突然ですが 10月3日って何の日かわかりますか? 街頭インタビューしてみると… 「わからない…」「文化の日??」 「島民(とう“10”みん“3”)の日?」 「道民(どう“10”みん“3”)の日?」
意外と知られていない10月3日。 実は北海道の食にとって大切な日なんです。
10月3日は「道産の日」と題し、 道内各地でご当地限定の巻き寿司 『道産巻』を開発して販売するという 地産地消を推進する日。
道内ののお寿司屋さんおよそ420店で組織する 北海道鮨商生活衛生同業組合が中心となって 2007年からスタートした取り組みなんです。
佐々木 「みんなで商品開発をやっていきましょう!」
藤尾「スゴイ数ですね」
森崎 「我々が北海道中で取材させて頂いたものを 取り寄せさせていただきました」
佐々木 「思い出深い野菜やお肉がありますけれども これらを使って我々のアイデアを 道産巻に込めましょう!」
森崎 「うお~いただきますっ!」
藤尾「アレ今日あぐりっこは?」 佐々木 「これにはキチンと理由があります。 道産巻は小さなお子さんからお年寄りまで みんなが楽しめる巻き物です。 ということで、 我々がそれぞれ作った巻き物を あぐりっこに試食してもらい、 販売する1つを決めてもらおうと思ってます」
森崎 「子供に喜んでもらうって難しいからね。 正直“巻く”ことだけにさえ不安を覚えてます」
佐々木 「そこで…今日は先生をお呼びしています」
今回、道産巻作りの指南役としてお呼びしたのは、 北海道鮨商生活衛生同業組合の常務理事を務め、 創業27年のススキノの名店 「すし屋のやま田」の店主でもある山田さん。 まずは、合わせ酢とお米を混ぜる酢飯作りから。
合わせ酢は『お米5合』に対して 米酢120cc、砂糖50g、塩15gの分量と なっています。
山田さん「ではご飯に酢をあわせていきます」
佐々木「何かコツはありますか?」
山田さん「これで十分冷ましていきます」
すこしウチワで仰いだだけで…
森崎「ピカピカしている!」
山田さん 「風を当てるとツヤが出てくるんです!」
一同「へえ~」
山田さん 「混ぜる作業とあおぐ作業は別々にして下さい」
森崎&佐々木「え~一緒にやってた」
山田さん 「それは粘りが強く出すぎちゃいます。 酢飯に必要なのは“もっちりした感覚”と “手になじみがいいか”!」
山田さん 「とっても微妙なんですね…それで 【ゆめぴりか2】:【ななつぼし8】の 黄金比でやっているんです!」
※レシピコーナーにて家庭でも プロの味が楽しめる美味しい酢飯の作り方を 紹介しています。ぜひご覧下さい!
いよいよ巻き方を教わっていきます。 山田さん 「海苔からいきましょうか。 ツヤツヤしたのが表です。 ザラザラしたほうが裏です」
ツヤツヤしたほうが表面になるように “まきす”に海苔をのせましょう。 海苔には線が入ってます。 それをまきすと平行にしてください。
山田さん 「こうすると出来ました!」
森崎 「ぎゅっぎゅって握るって感じじゃないね。 ちょっと押えるぐらい!」
このほか酢飯を外側にしてラップで簡単に巻く 「逆巻き」という巻き方も学び、 いよいよオリジナル道産巻の試作へ。
まずはメインとなる食材選びから始めます。
藤尾 「ボクはね…オクラを入れたいんですよ。 オクラホマだからオクラ入れたいんじゃない! オクラってネバネバしてるじゃないですか。 なので色んなネバネバを織り交ぜて巻く…」
藤尾 「ネバネバって元気が出るってイメージでしょ」
山田さん 「切ったらにオクラの星型が見えるって いいんじゃないですか!」
さてリーダーは?
森崎 「私は昆布をよく食べる地域… 沖縄の知識を借りようと思いまして… それでよく食べるのが 《昆布》と《豚肉》なんだよね」
森崎 「豚と昆布をひとつのお皿で食べさせてくれる ような場所もあるし、 角煮に細切り昆布を煮込んだ物が 付け合せについてきたりするんです!」
藤尾 「巻き物って魚介のイメージだけど 子供ってお肉好きでしょ! うわっ食べたいってなるかもしれない!」
ということで、 3人は豚肉をメイン食材とした それぞれの道産巻を作ることに!
リーダーのテーマは、栄養を考えた道産巻。
ではココからは試作品を作って行きます。
藤尾 「藤尾クッキングスタート!」
藤尾君が作る巻き寿司は「ネバネバ」がテーマ。
オクラを切ったときの断面(星型)が かわいらしいですよ… と山田さんにご指導いただいたのに いきなりオクラをスライスしたり…と 奇想天外な藤尾クッキングに 山田さんもタジタジの様子でした。
そしてオクラと大粒納豆・芽かぶ、 すり下ろした長いもを合わせて巻いていきます。
ところが実際に巻いてみると…
手にご飯粒がついてベトベトに!
佐々木 「大将がやっていたように出来ないですね!」
森崎 「そうだよね! あんな風にいかないよね」
藤尾 「大将!簡単そうに見えたんですけど」
藤尾 「何かボク違ってました?」
山田さん 「シャリ(酢飯)が付かなくなる手に なるのに何十年もかかるんですよ」
藤尾 「へえ~それってもう進化じゃないですか!」
山田さん「進化です!!」
気を取り直して…
何とか酢飯で土手を完成させたあと、 昆布やネバネバ食材をのせ、 巻きすで丁寧に巻いて 藤尾のネバネバ巻が完成!
みんなで試食してみると… 森崎「何も味しない!」
山田さん 「山イモはするより切ったほうが良かった…」
厳しい意見に少々落ち込む藤尾君。
さあお次はリーダー…ですが 山田さんが私用のためご指導はココで終了! 後日の完成品披露でまたお越し頂くとのこと。
とりあえず気を取り直して リーダーの道産巻作り再開です。
さてリーダーの試作品作りを見てみましょう。
豚肉とゴーヤそして長ネギを フライパンで軽く炒めてから、 昆布と酢飯で巻いてリーダーの試作品 「栄養満点の道産巻」が完成!
一方、佐々木アナは…
佐々木 「チーズを使おうかなと思います。 あとクリームチーズ! コーンがポロポロ落ちてきたら 食べづらいので… ちょっと混ぜてみようかな~」
森崎「はあ~~(感心)」
早速、試作品を試食!すると…
藤尾 「いい?感想言っても? かなり…おいしい!!」
森崎 「これもう商品じゃないですか」
お次はリーダーの試作品を試食。
森崎「う~んなんか面白くないですね」
佐々木 「すごいバランスはいいです。 けど子どもにはちょっと… ゴーヤ巻って感じですから…」
森崎 「そうか…ゴーヤ巻かあ。ちょっと考えよう」
このあとも更なる美味しさを求めて 試作を重ねた一同。
リーダーそして佐々木アナ、 共に完成度を高めていく中
やはりこのネバネバ男だけは…
藤尾 「リーダー、ラップを敷いてください」
森崎 「えっ!まさかお前、ウソでしょ逆巻き? 納豆ご飯の???」
藤尾 「YES!!」
こんな調子で悪戦苦闘の作業はまだまだ続き… 一同は、いよいよ完成品披露の日を迎えます。
審査員として参加してくれたあぐりっこ隊は、 小学5年生のヒロト君、 同じく小学5年生のヨシキ君。 そして小学4年生のアヤリちゃんと 小学5年生のマサキちゃんの4名。
さらに道産巻の試作でお世話になった 山田さんにも参加して頂きました。
ではお披露目です。
森崎 「我々あぐり王国チームが 一生懸命作りました道産巻です。 ドーン!」
一同「うわ~」
藤尾君の道産巻は 軽く炒めたオクラと豚肉・長イモを、 納豆入りの酢飯と昆布で巻いたネバネバ巻。
続いて佐々木アナは クリームチーズで和えたコーンと 味噌味の豚のそぼろなどをトマト味の酢飯と トロロ昆布で巻いたイタリアン巻。
最後にリーダーの道産巻は、 豚のブロック肉・えのき茸・長ネギ・ニラなどを すき焼き風に仕上げて 昆布ダシで炊いた酢飯で巻く ボリューム満点 道産巻。
早速あぐりっこ達が試食して、 審査を始めます!
みんなかぶりつくかぶりつく…
しかし、藤尾君のネバネバ巻は 本当にネバネバしていて食べるのに 悪戦苦闘していました。
ヒロト 「(ネバネバ巻きの感想) すごく食べづらい! だけどネバネバがすごくておいしかった」
マサキ 「(イタリアン巻の感想) おいしい!コーンと混ざっている クリームチーズと周りのご飯が合っていて すごく美味しい」
アヤリ 「(リーダーのボリューム巻きの感想) リーダーのすき焼き… 何種類もの具材の味が楽しめるから これはいいと思いました」
あぐりっこの様々な評価を得たところで、 出演者は一旦退席。 このあと販売する道産巻を一つに決定する 話し合いが行われました。
果たしてどの道産巻が選ばれるのか?
いよいよ結果発表です。
代表してあぐりっこのヒロト君が発表します。
ヒロト 「みんなで考えた結果 リーダーの太巻きに決まりました」
森崎 「うわ~ありがとうございます!」
森崎 「消去法?」
一同あぐりっこの素直な意見に大爆笑!
さて今回の道産巻作りを体験して…
森崎 「食材選びから楽しめるイベントだと思いました。 家族や友達同士でもカップルでも… 『今日は道産巻を楽しもう』って日が あっても良いんじゃないかなって思った! 本当に楽しかったです。 こうみえても佐々木さんは メチャメチャ悔しがってますから!」
今回あぐり王国が開発した道産巻は、 全道のAコープ・ホクレンショップで 予約販売されます。 この機会にぜひ、 北海道の美味しい味覚が詰まった あぐり巻を味わってみてください。 ■あぐり巻(780円・税込み) 全道のAコープ・ホクレンショップで 予約販売(一部店舗を除く)
予約)本日9/8(土)~9/18(火)まで 店頭にて受付。 受け渡し)10月3日(水)受付店舗にて
問合せは-TEL 011-232-6833 ホクレン農業協同組合連合会 生活用品部 生活用品組合課
※実際に販売される商品については、 使用する材料等が異なる場合がございます。
週刊あぐりニュースの時間です。 今年で5回目! 苫小牧の道の駅ウトナイ湖で行われる 採れたて野菜や絶品お肉の直売会の お知らせです。 このイベントは日高・胆振管内の 青年部12組織が集まって それぞれの地区の農畜産物を より多くの人に知ってもらおう! そして食べてもらおう!というイベントです。
例えば… JAとまこまい広域からは、メロンやお米、 JA平取町からはトマトやキュウリ、 JAとうや湖からは人参、馬鈴しょ JAとみかわからはスイートコーン
他にもたっくさんの農産品が販売されます。
あぐり王国で紹介した農産物も 販売されるようです。 是非、足を運んでみてください。 以上、週刊あぐりニュースでした。
■日胆地区JA青年部協議会 農産物直売会 開催日時:9/9(日)午前10時~14時頃まで ※売り切れ次第終了となります。
場所:道の駅 ウトナイ湖 国道36号線 苫小牧市字植苗156
問い合わせ:0144-58-4137(道の駅ウトナイ湖)