藤尾 「うお~痛い!おいおい」
森崎「ははははは…」
藤尾 「痛い 痛い 痛いって! 今日(雪が)固いんだって!」
佐々木 「ということであぐりっこと藤尾さんが 仲良く遊んでいますね!」
森崎 「楽しいねえ~ まだまだ雪深くて楽しく遊んでますね。 おいでおいで~」
走ってくるあぐりっこ。 雪山にうもれて「うわ~~」
今回のあぐりっこは小学6年生の二人が参加! お家は洋菓子店!料理が大好きな 佐藤光向(ヒナタ)ちゃんと、 農作業は何でもチャレンジしたいという、 好奇心旺盛な小倉真斗(マナト)君です!
佐々木 「岩見沢市中心部から車でだいたい30分ほど… 毛陽(もうよう)地区に来ました」
森崎 「自然豊かな雪もたんまりある… まさに雪合戦に持ってこいの場所」
佐々木 「この場所で何を学ぶかというと…ジャン」
ヒナタ「リンゴ!」
藤尾「えっ??」
佐々木 「みなさんリンゴの収穫時期はいつ頃?」
マナト・ヒナタ「…春???」
森崎「違うなあ!」
みんな大爆笑。
ヒナタ「秋!」
佐々木「そうそう!」
森崎 「もうないでしょうリンゴ。 冬も終わりだし…」
佐々木 「まだまだ雪深いこの地区で 果樹農家さんは冬の作業が とっても大事なんだそうです! その作業に今日は迫ります!」
佐々木 「寒いですが頑張れますか?」
マナト「はい!」
森崎「行こう~!」
って、また雪合合戦ですか(笑)
さあ冬の農作業はどんなことをやっているのか 学びに行きましょう。
さて果樹生産者に会いにいきましたよ。
森崎 「雪山の向こうに見えましたよ~ こんにちは~」
藤尾 「どうやってそっちに行ったらいいんですか?」
生産者さん 「(雪山を)上がってくればいいしょ」
みんなで雪山を登ってご挨拶…
森崎 「すごい。これ全部リンゴの木??」
東井さん「全部リンゴの木だよ」
佐々木「何本くらいあると思う?」
マナト「150本」
ヒナタ「120本」
東井さん「2000本くらい!」
森崎・藤尾・佐々木・あぐりっこ 「えええええ~~!」
佐々木 「今は何の作業をやってたんですか?」
東井さん 「春になって芽や葉が出てきたときに 日陰にならないように 余計な枝を落とす作業をしてました。 その作業を剪定(せんてい)といいます」
剪定(せんてい)作業は 枝や葉っぱに十分な日光を当てることで、 リンゴの品質を高めたり、 収穫量アップに繋がったりするなど、 2月上旬から行われる重要な仕事なんです。
さらに雪深いこのエリアではほかにも…
東井さん 「雪に埋まった枝を掘り出す作業もします。 でも今年は雪が少ない方でね」
森崎 「これで少ないの?」
東井さん 「2012年(豪雪被害があった時)は このくらいまで雪が積もりました」
そう指さしたのは東井さんの身長より 頭ひとつ飛び出した位置。 (すごい積雪量だったんですね…)
森崎「うええええ~」
東井さん 「だいぶ木を傷められて… 新たに植え替えたのもあります」
森崎「いやいや大変だなあ」
東井さん 「雪は大嫌いです」
森崎 「あれでた… 本当に雪とお付き合いしている人の 本音です…」
寒い冬に枝を切る剪定作業。 どのように行われるのか 見せていただきました。
2本の枝があります。 上の太い枝。下の細い若い枝。
下の枝にとって上の枝があることで 日陰が発生してしまいます。
さてどちらを剪定するのか?
東井さん 「上の枝はまだまだ大きくなります。 (下の枝にとって)日陰になってしまうので 下の枝はいまのうちに切ってしまいます」
森崎 「もったいない~!! けど大胆だったねえ~」
ほかもパチンパチンと枝切ばさみで 切っていきます。
東井さん 「この木はまだまだ成長するんで…」
森崎「なんでわかるの?」
東井さん「節をみたらわかる」
藤尾 「伸びる分を考えて切りおとすんだ」
東井さん 「これは上に実がなると 枝にこすれてキズついちゃう… あまり上にやらない…」
森崎「下にね…」
東井さん 「やってみます? 一回切った枝はもう くっつかないからね」
森崎 「ちょっとやめてくださいよ~ すごいプレッシャーじゃないですか!」
ということで難しい剪定作業をリーダーが挑戦! しかし…
森崎 「これどうですかねえ~ この枝はアスパラみたいだから いらないか!」
すると東井さん 「それ…それは…(困った雰囲気)」
森崎 「これはとっておくかな!」
東井さん 「この枝は花が咲いて実がなるんだよね…」
藤尾「自分でちゃんと決めてください!」
佐々木「全然頼りない」
森崎 「そうそう分かるんです。 このへんはどうですか?」
東井さん 「そうです!ピンポン」
森崎 「そうですピンポン。 どっち??」
藤尾「聞いちゃダメでしょ!」
リーダー周囲の雑音を一切聞き入れず 分かったフリを通します。
森崎 「これだよね。ね♪親方」
東井さん「はい!」
パチン
森崎「よし!いいべ!」
東井さん 「あの!!! ちょっと貸して! 切り口はねえ~きれいにしとかなきゃ こっから腐れが入って 病気になりやすくなってしまう」
森崎 「このようにね… いろいろとコツが分かっているようですけど 実は1個も分かっておりません」
やはり難しく奥が深い剪定作業。 ここでもう一つ、 あぐりっこでも簡単にできるという 雪に埋まった枝を掘り出す作業を 体験させてもらいました。
さてリンゴの木をよくみてみると 雪の中に枝が埋まっています。
森崎 「枝が雪の下にあると 雪がとけて行くのと同時に (雪に)引っ張られてしまう。
ほらここに… 裂けちゃった…」
藤尾「かわいそう」
森崎 「こうならないように救出してあげよう」
ということであぐりっこが枝周りを 除雪していきます。
藤尾「すごい埋まっているね」
最後は折れないように手でゆっくり 雪の中から取り出します。
さて佐々木アナウンサーも大奮闘。
森崎 「岩手っ子・大胆です。 やっぱり雪深い所の出身だよ、あんた!」
佐々木「んだよおお」
雪をかいて枝を救出するヒナタちゃん。
佐々木「やったああ~イエーイ」
ヒナタ「結構深くて大変でした」
森崎 「こういう大変な思いを冬のお仕事として 農家さんはしているんですね」
続いて、もう一つ重要な 冬の仕事を見学させていただくことに…
森崎 「なんか来たぞ!」
藤尾「下がキャタピラになってる!」
すると黒いものを振りまきながら 畑を走り出しました。
東井さん 「雪があると春の肥料をまいたり 草を刈ったり…そういう作業が遅れるんで 早く土を出してやりたい」
森崎 「雪解けを待って…なんて悠著なことを 言ってられないんですね」
東井さん 「(融雪剤をまくと) 10日以上早くとけるから」
森崎「その10日はでかい?」
東井さん 「大きいです! 春の10日間はものすごく貴重!」 森崎 「なるほど~でも驚きですね。 果樹農家の方々は こんなに冬の作業が多いなんて…」
さて場所は変って…
森崎 「うわーあったね♪ 今日は会えないんだとおもってた」
マナト「うまそう」
東井さん 「これは貯蔵しておいた“ふじ”です。 (昨年の)11月8日頃に収穫しました」
藤尾「美味しそう」
収穫時期ではありませんが、 貯蔵していたリンゴを今回特別に、 食べさせていただきました! いったい、どんな美味しさなのか?
ヒナタ「うーん!おいしい」
マナト「うまい!」
森崎「どんな味?」
マナト「リンゴの味」
ヒナタ 「いつも食べてるリンゴの味より みずみずしい感じがします」
東井さん 「嬉しいです!最高ですね」
さて大人チームも食べますが…
藤尾「おいしい!」
森崎「甘い!」
佐々木・藤尾「みずみずしい!」
東井さん 「“ふじ”は貯蔵しておいた方がおいしくなる」
森崎「あま味がすごくのっていますね」
佐々木 「リンゴジュースかと思うくらい 水分量が豊富!!」
アズマイ果樹園の直売所では、 リンゴ果汁100%の完熟りんごのジュースや りんごのドライフルーツ、 そしてブルーベリージャムなど、 美味しい果物を原料とした 加工品の販売も行っています。
森崎 「雪の作業もみたじゃない。 こう1年かかって出来てるって わかったよね。去年準備をしたから 食べられるリンゴなんだよね」
マナト 「作ってくれた色んな人の顔を 思い浮かべて食べました」 森崎 「そうか…作った人の顔ね… 思い浮かべなくても 目の前にいるけどね!」 ■東井果樹園 住所:岩見沢市毛陽町482 電話:0126-47-3375
マナト・ヒナタ 「リンゴのスイーツを作ろう!」
ということで岩見沢市内にある 人気スイーツショップ「はぁーも」の 田村端絵さんにお店の看板商品リンゴを使った お手軽スイーツを教えていただきます!
■haa-mo はぁーも 住所:岩見沢市志文本町2条6-1-2 電話:0126-25-1622 定休日:火・水曜 営業時間:10時~17時
さてその人気商品とは…
ヒナタ 「うわ~カワイイ!アップルパイだ」
田村さん 「そうです!アップルパイです」
森崎 「さすが!ヒナタ。家が洋菓子店♪」
藤尾「そうなの?」
《ヒナタちゃん家のケーキ屋さん情報》 ■佐藤洋菓子店 住所:札幌市南区澄川4-6-4-3 電話:011-832-0306 営業時間:9時~18時半 定休日:木曜日
田村さん 「リンゴをそのままパイで包んでいます」
藤尾「たっぷりいい」
ヒナタ「おいしそう~」
さっそくアップルパイ作りに挑戦! 使う材料はご覧のとおりです。
まずはリンゴの皮むきから。
藤尾 「マナト人生初の皮むき体験から…」
※実はあぐりっこ2人とも初めての皮むき! 本人以上に出演者もスタッフもドキドキでした。 でも上手にむけましたよ。
皮をむいたリンゴは8等分にカットした後、 芯の部分を取り除きます。 そして鍋で砂糖と一緒に20分程度加熱すると、 リンゴのコンポートが完成。
続いては、生地を伸ばす工程-
藤尾 「黒縁メガネが誠実さを醸し出してる。 職人さんみたい」
生地を適度な薄さになるまで 綺麗に伸ばしたら、 リンゴの土台となるスポンジ生地をのせます。 そして冷ましたリンゴのコンポートをのせて、 スポンジの周りに卵黄を塗るのですが ココからが人気店直伝のこだわり!
田村さん「生地をかぶせます!」
森崎 「うわ~こんなんして作るの!!」
田村さん 「そして型で抜きます」
リンゴを生地で優しく包み込むことで、 フワッとした食感に仕上がるんだとか… 生地を閉じるときは、 フォークの先でも大丈夫ですよ。 あとは卵黄を表面に塗って オーブンで30分焼いたら出来上がりです!!
そしてさらに、スイーツをもう一品! 「リンゴのマフィン」にも挑戦します。 こちらは詳しい作り方はレシピコーナーを ご覧くださいませ…
さてアップルパイとリンゴマフィンが 完成しましたよ♪
森崎「これホカホカだよ」
佐々木 「東井さんのところでとれた リンゴをつかったリンゴジュースです」
■果汁100% 完熟りんごジュース 200円(税込)
ではみんなでいただきまーす。
マナト「んふふ!うまいっ!」
ヒナタ 「リンゴがすごく甘くておいしいです」
森崎「これはハッピーだな」
佐々木「おいしい!」
藤尾 「リンゴの甘さだけって感じが すごくしますね」
森崎 「リンゴ半玉をパイで包んでいるんだから。 すごいボリュームだよね」
ではマフィンです…
マナト「んはーおいしいです」
藤尾 「うまい。ものすごくしっとりしてる」 佐々木 「一生懸命みんなで作ったらからこそ 温かみのある味ですね」
実はヒナタちゃん…
森崎 「リンゴをまるかじりしたのが…?」
ヒナタ「初めて!」
森崎「今までやったことが…」
ヒナタ「なかったです」
森崎 「あのリンゴを丸かじりして どんな想いした?」
ヒナタ 「いつものリンゴと違う感じで… すごい! 新しい食べ方を教わったなあ!」
森崎 「逆にね…新しい食べ方ね」
もんすけがお伝えする「週刊あぐりニュース」。 今日は「よくねたいも」販売開始のお知らせだよ!
ホクレンのオリジナルブランド 商品「よくねたいも」が、 3月9日から道内の主要スーパーで 販売されているよ! 「よくねたいも」は秋に収穫されたジャガイモを 特別な方法で長期間貯蔵して、 時間がたつにつれて甘みや旨みが増す、 ジャガイモの特性を引き出しているんだって!
今は「男爵」「メークイン」「キタアカリ」の 3種類が販売されているけれど、 5月頃には「ひかる」「きたかむい」という 品種も発売されるみたい! 冬の間よく寝て、 一層おいしくなったジャガイモは、 品種によって違った風味や食感が楽しめるから、 全部食べてみたいよね。
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。
《主な販売場所》 コープさっぽろ、Aコープ、ホクレンショップ、 東光ストア、イオン北海道、 マックスバリュ北海道など