最近巷で聞きなれない‘ある言葉’を よく耳にしませんか?その正体はこちら! 黒光りの正方形… 外見だけでは中をうかがい知ることは できません。
しかしその中を開いて見てみると ゴロゴロした具材が 目に飛び込んできて、 そのインパクトにびっくり。 まるでサンドイッチのような、 しかし、おにぎりのような…
これが今話題の“おにぎらず”だ!
あぐりっこのお母さん 「握らない?ごはん??」
今回のあぐり王国は、 あぐり王国らしいこだわりをちりばめて作る 今話題の新感覚メニュー‘おにぎらず’で 北海道の恵みをいただこう!
佐々木 「今回は二組の親子に来てもらいました」
森崎「お子さんは双子ですか?」
そっくり~(笑)
今回のあぐりっこは 特技はヒップホップダンス! 普段食べているお米はゆめぴりかの 加納万愛(マナ)ちゃんと お母さんの美香さん。 そして北海道に住んで2年。 北海道米のおいしさに感動しているという 清家綾乃(あやの)ちゃんと お母さんの牧子さんです。
佐々木 「今回はあぐりらしい“おにぎらず”を 青山さんに教えていただきます」
飲食店向けメニューの開発や料理教室を 主宰する青山則靖さん。 常識を覆す様々なテクニックを繰り出します。
佐々木 「おにぎらずで重要なのがお米! 北海道米3種類ご用意いたしました」
森崎 「ななつぼしとゆめぴりかは特Aランクで 日本のお米の中でも最高ランクです」
そんな北海道で収穫するお米、 なかでもゆめぴりかとななつぼしは お米の"おいしさ"の目安となる 日本穀物検定協会の 「米の食味ランキング」で 2010年度産以来5年連続で特Aに輝くほど 全国的に評価されているんです!
さらに…
河野 「しかもふっくりんこも特Aに!」
森崎「ふっくりんこ取ったね!すごいぞ」
河野 「2014年度!初めて特A!」
森崎 「3種類ともいまや北海道が誇る 全国的に有名になったお米ですね」
ではそれぞれのお米の特徴をみてみましょう。
■ゆめぴりかの特徴 ・強い粘り・甘み・やわらかさ ・つややかな炊き上がり ・北海道米の最高峰といえる
青山さん 「強い粘りと甘みがあるので ご飯が主役になります。 なのでご飯をしっかりと味わう。 そのためにご飯のお供になる 漬け物や梅干しなどと一緒に食べると おいしいですね」
■ふっくりんこの特徴 ・ふっくらした見た目でツヤがある ・やや甘みが強い ・道南生まれ
青山さん 「しょうが焼きなどを乗せて食べる カレーをかける…など ご飯と美味しいモノを合わせる!」
■ななつぼしの特徴 ・粒形が崩れにくくツヤも良い ・ほどよい甘み ・冷めても美味しさが長持ちする
青山さん 「お米自体を料理するのが美味しいので チャーハンを作るとパラパラに なり易かったり、炊き込んだピラフ、 お寿司のシャリにもむいています。 冷めても美味しいのでお弁当に入れても おいしいです」
さて今回の“おにぎらず”には どんなお米を使用するのでしょうか?
青山さん 「ゆめぴりかとふっくりっこを 1:1でブレンドします!」
森崎「ブレンド~?」
河野 「一般家庭ではしないですよね」
青山さん 「お米の特性が分かると カレーだったらふっくりんこ、 炒めるからななつぼしを多めに…など 3種類買っておけば その日の気分に合わせてお米も変えられる」
森崎「いや~上級者!」
河野 「今日おかずどうしようかな? だけじゃなくてお米のブレンド どうしようかな? そんな表現もできるんですね」
‘おにぎらず’におススメの北海道米は ふっくりんことゆめぴりか。 もちろん、このコンビには理由があるんです!
青山さん 「良い特性が2つにはあります。 ゆめぴりかは柔らかくて粘りがある。 ただそのままだとちょっとやわらかすぎ。 ふっくりんこのしっかりさが入ると それが混ざると 冷めても美味しいご飯になる」
まずは「計量」です。
青山さん 「計量は大切です。 (カップにお米を入れて) ギュッと押して、すり切って!」
今回は3合炊くので ゆめぴりかとふっくりんこを それぞれ一合半づつ量ったら次の行程へ―
ちなみに一合は180cc。 料理用の計量カップで量る時は間違って 200cc測らないように気をつけてください。
続いては「洗う!!」 ここでも重要なポイントが…
濁った水から素早く米をあげる事ができ、 さらに米が水と一緒に流れるのを防ぐのに とっても重要なアイテムが「ザル」 このザルを使うと…
ボールを下において その中にザル・お米を入れて 水を入れ、やさしく混ぜます。 そして水が溜まったらすぐに捨てます。
森崎「この排水は早い!」
これを2回します。
はじめの1・2回は水を素早く捨て、 その後2回ほどザルに軽く こすりつけるように洗えば完了です。 ちなみに水の温度は…
青山さん 「ちょっとぬるま湯程度で!」
じゃ~ん、もんすけです! みんなごはん食べてる!? ごはんにはとってもいい事が たくさんなんだよ!
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授 「我々人間が生きていくために 体温を維持したり活動するために エネルギーが必要です。 そのエネルギーは何からどれくらいの比率で とるかというのが決まっていて その理想系に近いほうが良い食生活になる。 そこで大事なのが炭水化物。 デンプンからだいたいエネルギーの 6割ぐらいを取りたいんです。 となると主食をしっかり取らないと エネルギーを取れないんです。 したがってご飯を中心としてデンプンを しっかり取り入れて その他におかずもしっかり取る。 そうした基本的な食生活をすることが 健康維持をするのに重要なんですね」 なるほど! せっかく食べるんだったら 美味しく食べたいよね。 青山流の美味しいご飯の炊き方! 気になるな~
続いては「浸水(しんすい)」。
青山さん 「うるかす!ですね。 最低でも20分、最高で1日でも大丈夫」 さて20分浸水させたお米は?
あぐりっこ「すごい真っ白だ」
これでいよいよ「炊く」です!
青山さん 「水加減と火加減が大事になります」
ご飯を炊く時の水の目安は 米1合に対し水200cc。 今回は3合炊くので600cc必要です。 お水は正しく量りましょう!
青山さん 「フタは開けた状態で火をつけましょう」
森崎「フタした方が早いんじゃない?」
青山さん 「沸騰までの時間はフタの有無は変らない。 火加減はホーロー鍋や土鍋などは 温度が上がるまでに時間がかかるので 最初から強火でいいです」
青山さん 「最初パッパ(強火)で 中(途中)チョロチョロ(弱火)で いいですよ」
河野「逆だ~!」
今までの常識を覆す青山流のご飯の炊き方。 フタはせずに沸騰するまでは 強火をキープなのですが、 この後、フタをしない驚きのメリットが 発覚します。
青山さん 「何合炊こうがフタをして10分です!」
森崎 「沸騰してから10分って分かるためにも フタをしないほうがいいんだ!」
さて10分経ちました。
青山さん 「まず火を止めます。 ここから赤子泣いてもフタとるなっ! さらにここから10分蒸らします」 森崎「えええ~」
青山さん「美味しくなるためなんですよ」
この「蒸らし10分」が大事な時間! なのですが、 この時間がどれほど重要なのかを 体感するために、 蒸らす前のご飯を試食してみる事に…
アヤノ「おかゆみたい…」 さて食べてみると「フニャフニャ」
青山さん 「外側が柔らかくて中に芯がありますね。 ここからが10分の蒸らしで ふわっとふっくりにする最後の行程!」
蒸らす10分の間に表面にある水分が お米の芯まで浸透し ふっくらやわらか… 冷めても美味しいごはんになるんです!
青山さん 「無駄な水分が全部お米の中に入った! 蒸らし終わったらご飯をかき混ぜて 無駄な水分を飛ばすと ふっくらとなりますよ」
アヤノ 「お米ってこんなにいい香りだったけ~!」
さて炊き立てのご飯を食べてみましょう。
アヤノ 「今まで食べていたご飯と全然違う!」
美香さん 「粘りも出てきて 口の中でいい感じにとろけますね」
牧子さん 「粒が1つずつ際立っていて美味しい!」
では極上のご飯を使って おにぎらずを作っていきましょう。
美味しい北海道米で作る‘おにぎらす’には 北海道産の野菜にこだわったトッピングが最適! ということで青山さんがおススメする トッピングを教えて頂きます。
森崎・河野 「ええええ~~」
青山さん 「意外な組み合わせですけど うま味があって美味しいんです!」
越冬したジャガイモを使ったカレーや、 北海道産の長いもとホウレンソウの 卵焼きなども用意して頂きました!
詳しい作り方はレシピコーナーを ご覧くださいね!
ポイントはご飯の乗せ方! 後から包みやすくなるように のりに対してこのようにご飯を置きます。
詳しい作り方はレシピコーナーへ♪
それでは おにぎらずを持って外へ!
河野「ピクニック~♪」
森崎 「外でご飯が食べらるようになったねえ」
森崎 「さあみんな座ろうぜ~!」
ではお楽しみのお弁当をオープン♪
うわ~~!
河野「これは面白い」
森崎 「キレイ!おにぎりだけとは 感動が違うねえ~」
佐々木「華やか!」
森崎 「おにぎらずって盛り上がるね」
美香さん「教えてね!」
河野「一緒に習ったでしょ!」