森崎 「いや~一日眺めていても飽きないね~」
佐々木 「みなさん!我々がやって来た場所って ドコだと思いますか?」
河野 「ヒントです。 ワタクシが将来ココでペンションを 経営したいと思っている場所です」
森崎 「第二ヒントです! びえい~~!!」
佐々木 「うわ~言っちゃった~」
佐々木 「ご覧の通り、 《丘のまち美瑛》と言われるくらい 景観の美しい町です」
河野 「美瑛が好きすぎて3ヶ月に1回来てます。 1クールに1回。春夏秋冬。 いつ来てもイイ!ソレが美瑛!」
佐々木 「全国的にも有名な場所ですが この美しい景観には理由があるんです。 大雪山・十勝岳連峰のすそ野で 富良野盆地と上川盆地に面している場所。 溶岩や火山灰で形成された 特殊な場所でもあるんですね」
森崎 「丘のまちと言うだけあって 斜面が美しい景観を織り成している。 パッチワークの丘と 言われるんだけど、畑が重なって いろんな色があるように見えるね」
河野 「以前1回来て 《雪ムロ越冬馬鈴薯》を勉強しました。 ここに雪がずらっとあるしょ、 その雪の中を掘っていったら そこにジャガイモが貯蔵されているの」
森崎 「大変、有効的な農業だったね」
森崎 「美農業!! 美男・美女・美農!」
河野 「ハ~~すばらしい!」
丘のまち美瑛。 ヨーロッパの風景を思わせる独特の丘陵で、 小麦・てん菜・ジャガイモ・豆などが 育てられています。パッチワークの丘と称される 美しい農村景観に魅了された移住者も たくさんいるのです。
まずは小麦生産者の 高橋雄二さんにお話を伺いましょう。
森崎 「小麦の産地でもありますけど ココ美瑛は他とは違った苦労や大変さが あるんじゃないですか?」
高橋さん 「『丘のまち』と言われてますんで 傾斜であったり、そういうトコロでは 平らなところとは違う苦労があると思います」
森崎 「平らなところでやりてぇなあって 思わないですか」
高橋さん 「気持ちはあります! けど自分の生まれ育った所ということで、 長年住んでるとコレはこれで良いトコロだなって いう風に自分達は理解して住んでいます」
美しい街づくりへの意識が高いと言われる、 美瑛のみなさん。 パッチワークの丘と言われる農村景観が、 農産物のイメージアップにも貢献しているそうです。
では小麦を観察してみましょう。
森崎 「小麦はどこにあるか分かるかな?」
あぐりっこ 「この粒?」「この粒だ!」
森崎 「1コずつ粒とってみよう」
ユウカちゃん 「お米みたい」
森崎 「そうだね。磨く前のお米みたいだね」
森崎 「この広大な畑で小麦を刈るのは 手ではムリですね」
高橋さん 「そうですね。コンバインで収穫しますよ」
森崎 「そのコンバインってドコにあるんですか?」
高橋さん 「コチラにございます!」
河野 「なんと目の前!!」
森崎 「でけぇ~」
河野 「どう収穫されていくんですか?」
小麦の収穫を見せてもらいましょう。
森崎 「レッツ コンバイン!」
ゴゴゴオ~
あぐりっこ 「うわ~カッコイイ」
河野 「スゲー(小麦)巻き込んでる~ 後ろから何か出てきてる~」
コンバインの後部からは籾殻など 要らないものが出てきています。
森崎 「メッチャ(殻)飛んでる!」
特別にコンバインに乗車させてもらうことに!
あぐりっこ 「うわ~うわ~」
森崎 「みんな盛り上がっているな!」
ルナちゃん 「メッチャすごい!」
河野 「すごい(小麦)巻き込んでるね」
森崎 「ココは去年は何の畑だったんですか?」
高橋さん 「ココは去年イモが植えてありました」
森崎 「へえ~今我々がいるすぐ隣は 豆が植えてありますが来年は…?」
高橋さん 「これは収穫したら今度は小麦をまきます」
佐々木 「じゃあ次はソコが小麦畑になると!」
あぐりっこを乗せたコンバインが到着しました。
ルナちゃん 「メッチャすごかった! 1つの機械でこんなたくさんの仕事を しているとは思わなかった」
美しい農村景観、丘のまち美瑛。 そんな美瑛の農業のキーワードが 《付加価値》。
美瑛では冬の間ジャガイモを雪の下で貯蔵して 甘さを増した“雪ムロ越冬馬鈴薯”や 食材の水分を抜き取ることで保存性を高め、 軽量化する“フリーズドライ”など、 野菜の付加価値アップに力を入れているのです。
佐々木 「ある野菜をフレッシュに出荷するために 鮮度を保つ“付加価値”づくりに 取り組んでいる所にまいります」
ということで一行はJAびえいの選果施設へ。 鮮度を保つ方法、 付加価値アップの取り組みについて、 JAびえいの小椋聡さんに教えていただきましょう。
施設の扉を開けると-
森崎 「さむっ!寒くない?みんな!」
あぐりっこ 「寒い!」
河野 「結構冷えている!」
小椋さん 「コチラの温度は2℃になっています」
森崎 「なんか野菜あるよ。何だこれ?」
あぐりっこ 「ブロッコリー!」
森崎 「ブロッコリーがありました~!」
暑さに弱いブロッコリー。 収穫後すぐ2℃まで冷却。 その後、大きさや品質などをチェックし、 規格ごとに分け箱詰します。
箱に入ったブロッコリーを見てみると-
森崎 「薄く削られた氷が入ってます」
小椋さん 「ブロッコリーの細かい部分まで氷がいくように!」
あぐりっこ 「(ブロッコリー)あった~!」
小椋さん 「実はこの氷の詰め方で道内・関東に 送っているのですが、 この夏の暑さのせいで 向こうに着いた際には 『氷が溶ける』という問題が発生! そのようなことから この“微細粉砕氷システム”を使ってます」
河野 「えっ?この薄い氷とは別に?」
小椋さん 「はい!正式名称は ベジタブルアイスインジェクションシステム!」
フレーク状の氷を入れる従来の方法から、 さらに鮮度を保つために導入したのが、 “微細粉砕氷システム”。
水と氷が一気に箱に入り、 二箇所の穴から水だけが出てきます。
河野 「なんか水が出てきましたよ~ これで完成ですか?」
さてフレーク状の氷と比較してみると-
河野 「全然違いますね! 暖かい日の雪みたい!」
森崎 「こっちの雪はふんわりだわ!」
箱からブロッコリーを出してみると-
一斉に「うわ~」
四角い氷を崩しいくと… ブロッコリーが現れました。
森崎 「すみずみまで! 中のほうまで氷が入り込んでいます!」
小椋さん 「氷がなかなか溶けにくい という評価を得ています。 通常の氷詰めで出荷すると 関東までがやっと・・・ ところが“微細粉砕氷システム”を使用すると 関東・関西。将来的には海外まで 輸送できるんじゃないかなと思ってます」
河野 「もしかしたら世界中で食べられるかも?」
小椋さん 「もしかしたら世界中の地域で 北海道産ブロッコリーが食べられる日が 来るんじゃないかなと思います!」
河野くんも氷詰め作業をお手伝い。
最後は斜めに置くことで水をきり 氷だけにします。
森崎 「すごいですね!」
最後に美瑛産野菜を使った おすすめメニューをご紹介頂きました。 ご説明いただくのは JAびえいの高橋沙緒里さん。 まずは粒状のコーンがギッシリつまった コーンパンです。
コウキ君 「コーンの甘味がすごい出てて 甘くておいしい!」
ユウカちゃん 「生地も甘くておいしい!」
森崎 「これはみんなが食べられる機会ありますか?」
高橋さん 「新千歳空港にオープンした “美瑛選果”の2号店に置いております。 焼きたてをそこでお召し上がり下さい」
じゃーん!もんすけです。 美瑛のおいしい農産物や製品を購入できるお店、 それが“美瑛選果”!
JAびえい 石坂しおりさん 「旬の農産物をお届けするお店として 年間20万人ものお客様に来店していただき 好評いただいております」
石坂さん 「そしてこの度、新たに北海道の玄関とも言える 新千歳空港に新規店をオープンしました。 こちらでは東京のベーカリー『VIRON(ヴィロン)』 とコラボした新千歳空港限定のパンが人気です。 コチラは美瑛産小麦やトウモロコシを使い 店内で調理した焼きたてを提供しております。 季節のおいしさが詰まったギフト商品もあるので おでかけにご利用ください」
やったー美瑛の恵みが北海道の玄関、 新千歳空港で買えるなんて嬉しいね。
■美瑛選果 住所:美瑛町大町2丁目 電話:0120-109-347
お次は美瑛産のブロッコリーの冷静マリネ。
※レシピは料理コーナーをご覧下さい!
ルナちゃん 「ブロッコリーの食感がしっかりしてて、 味がシッカリしみてオイシイ!」
森崎 「本当だ!食感、そのまんま!」
河野 「うわっシャッキシャキでじゃん」
森崎 「シャッキシャキでじゃん?」
高橋さん 「美瑛は春夏秋冬、 4通りの美しさが味わえるところです!」
みなさんも美瑛にお出かけしてみませんか!
藤尾仁志の週刊あぐりニュース。
こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。 きょうは札幌の手稲区から カボチャとスイカのビデオレターです。
生産者 松森 剛さん 「あぐり王国をごらんのみなさん、こんにちは! 今年も大変おいしいカボチャができました。 特徴はすごいホクホク感と強い甘み! これが特徴の『大浜みやこ かぼちゃ』です ぜひ食べてみてください」
松森さん、ありがとうございます。 番組では6月に札幌のブランド野菜、 「大浜みやこ」を取材させていただきました。 あれから、ふた月くらいで、 もう出荷もされているんですね。
先月の初セリでは、 なんと5玉で5万円の値をつけたものもあるとか。 札幌の旬の味、ぜひいただきたいですね。
そして松森さん、もうひとつ、 この季節にピッタリのモノがあるんですよね…
「今年もサッポロスイカの収穫が始まりました。 (スイカを切ると-) 今年の味は…自分で言うのも何なんだけど おいしすぎます! ぜひ、皆さんも食べてみてください!」
こちらもブランド化に取り組んでいる 「サッポロスイカ」。 9月上頃まで楽しめるそうです。 手稲では去年から地元の農作物を使って マチの名産品を作ろうと、カボチャのお菓子や 「大浜みやこ」と「サッポロスイカ」の お酒なども商品化しているそうです。
加工品なら1年中、 札幌のブランド野菜を楽しめますね。
以上、週刊あぐりNEWSでした。