森崎 「小島のように見える場所! 実は浮いているんですよ」
佐々木 「本当だ! ゆっくり動いてますね!」
森崎 「ロープ引っ張っている」 あぐりっこ、 どうかなあ?」
あぐりっこ 「ハーイ!! よいっしょ!よいっしょ!」
佐々木 「さあ、みなさん。 今日お勉強するモノは 野菜の優等生と言われて、 栄養満点! 野菜の中の王様と言って イイぐらい!」
森崎 「つまり人間で言うとオレみたいな!」 河野 「違います!」
佐々木 「大きくなったら こんな風になります!」
森崎 「ボク正解知ってるんですけど コレは初めて見た 正解の野菜とコレは まったく結びつかない!」
森崎 「この野菜は強くなるよ!」
なつみ 「ほうれんそう?」
佐々木 「おおうー」
森崎 「正解~!」
一行はほうれんそう生産者の 大羽 孝志さんを訪ねました。
森崎 「僕たち今日はほうれんそうの事を 学びたくて仕方がないんです! 今イチバン興味あることが ほうれんそう!」
佐々木 「ほうれんそう博士になりたい!」
早速ほうれんそうハウスに 案内されると…
森崎 「広~い! けど手前全部ないですね!」
まさに収穫最盛期。 長~いハウスを歩いて行くと!
トキオくん 「ツヤツヤしている!」
森崎 「こんなのポパイがみたら どう思うんでしょう!」
河野 「ポパイ、力出すぎて たまりませんね!」
収穫にはちょっと変わった ほうれんそう専用の 鎌(カマ)を使います。
森崎 「刃が短いね! ツメみたいだね」
大羽さん 「このカマで根を切っちゃいます」
森崎 「土の中にカマを入れちゃう?」
森崎 「根っこを先に切るんだ」
大羽 「そして変色しやすい 葉を取り除いて 根を切り落としますよ」
あぐりっこも収穫体験!
佐々木 「気をつけてね!」 トキオくん 「切れた!」
大羽さんにおいしいほうれんそうの 見分け方を教えてもらいました。
大羽さん 「まず根っこが太いコト。 そして茎も太い! そして最後に葉っぱが厚いコト」
河野 「全部太ってるコトが いいってコトですかね?」
大羽さん 「そのほうが栄養素を吸って 時間がかかって育っている ってことですね」
森崎 「ちなみにどれぐらいの根っこが この下にはっているの?」
ナツミちゃん 「30センチくらい?」
サトナちゃん 「10センチくらい?」
大羽さん 「本当に細かい毛根まで入れると 約1メートルありますよ」
一同 「1メーター!!!」
せっかくなので ほうれんそうの根を 掘り起こしてみることに-
森崎 「ほうれんそうも今 どんな気持ちなんでしょうね」
河野 「恥ずかしいでしょ」
森崎 「ソッチの方は見ないでよ!みたいな」
本当に根が1メートルもあるのか 検証しようと試みましたが…
森崎 「途中で切れちゃいました… だけど長いね! 本当はもっとアッチコッチに 根っこを這わせているんですよね」
森崎 「根っこも食べてみたいですが やっぱり葉っぱを 食べてみたい!」
佐々木 「ちょっと待ってください。 生で食べるよりも 良い方法があるんです」
大羽さん 「お湯で茹でて おひたしにして食べるのが イチバンいいですね」
佐々木 「取れたてのほうれんそうを いただきましょう!」
河野 「私、ふとっちょが ほうれんそうを茹でます!」
河野 「まずクキの部分から お湯に入れます」
森崎 「全体のやわらかさがちょうど 良くなりますからね」
たっぷりのお湯で1分ほど茹でます。
では早速みんなで-
「いただきま~す!」
トキオくん 「おいしい!甘い!」
森崎 「ジクのところがシャキシャキ するのはわかるじゃん! 葉っぱもシャキシャキする!」
クルミちゃん 「採れたてだから しょう油とか味付けがなくても シャキシャキしてておいしい!」
森崎 「美味しさの秘訣って 何ですかね?」
大羽さん 「私たちほうれんそう部会では たい肥を使って育てるコトに 重点を置いています」
ほうれんそう生産者の 直伝レシピを教えてもらいます。
ご紹介いただくのは JAきたひやま女性部の 長田元子さんと大原ノリ子さん。
最初に教えてもらうのは- 【ほうれんそうのミックスジュース】
森崎 「茹でて食べるのは美味しかったけど、 ジュースにして はたしてどうなのかって感じが…」
大原さん 「今、青汁ブームなので ほうれんそうを使ったら どうかなと思って!」
※詳しいレシピは料理コーナーへ-
さて気になるお味は?
森崎 「みんな! 飲みたそうにして!もっと~! ではカンパイ~」
ナツミちゃん 「いろんな味が出ていて スゴクおいしかった!」
森崎 「サトナは?ダメ?」
サトナちゃん 「(小声で)うん!」
森崎 「生々しさがリンゴとミルクで 消えていて飲みやすい! ボクはリットルで買いたい!」
野菜の優等生と言われる程 栄養豊富なほうれんそうん どんな栄養が含まれているのでしょう?
天使大学 看護栄養学部 荒川 義人教授 「ミネラルだと鉄分やカリウム、 ビタミンではベータカロテンや ビタミンCが豊富です。 カリウムは塩分の取りすぎで増えた ナトリウムを体の外へ出します。 鉄分は貧血予防につながります。 ベータカロテンは体内で ビタミンAに変化して、 目を元気にしたり 酸化を抑えていろんな病気の 予防になります」
森崎 「おひたしが尋常じゃない量!」
大原さん 「色々なトッピングを用意したので お好みで食べて頂けたらと 思いました!」
森崎 「迷っちゃう!何から行こう?」
佐々木 「ほうれんそうパーティーですね」
大原さん 「トッピングは なめたけ・ツナ・しらす・ トビッコ・削り節・のりの佃煮です」
早速いただいてみると-
佐々木 「のりの佃煮、すっごく合います!」
森崎 「のり おいしい!」
河野 「トビッコも食感がたまりません!」
森崎 「あぐりっこ、盛り上がっているな!」
河野 「ほうれんそうのとり合い!」
冷蔵庫の残り物をあえて 一工夫することで、 定番のおひたしが 立派なメニューに大変身! この他にもお弁当にもオススメの逸品、 「ホウレンソウの肉まき」も登場。 なかなか箸がとまりませんでした!
河野真也の週刊あぐりNEWS!
こんにちは。 奥様必見の話題がJAオロロン 女性部から届きました。
こちらは買い物客で賑わう 産地直売所の様子です。 JAオロロンでは 今月、羽幌町と遠別町で 来月には初山別村と 合わせて三箇所の直売所が オープンします。
直売所は生産者の 「自分たちで食べるために作った野菜や 農薬をあまり使わず 多少虫食いのある野菜も 地元の人に提供しよう」 と言う想いから始まりました。 今では新しい野菜・珍しい野菜も含めて 100種類を数える野菜が並び 町村外から訪れる買い物客で 大盛況です。
野菜の他にも苗や鉢花、 女性部のみなさん手作りの 大福もちや手芸品まで 販売されています。
ただし販売数量も開店曜日・時間も 限定ですのでシッカリ計画を立てて お出かけ下さい!
国道232号線オロロンライン。 日本海を眺めながらの直売所巡り。 サイコーですね!
続いては番組からのお知らせです。
4月から佐々木アナが加わり パワーアップしたあぐり王国北海道ですが ただ今、番組オリジナルテーマ曲を 制作中です。
番組ではおととし2008年から 全道各地を訪ね、生産者の方々、 畑や牧場、そして工場など 北海道農業の最前線を取材してきました。
そして間もなく100回目を迎えることを記念し オリジナルテーマ曲づくりのプロジェクトが 発足しました。
曲のポイントは食と農の大切さを伝え 皆さんに気軽に口ずさんでもらえること。
作詞担当は我らがリーダー森崎博之。 これまでの取材経験をもとに 食と農への素直な気持ちを 詩にこめました。
作曲はロックバンド「月光グリーン」の テツヤさんが担当。 明るくポップなテイストの曲の完成が 近づいています。
完成が楽しみですね。 来週はあぐりっこ隊やもんすけも 参加したレコーディングの様子を お伝えします。お楽しみに!
森崎 「気持ちがイイなあ、 イイ場所に来たねえ」」
佐々木 「今日は沼田町でございます!」
森崎 「景色がきれい!そしてこの水田地帯。 この時期、水田といえば…」
佐々木 「米!田植えです! しかもエース! そう北海道米ゆめぴりかです」
佐々木 「今日はですね… 我々に助っ人が…」
森崎 「いつもあぐりっこ隊なんですけど 今日はずいぶん賑やかですね。 あぐりっこ、 じゃない方もいますよね?」
佐々木 「ゆめぴりかの田植えをして頂く あぐりっこ親子の皆さんです!」
森崎 「田植え経験ありますか?」
寺島ファミリー 「ないです!」
大窪ファミリー 「今日が初めてです」
森崎 「Where did you come from? (ドコから来たんですか?)」
シンクルファミリー 「New Zealand!(ニュージーランド)」
森崎 「どうして札幌に来たんですか」
突然現れる藤尾! 藤尾 「奥さんがニュージーランドに 行かれている時に出会って、 結婚されて札幌に来たんです」
シンクルさん 「ハイ!そうです!」
藤尾 「事前に情報を仕入れておきました」
藤尾 「今日はニュージーランド出身の ダディがいると言うことで… ラグビーの試合の前にする 伝統的な踊り《ハカ》で あぐりを始めましょう!」
ではみんなで- 「がんばって!がんばって! 田植え~!」
ご説明頂くのは 生産者の渡邊さん。
森崎 「お米って最初はハウスの中で 苗を育てているんですね」
米生産者 渡邊 敏昭さん 「30~35日の間で 田んぼに移植させますよ」
あぐりっこ 「根っこがいっぱいある!」
藤尾 「チョット出ているおヒゲは 根っこなんですか?」
渡邊さん 「そうなんです」
森崎 「土から養分を取ってたんですね」
ポットから苗を取ってみると-
藤尾 「根がぎっしり詰まってる!」
渡邊さん 「根が締まるように苗を作るのが 大変なんですよ」
森崎 「チョコスナックのよう!」
佐々木 「食べたくなりますね」
森崎 「今日初めて田植えをする 人たちが多いので 意気込みをお願いします! ここからは監督ですから」
渡邊さん 「えっがんばろうって事かな。 では、みなさん がんばりましょう!」
一同 「おぉ~~」
気合十分!早速水田へやって来ました。
森崎 「田植えをするっていう ファッションになったね!」
佐々木 「靴下脱ぎましたよ~」
森崎 「さてこれから、 我々が田植えする田んぼがコチラです!」
藤尾 「デカイな!」
佐々木 「制限時間、 1時間でみんなどれだけ 植えられるか? やってみたいと思います」
リナちゃん 「全部植える!」
レンくん 「半分もいかないと思うな!」
佐々木 「みんなで頑張りましょう!」
早速田んぼに入るあぐりっこ隊!
あぐりっこ 「キャー」「ギャー」「グワー」 「深い」「ヌルヌル」「冷たい!」
森崎 「気持ちイイ?気持ち悪い?」
あぐりっこ 「気持ちイイ!」 「気持ち悪い!」
大人チームも田んぼへ-
「うわー」
大窪ママ 「微妙なので泥パックだと 思ってやります!」
森崎 「では田植えのやり方を 教えてもらいましょう」
渡邊さん 「苗は土のチョット上の方を 手に持ちます。 そして泥の中に全部埋めるのでなく、 置く感じです。 土の部分が入るくらいの 長さにしてくださいね」
森崎 「オレが印をつける!」
リーダーが引いている《コロ》で 田んぼの上に苗を植える 跡を付けていきます。 そうして土の盛り上がったところに 苗を植えていきます。
森崎 「では沼田町の田んぼで ゆめぴりか田植え大会 スタート!」
開始早々ハプニングが続出!
森崎 「レン!股開きすぎじゃない?」
レンくん 「あっ わかった!」と 言いつつ水田に尻もちをつく レンくん!
森崎 「レ~~~ン」
藤尾 「うわ~~行った~!」
ムツゴロウのように 水田に横たわるコウタくん
佐々木 「コウタく~~ん」
子供チームを横目に 大人チームは夢中で取り組む… 森崎 「お母さん方、順調ですね。 ピーターどうですか?」
シンクルさん 「うんうん!おもしろい!」
初めて行う手植えでの田植え作業。 悪戦苦闘しながらも一時間が経過し、 田植えが終了しました-
コウタくん 「楽しかったけどメチャクチャに なっちゃった!」
リナちゃん 「楽しかったけど 全部植えられなくて悔しい!」
レンくん 「今度やるときは 転ばないようにやりたい」
じゃーん、もんすけです! 突然ですがみんなは 稲の直播(ちょくはん)栽培って 知っているかな?
これは苗を育ててから田植えを行う 従来のやり方ではなく、 水田に直接、 種もみをまく方法なんです。
《米は稲の苗を田植えして作るもの》 という常識を覆すこの試み。 今、北海道各地で試験栽培に 取り組んでいます。 目指すは経営面積増大、 作業の省力化とコストダウン!
直播(ちょくはん)栽培は お米生産の新しい栽培方法になるのかな?
森崎 「さて手植えでやってきましたが、 実際に田植え機で植えたら どれくらい早いかを 見せてもらいます。 ではお願いします!」
渡邊さん 「どうぞ~~」
森崎 「今何列を植えてるんですか?」
渡邊さん 「8列いっぺんに植えていきます。 ここの水田、全部植えるのに 2時間かからないと思いますよ」
藤尾 「早いわ~優秀!」
森崎 「お母さん目線でいかがでしたか?」
寺島ママ 「貴重な経験ができて 子供たちも家に帰ったら ばあちゃん・じいちゃんに 報告すると思います。 秋に食べるのが 楽しみだと思いますね」
森崎 「また秋になったら 収穫させてもらいましょう」
藤尾 「じゃあみんな 秋になったら ゆめぴりかの収穫に来るぞ~~」
沼田町の管理栄養士 渋谷 玲華さんによる お手軽クッキング!
沼田町特産の 《雪中しいたけ》を使って 【椎茸の豚肉クルクル唐揚げ】を みんでレッツクッキング!
※詳しい内容はレシピコーナーへ-
渋谷さん 「椎茸を切っていきますよ」
藤尾 「おーコウタ包丁の使い方 知ってる!」
森崎 「ネコの手だ」
寺島ママ 「普段から包丁を使ってるんで。 シチューとかカレーを 作ってもらってますよ」
お料理も完成! ゆめぴりかとおぼろづきを 混ぜ合わせた 《ゆめぴりかブレンド》と 合わせて…
一同 「いただきま~す!」
森崎 「おいし~い!コウタ、どうだい?」
コウタが答えようとしたら… どこからか太い声が…
「うめえ!」
あまりの美味しさに とっさに答えてしまった シンクルダディ!
藤尾 「ダディがコウタになった!」
ごはんとも相性ピッタリ! みんなが笑顔になるこの美味しさ!
渋谷さん 「みんなが楽しく お料理ができために 今回考えたレシピです」
寺島ママ 「レパートリーが増えたし 子供がまた作ってくれそう!」
藤尾 「北海道おいしいモノ いっぱいあるでしょう?」
シンクルダディ 「北海道大好きです」
藤尾 「Do you love Hokkaido?」 (北海道を愛してますか?)
ダディ 「I do!」(もちろんさ!)
佐々木佑花の週刊あぐりニュース!
こんにちは。 ニュースも田植えの話題です。 JAびばい女性部から届きました。
先月29日空知の美唄市で 「稲作体験塾」が行われました。 田植え体験をしているのは 北海道教育大学札幌校の学生達。 つまり次世代の子ども達の 教育を担う“先生のタマゴ”の 皆さんなんです。
「農業の現場を知ってもらい 食の安全・安心の取り組みを 学んで欲しい」と JAグループ北海道と 道教大札幌校は連携協定を結んで 積極的な食農教育を実施しています。
4年目を迎えた今年は 59名の学生が参加。 JAびばいの主力品種 「ななつぼし」の苗を、 泥だらけになりながら 植えていきました。
田植えの後にはJAびばい女性部 「中村エプロン倶楽部」の調理した 伝統料理とりめしと水炊きを いただきました。
参加した学生の皆さん、 この体験を活かして、 将来子ども達に “食の大切さ”を 伝えていってくださいね。
続いてはこちらです。
4月20日に宮崎県で 口蹄疫(こうていえき)の 発生が確認されました。
現在、国・宮崎県をはじめとした 行政機関ならびに農業団体が、 総力を挙げた対応や 拡大防止策を講じています。
しかし完全な収束には 時間を要する模様です。
口蹄疫は 牛・豚・羊・シカなど 偶蹄類(ぐうているい)の 動物特有の伝染病で、 感染力が非常に強く、 一度発生すると、 発生地を含めた広い範囲で 飼育している家畜を 屠殺(とさつ)せざるを 得ないのが特徴です。 また人に感染することはありません。
北海道内の酪農・畜産農家は、 農場への立入り制限や 消毒薬散布などの自己防衛策を講じ、 口蹄疫の侵入防止に努めています。
JAグループ北海道では、 『今後とも北海道の皆さまに 信頼いただける安全・安心な 農畜産物を提供していきたい』 としています。
一刻も早くおさまって くれることを願いましょう。
それではまた来週。