さて今回のあぐり王国は 札幌のホクレンショップ49条店から!
森崎 「すげえ~こんなにいっぱい!ときめく!」
藤尾「すごい量ですね」
森崎「並ぶと壮観ですね」
さていつものメンバーですが 一体、何をみて話しているのでしょうか? ≪ホクレンショップ49条店≫ 住所:札幌市東区北49条東15丁目 電話:011-733-2661 営業時間:10時~24時
佐々木 「充実してますねお米コーナー」
そう!あぐり一行がいるのはお米コーナー。
森崎 「お世話になった道南のふっくりんこ。 そしてエースゆめぴりか。今や全国区です」
藤尾 「こっちにはもち米もあります!」
森崎 「きたゆきもち…はくちょうもちも! 楽しくなっちゃうね~」
佐々木 「こうして選ぶ楽しみがあるのも 北海道米が充実しているからですよね。 それでは今日も一緒に学んでくれる あぐりっこをお呼びします。あぐりっこ!」
森崎 「アレアレ…今日は熟女あぐりっこが」
藤尾 「熟女をあぐりっ子とは言わないです…」
今回は親子で参加です。 のんびり屋さんの竹内紗菜(サナ)ちゃんと お母さんの裕子(ひろこ)さん。 そして声が大きいのが自慢な 齊藤光汰(コウタ)くんと、 お母さんのかおりさんです。
この4人と一緒に学ぶ事とは…?
佐々木 「スーパーでお買い物とかされると思いますが どんなことに気をつけてますか?」
齊藤かおりさん 「選ぶ時は産地をみたりしますね」
竹内裕子さん 「無駄の無いように量を考えて購入します」
佐々木 「大事なことですよね! 実際あぐり王国ではこれまで お米の生産者さんが一生懸命 安全安心の取り組みをしているのを 見てきましたけど…では流通の過程で どんな安全安心のルールがあるのか? 今日はそれを学んでいきたいと思います」
佐々木 「では安全安心というキーワードは 聞いたことはあると思うけど そのためにどういうことを やっていると思いますか?」
コウタ 「どういうものって言うか… 地産地消もある??」
かおりさん 「農薬を出来るだけ 少なく使って作物を作ったり それを出荷する過程で 異物が入らないように 検査をすることかなって思います… ちょっと想像がつきませんね」
確かに具体的にはよくわからない 「お米の安全安心のとりくみ」。
では一体どんなことをしているのか。 ホクレン農業総合研究所(札幌市東区)で 教えてもらおう!
教えて頂くのは食品の検査や 分析を担当している林将也さんです。
ロビーに入るなりリーダーが何かを発見!
森崎 「これ!取材しましたよ。CA貯蔵。 キャビンアテンダント貯蔵」
藤尾「そのCAじゃないです!」
スーパーでみかける「よくねたいも」です。
林さん「食べたことありますか?」
かおりさん「甘かったです」
藤尾 「こういう開発をしながら 安全安心の検査もしているの?」
林さん 「そうなんです。 研究やこうした品種開発、 安全性の検査もやっています」
森崎 「では北海道米について ホクレンが取り組んでいる 安全安心な取り組みを教えてください」
林さん 「それは“北海道米あんしんネット”ですね!」
佐々木 「北海道米あんしんネットがどんなものか… 北海道米の安全性に対する信頼向上、 固定需要の維持拡大・品質向上などを 目的として取り組みです」
佐々木 「お米を作る生産者さんは 統一栽培基準というのがあり この基準に則ってお米作りを行います」
他にも様々な決め事があり お米の生産者はこれらのルールを守って 良質なお米作りに取り組んでいます。
生産者さんがしっかり守っているかなどを 確認するのが各地域のJA。 そして使う農薬を定めた「統一栽培基準」を 作るのことも任されています。
林さん 「地域によって天気などが変わるので それによってそれぞれの地区で栽培基準を 作ってやっているということです」
森崎 「場所に適したものをJAが作っている!」
森崎「なんかすごい検査だよ~」
藤尾「難事件を解決するやつでしょ?」
森崎「DNA鑑定でしょ」
藤尾 「難しい…試験管とかいっぱい出てきそう」
ではどのように検査しているのか… その様子をちょっと見学させてもらいましょう。
藤尾 「白衣を着た人がいっぱいいるよ」
森崎「もう研究所だねえ~」
佐々木「機械いっぱいですね」
まず通されたのは≪前処理室≫です。
林さん 「ここではまずサンプルを受け付けます」
前処理室に届いた玄米が…
森崎「お米が粉になってる!」
藤尾「から揚げ粉かと思うよね」
続いて案内していただいたのは… ≪残留農薬試験室≫。
林さん 「先ほどは米を粉砕して粉の状態にしました。 ここでは、その中から成分を抜き出す 作業をしています。 今日は色が分かりやす用に “ホウレン草”を用意しました」
林さん 「ホウレン草を粉々にしたものから 取り出した液体です」
このキレイに緑色の液体を ろ過していくと…
森崎「下から出てきたよ」
サナ 「あれ?透明になってる! 緑色がどっかにいちゃった!」
森崎「無色透明」
林さん 「このあと機械で液体を分析するんですが 色があると残留農薬が見えなくなるので そのために色を取り除く作業をしてます」
この実験にあぐりっこは… 森崎「食いついてます…」
サナ 「米だったら元の液体の色は違うんですか?」
林さん 「米はもともとが白っぽい色なんで 白や透明っぽい色になる。 ニンジンだったらオレンジっぽい色になる」
では北海道米あんしんネットで行われている 検査について学ぼう~~!
教えてくださるのは石渡智さんです。
佐々木 「まずは残留農薬検査についてです」
まずみんなは農薬って何かわかるかな?
コウタ 「農薬は植物や野菜の苗とかを もっと大きく育てるためにまいたり あとは害虫をどかす(駆除)ためにやる?」
石渡さん 「その通りです! 農薬は健康な植物を作るために使う お薬のようなもの。 みんなは病気や体調不良になったら お薬を使いますよね? 病気にならないために予防注射をしますよね? あと山に行ったとき何をします?」
森崎「虫よけ!」
石渡さん 「そうです!農薬というのは 植物が健康を保つために必要なもの! それを使って植物を育てているんです」
森崎 「そうか!人間と同じようなことを 農作物や植物にもやっているんだ」
ではここで≪残留農薬検査≫について 簡単な流れを教えてもらいましょう。
石渡さん 「各JAからお米のサンプルが届きます。 それを先ほど見たように すりつぶして中の液体を取り出します。 その中には農薬を測るのに邪魔な 色素や脂肪・油などが混ざっているので それを取り除きます」
森崎「さっき見たやつだ!」
石渡さん 「そして出てきた液体を機械にかけます。 こちらの機械は1億円になります」
あぐり一行「えええええええ~」
サナ「1億…」
石渡さん 「この機械は25メートルプールに 小さじ1杯の塩が入っただけでも 見つけられるような機械です」
サナ 「今の時代は機械の技術が進んでスゴイ!」
森崎 「サナ…おばあちゃんみたいなこと言うな」
石渡さん 「安全の基準が決められていますので それをしっかり守っているかを 機械で調べています」
佐々木 「この基準をクリアしないと流通しない! ということですね」
続いてDNA鑑定について教えていただきましょう! 先生は庵(いおり)英俊さんです。
庵さん 「DNAとは生物の体の形を作るための 遺伝情報が蓄えられた物質です」 佐々木 「人間の中にもあるということですよね」
森崎 「サナとお母さんは同じ所に “えくぼ”があるよね?」
裕子さん「そうですね!」
藤尾「それはDNAが受け継がれているから!」
佐々木 「作物の中にも同じ品種だったら DNAを受け継ぐってこともあるんですよね」
藤尾 「生産者さんはゆめぴりかやななつぼしを 作っているとわかっているじゃないですか? それでも調べる必要があるんですか?」
そしてもう一つの検査がカドミウム検査。 カドミウムは土壌中など自然に存在する重金属で 基準値を超える食品を長期間摂取すると 病気になるおそれがあります。 そこで法律で決められている 基準値以内かどうかをチェックしています。
森崎 「なんか安全安心って言葉に 重みが出てきた… 合言葉のように 『これは安全安心です』と言って 言葉の意味が軽くなっていたかも… けどここまでのことをやっている 部署があって、こうした下積みがあって 安全安心という重みを 作ってくれていることがわかりました」
かおりさん 「DNA鑑定までしているとは思わなかったので 想像以上に細かい検査をしているんだなと 驚きました」
じゃ~ん、もんすけです! JAグループ北海道が取り組んでいる 「北海道米あんしんネット」。 そもそも始めるきっかけは 何だったのでしょうか?
ホクレン 駒形剛さん 「北海道米あんしんネットは 平成15年から北海道のお米の安全安心を わかりやすくお伝えできるような取り組みとして その当時、食の安全安心に関する高まりから こういった取り組みを行っていこうと JAグループ北海道で開始しました」
ホクレンが扱っている 北海道米の袋にあるロットナンバーを ホクレンパールライス 「ファンファクトリーネット」の ホームページにある 「お米の産地を知ろう」のココに入力すると、 産地や製造履歴、お米の品質まで 確認することができるんです。
北海道米の安全安心は関わっている人々が それぞれの役割を果たし 守っているものなんだね~!
さて次にお邪魔したのは創業56年の 道内大手食品メーカー「サザエ食品」。 こちらのお店では北海道米あんしんネットを 通ったお米を使っています。
もちろんお店の一番人気おはぎに 使われているもち米も 100%北海道産にこだわっているんです。 人気商品の秘密が聞けるかも…? 渡辺勉さんにお話を聞いてみよう! ≪サザエ食品 宮の森店≫ 住所:札幌市中央区宮の森4条1丁目 電話:011-644-3366 営業時間:9時~19時 ■十勝おはぎ(粒あん)1個147円
渡辺さん 「およそ40年ぐらい北海道産のもち米を 使っています。柔らかさが長持ちするので 食べたときの食感がすごく良い!のと 品質も良い! 北海道のもち米は“もち米団地”といって もち米だけで作っているので 余計なものが入らないので非常に品質が良い! なのでずっと使っています」
※もち米団地とは… うるち米など異品種の混入を防ぐため もち米だけど集団的に栽培する生産方法
森崎 「北海道米あんしんネットはご存知ですか?」
渡辺さん 「はい!知ってます。 北海道米あんしんネットを 通ってきている商品ですので 安全安心を第一に挙げられる と思いますし、 また品質も高いという部分で 北海道産もち米を使ってます」
おはぎ作りのスペシャリスト久保田真澄さんに おはぎの作り方を教えてもらおう~
森崎「作って何年ですか?」
久保田さん「約20年です!」
藤尾「大ベテランさんですね」
ではサザエ食品流おはぎの作り方を 見てみましょう!
佐々木 「(左手にもち米を)約50gとったんですね」
久保田 「(右手であんこを)すくいあげた時点で50g。 手のひらに乗せた時に…押します! あとは(手を)壁のように包み込んでいきます」
では親子でレッツおはぎ作り!
サナは裕子お母さんから しっかり作り方を教わっています…
佐々木「優しいお母さんだね」
森崎「お母さんってすごいね~」
コウタ「うん!うまい!」
かおりさん「かたくないです!」
サナ「すっごい、美味しい!」
森崎「あら~良かった~」
森崎 「どっかに信頼を置かなきゃなんない。 その信頼が今日オープンになった時に ピカッと眩しかったですね。 そこまでやって下さっていたんだって!」
コウタ 「自分たちが食べる前に 検査をしてくれていたり 努力している人のことも考えて ちゃんと食べていきたいと思いました」 裕子さん 「商品で並んでいるのしか分からないから (販売までの)過程を見れて とても勉強になりました。 品質チェックもあんな風にやっていると 思ってなかったので勉強になりました」
週刊あぐりニュースの時間です。 今日はJAめむろからビデオレターが届いています。 ≪第32回めむろ収穫感謝祭≫のお知らせです。
JAめむろ青年部 「あぐり王国をご覧の皆さんこんにちは。 私たちはめむろ収穫祭実行委員会です。 11月23日(土)午前9:40から 収穫祭をJAめむろで行います。 このお祭りは豚汁1000食無料配布、 特産馬鈴薯マチルダ詰め放題、 そのほか屋台や楽しいアトラクション、 大抽選会と盛りだくさんです。 皆様のお越しをお待ちしております!」
めむろのみなさん、 元気いっぱいのビデオレター ありがとうございました! あぐりニュースをご覧のみなさんも ぜひ足を運んでみてくださいね!
以上、週刊あぐりニュースでした。 ≪第32回めむろ収穫感謝祭≫ 日時:11月23日(土)9:40~14時 場所:JAめむろ本部事務所 東側特設会場 (芽室町西4条南1丁目) 問い合わせ: 第32回めむろ収穫感謝祭実行委員会事務局 電話:0155-62-2313