外部からの異物をシャットアウト! これらは 安全安心を実現するための 徹底した衛生管理のひとつなのです。
工場に入ったその瞬間-
一斉に「すご~い」
あぐり一行、ビックリの工場とは・・・
森崎 「予想以上の巨大さだな!」
あぐりっこ 「でっか~い!」
森崎 「こうなっているのか~!」
佐々木 「さっき私達が見たブロック肉の 何倍もありますよね」
河野 「上がレールになっていて、 入り口から繋がっている!」
森崎 「この状態のまま外に行けるんですね! 流通のコトを考えて保管されている というコトですね!」
森崎 「みんな大丈夫かな?」
あぐりっこ 「大丈夫です!」
さくらちゃん 「大きいとは知っていたけど ココまで大きいとは想像していなかった!」
森崎 「すべての肉にスタンプが押されてますよ」
平塚工場長 「コレはこの枝肉の格付なんですよ」
肉の流通において重要な“格付け基準“ これは肉の色や脂肪の入り具合いによって 価格が異なるため、 流通業者や消費者がお肉を選ぶ 目安となるためのランク分け。 ABCで分類される「歩留(ぶどまり)等級」と、 1~5で分類される「肉質等級」の 二つの基準値の組み合わせで表します。
河野 「ABC・・・って言うのが見たときに お肉の中から“食べられる部分”が どれだけあるか!
123・・・の数字の方は肉自体の質!
コレは15くらいにランク分けされるんですか?」
平塚工場長 「まだまだ細かいんですよ!」
森崎 「誰がランクを判断するんですか?」
平塚工場長 「《日本食肉格付協会》の方がいまして、 その人方が専門に格付をいたします」
河野 「全てにやるんですか?」
平塚工場長 「全てです!」
森崎 「全頭?」
平塚工場長 「全頭です!」
【病気ではない】と合格した、 すべての牛に検査印が押されます。 この検印があれば全て合格しているいんですよ」
そのほか安全安心への取り組みのひとつが、 トレーサビリティ。 これは牛を個別の番号で管理し、 生まれてから肉として販売されるまでの各段階で、 育成の過程や加工された日付けなど 様々な履歴情報を追跡できるシステムなのです。
お次はお肉の切り分けを見学です。
森崎 「うわ~いっぱいいらっしゃる!」
森崎 「スゴイ速さで懸命にカットされて いってますね!」
あぐりっこ 「あんなに大きかったのに!」
平塚工場長 「コレは奥から枝肉が入ってきて、 コンピューター制御によって 負荷をかけながら丸ノコやナイフで 外しています」
河野 「これはなかなか見られないです!」
森崎 「スゴイ!」
森崎 「これがまたコンベアにのって 流れていきますよ」
平塚工場長 「次はUV(紫外線)装置で 表面の最近を紫外線で落とす!殺菌です。
そしてそのまま74度のお湯をくぐります」
森崎 「お肉が茹で上がらないギリギリの温度!」
平塚工場長 「すぐに0度の冷水に入ります」
森崎 「うわっ冷たい! ギュっと身がしまります!」
最後に重量を測ります。 こうして梱包が終了しました!
お次は加工したモノを保管する冷蔵庫に やって来ました。
森崎 「涼しくなってきたよ」
河野 「うわーお肉がイッパイある!」
出荷まじかの製品は室温0℃で管理。 そしてさらに奥には特別な場所が・・・
特別な場所の扉が開くと-
一斉に 「ひゃー寒い!寒い!」
あぐりっこ 「きゃーきゃー」
河野 「何℃?」
平塚工場長 「-40℃!!」
森崎 「ムリムリ~出ろ~!!」
なんとマイナス40℃!! 高品質を保ち、長期間保管するための 急速冷凍庫もあるのです。
あぐりっこ 「汗が凍った!!」 「手袋凍った!」
さあ、お次はお楽しみのお時間、 「未来めむろうし」をいただきます!
厳選した良質なお肉を提供する 人気の焼肉店「かぐら」にたっぷりと 「未来めむろうし」を堪能しました。
■焼肉KAGURA 住所)芽室町東2条1丁目1-7 電話)0155-62-8929
さくらちゃん 「柔らかい!」
カエデちゃん 「120点!」
トキオ君 「おいしい!」
もんすけです! キングオブ焼肉、牛肉~! ところで一体どんな栄養があるのかな?
天使大学 看護栄養学部 荒川 義人教授 「牛肉はタンパク質が豊富で、 栄養的に優れています。 牛肉の赤味は 《ミオグロビン》というものです。 これは鉄を持っていて、 鉄欠乏性貧血の方にはもってこいです。 また最近の研究では 《アナンダマイド》という物質が 含まれると言われ、 これは食べることによって 《幸福感》を感じると言われてます。 タンパク質や鉄以外にも 様々な栄養が含まれていると 最近の研究でわかってますね」
おいしいだけじゃなく栄養もバッチリ! ちなみに牛肉は水分が少ないので、 保存に適しているんだって!
森崎 「野菜も果物も今日学んだお肉も 全部生きているモノなんだ。 我々はその命をいただいて成長している。 そして今日勉強した牛。 お肉にするためにたくさんの人たちが 一生懸命働いていたよね。
ちゃんと感謝を込めて、 いただきます・ごちそうさまって 言えるようになれたらイイですね」
ナオキ君 「捨てたり残したりしては いけないなと思いました」
かえでちゃん 「牛さんにも感謝して残さないで 食べていきたいなって思いました」
森崎 「そうだね!そしてこれからも おいしく、いただこうね!」
河野真也の週刊あぐりニュース。
北海道ナンバーワン!の出荷量を誇る、 道南知内町のあの野菜が 一年で一番美味しい時期を 迎えているという話題です。
「北の華」というネーミングで 出荷されている人気の野菜とはニラ! 以前あぐり王国でも取材した 知内産の人気ブランドなんです。 あぐりっこ隊も、 香り高いおいしさにビックリしました。 ニラは1つの株から1年で4回ほど 収穫ができるのですが、 冬から春にかけて、 株から最初に収穫される「一番ニラ」は 中でも特においしいと言われているんです。
この特産のニラをもっと食べてもらおうと、 JA新はこだて知内支店女性部の皆さんは、 家庭料理の発表会である 「農村生活工夫展」を実施して、 ニラ料理のレシピを公開しています。 そして地元の高校生などを対象に 調理実習を行い 「ニラとヤーコンのピーナッツ和え」や 「にらの肉巻きフライ」などの料理を 一緒につくっているそうです。
「ニラ」というと今までは、 料理の脇役のイメージでしたが、 「主役」になれる逸材と言えそうです。
私もいつかは主役に・・・ ではまた来週!