みんなで「開けゴマ!!」
森崎 「うわっ中なんですか?」
あぐりっこ「玉ネギ!」
森崎「すごい量だなあ~」
佐々木 「こんなにたくさんの玉ネギ、見た事ある?」
あぐりっこ「な~い」
森崎 「箱にギッシリ玉ネギが埋まっていて… いったい何個あるんだろうね」
あぐりっこ 「100個ぐらい?」 「100個?」「300個ぐらい?」
森崎 「すごい量ですね。圧巻です」
小澤さん 「この倉庫には1500基のコンテナがあります」
佐々木 「みんなが言っていた以上の数だよ」
小澤さん 「1つのコンテナに1300キロ位入っているので かける1500基で約2000トン弱ですね」
リョウスケ 「1つのコンテナに何個くらい入ってるの?」
小澤さん 「約6000個ぐらい!」
リョウスケ「えっ…(絶句)」
森崎 「いつまでかかって食べるんですか?」
小澤さん 「4月下旬ぐらいまでに 全国に出荷してます」
森崎 「あとひと月ぐらいじゃないですか。 食べ尽くせますか?」
小澤さん 「全国のみなさんに食べていただいています」
森崎「すげえ~なくなるんだ!」
エマ 「2000トンもなくなるってスゴイ!」
佐々木 「23万トンをわかりやすく言うと 玉ネギ1玉1玉つなげていくとする。 すると…なんと… 地球2周しちゃうのっ!」
あぐりっこ「えええええ~~っ!」
森崎 「これはいつの玉ネギですか?」
小澤さん 「去年作られた玉ネギで 収穫したのは9~10月です」
森崎 「ものすごい量がとれるんだけど 一気に食べられないよね。 だからこうやってちゃんと 保管しておくことが必要なんだね」
このように貯蔵された玉ネギは 全国へ出荷されているのですが、 その前にとっても大事な作業があるんです。 それは…
小澤さん「ここからは箱詰めをします!」
日本一の玉ねぎ産地JAきたみらいエリアで 玉ネギについて学んでいるあぐりっこ。
続いては選果場にやってきました。
貯蔵庫からコンテナごとに運ばれてきた玉ネギは、 傷がついているものがないか? 腐ってしまっているものはないかなどを チェックしていきます。 およそ70名のスタッフが 玉ネギ一つ一つに目を光らせているんです。
エマ 「約1万箱も玉ネギを箱詰めするのが すごいなあと思いました」
森崎「エマなら何箱できるかな?」
エマ「途中で飽きてやめそう…」
リョウスケ「1箱も出来ないと思う…」
佐々木 「みんなが見てきた選果された玉ネギは 日本全国に流通されているんです。 このエリアでとれた玉ネギは 3つの方法で全国に運ばれていきます」
小澤さん 「まずはトレーラーです。 みんなが住んでいる札幌には 1週間で100トンくらい 毎週出荷しています」
森崎「それだけ消費している!」
小澤さん 「あとは貨物列車。 鹿児島まで列車で行ってますよ」
森崎「すごい!鹿児島まで何日?」
小澤さん「1週間ぐらいです」
実は2年前にあぐり王国でも取材していました。 このコンテナのなかには、 20キロの玉ネギが入った段ボール箱が 5万箱も入っていて、 8月中旬から4月下旬までは ほぼ毎日、200台以上ものコンテナを 輸送しているんだとか… ちなみにこの列車は「玉ネギ列車」と 言われているんです。
小澤さん 「日本全国に出荷していると言っても 過言ではないですよね」
小澤さん 「あとフェリーも利用してます」
森崎 「釧路から日立港。 我々も以前取材したことのある! ほくれん丸!」
小澤さん 「そう!ほくれん丸です。 生乳と一緒に乗ってくるんです」
森崎 「へえ~あちこち行ってるね。 リョウスケだったら何処に行きたい?」
リョウスケ「千葉県!」
森崎「何で千葉に行きたいの?」
リョウスケ 「ディズニーランド!」
みんな大笑いでした…
森崎 「改めて、このきたみらいエリアの玉ネギを 全国のみんなが待っているんだなって。 どんな想いで出荷されていますか?」
小澤さん 「8月から4月まで長期間に渡って 安定的に出荷しなければならないんで 本当に国内のみなさんに美味しく 食べてもらって喜んでもらえるような 産地作りに少しでも貢献していきたいと 思います」
まずここであぐりっこからの質問タイム!
アヤノ 「どうして玉ネギを育てようと思ったんですか?」
小野さん 「三代目というのもあるかな。 それと玉ネギを作っていると どうも玉ネギとボクの 相性が良いんですね」
森崎「つまりどういう事?」
小野さん 「インパクトがある! 辛くて炒めると甘くなる…という特徴が ボクの性格と似ているんです」
森崎 「確かに小野さんにもインパクトあります」
さてお次はエマちゃん。
エマ 「美味しく作る秘けつは何ですか?」
小野さん 「難しいなあ~情熱と愛情!」
森崎 「奥さんと玉ネギ どっちが好きですか?」
小野さん 「あああ~ 答えないほうがいいん じゃないですかね…」
森崎「そんな悩むことですかあ~笑」
それでは小野さんが作る玉ネギが どれほどおいしいのか、 生産者直伝レシピで美味しさを学ぼう。 メニューは玉ネギの胡麻揚げです。
※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい。
みんな「串刺し完了!」
あとはゴマをまぶして揚げるだけ!
さてここで小野さんが玉ネギ鍋も ご用意してくださいました!
小野さん 「中に玉ネギがいっぱい入っています。 玉ネギは熱を加えるとあま味が出る特徴が ありますので鍋に使ってみたんですよ」
※作り方はレシピコーナーへ!
ではいただきま~す!
森崎 「この歯ごたえ聞こえる? すごいシャキシャキだ」
アヤノ「シャキシャキしておいしい!」
カケル 「玉ネギの甘さとしょう油あんかけの甘さが 合わさって、ものすごい美味しい」
エマ 「お鍋の玉ネギとはまた違う シャキシャキ感があって美味しいです」
森崎「すごい!ゴマいいね」
佐々木「玉ネギがゴマに負けないですね」
森崎 「…って何個食べるの?」
あぐりっこ、食欲が止まりません…
由美子さん 「自分たちで作ったから 余計においしんだよね」
さて食べ終わったところで…
森崎 「いま食べた玉ネギは去年収穫した玉ネギです。 今年の玉ネギはどういう状態なんでしょうか?」 小野さん 「ハウスの中でスクスク育ってきています」
ということで、 この時期の玉ねぎがどのような状態なのか ハウスに向かってみると…
あぐりっこ 「うわ~全部、緑!」 「雑草?長ネギ?」
小野さん 「2月17日に種をまいて約1か月過ぎた状態」
森崎 「今の状態は何と言うんですか?」
エマ「雪の重さで苗が潰れちゃうから?」
森崎「潰れちゃう以前に…」
カケル「生えない!」
森崎「生えない以前に…」
アヤノ「寒いから育たない」
森崎「その前に雪があると…」
あぐりっこ 「植えられない!土がない」
佐々木 「育苗の段階で気を付けていること 大切なことは何ですか?」
小野さん「水管理と温度ですね」
その日の気温などを参考に 水を与える回数や時間を決めています。 丈夫な苗を育てるためには慎重な見極めが 必要なのです。
佐々木「温度管理はどうされる?」
小野さん 「それは人です! ハウスに入って暑いと感じたら それは温度が高すぎになっている」
理想の室温は25℃以下。 この日はハウス内の気温は下げたいけれど、 下げるために入れる風が苗を枯らす恐れが あるという状況でした。 これが自然を相手に農業をする難しさなのです。
ここで玉ネギ作りのスケジュールを確認しよう。
佐々木 「玉ネギ栽培は2月から始まっています」
小野さん 「この苗を畑に移します。 そのことを定植と言います。 できれば4月中旬から下旬から畑に 定植していきたいな~」
定植後は草取りや水やりなど行い、 玉ねぎを育てます。 そして根切りといった 玉ねぎ特有の作業をした後、 8月上旬からは収穫がスタートします。 これが玉ねぎの栽培スケジュールなんです。
森崎 「何か今できる事ありますか?」
小野さん 「今はねえ~ 畑の雪を融かす粉をまくぐらいかなあ」
カケル「やりたい…」
小野さん「顔真っ黒になるぞ」
カケル 「ぜひよろしくお願いします!」
小野さん「よし、わかった!」
ではみんなでまだ雪が残る畑へ!
小野さん 「これが融雪剤です。 石灰分とススなどを混ぜたものです。 黒いものは光を吸収するので それを利用して雪を溶かします」
ということであぐりっこも 直接、融雪剤をまくことに!
「雪とけろ~」 「雪とけろおおおお」
融雪剤まきに夢中のあぐりっこ! 「うわっ手が真っ黒だ」
みんなの熱意が雪も早く溶けてくれるかな~
皆さんこんにちは 「もんすけ」がお伝えする 週刊あぐりニュースの時間です。 今回はJAバンクが取り組む食農教育について お伝えします!
JAバンクでは2008年から子供たちへ向けての 食農教育を行ったり、 田植え体験などをサポートをしたりするなど 農業に対する理解を深めてもらうための 地域貢献活動に取り組んでいます。
先月24日には北海道庁別館で 食と農業のつながりを分かりやすく解説した、 教材本やDVDの贈呈式が行われました。 昨年、教材本を見た子どもたちからは 「教科書では勉強できないコトがのっていて、 とても勉強になりました」っていう 声もあったみたい!
道内の1121校の小学校や特別支援学校の みんなを対象に贈呈されるんだって~
地域に密着した農業専門金融機関として、 とっても積極的な取り組みだね。
以上、週刊あぐりニュースでした。