突然ハイテンションの河野くん
河野「みんなもおいでよ♪清水町!」
森崎 「カット!ダメだよ!バカヤロウ。 もう一回やるよ」
河野「監督…わからないっす!」
森崎 「そんなんでCMになると思っているのか?」
リーダーと河野くん、 なにやらCMを撮影しているようなんですが、 順調には進んではいないみたい。
森崎 「もう河野にもオレにも無理だ… おれもう監督辞める! こうなったらあぐりっこにお願いしたい! 君たちにCMの企画・制作・監督・出演の 全てをお任せしたい!」
アイサ「す・べ・て…?」
森崎「やってくれるか?」
キョトン状態のあぐりっこ。
森崎「ありがとう!」
河野「誰も返事してないです」
リーダーからのむちゃぶりで CMを作ることになったあぐりっこ。 その題材はこの畑一面に広がる、この野菜。 近づいてよ~っく見てみると…
ショウマ「ブロッコリーだ」
森崎 「今日しっかりと生産者の話を伺って そのうえでCMを作ってもらいたい。 できますか?」
あぐりっこ「はい!」
ブロッコリーに隠された 清水町ならではの秘密。 あぐりっこはどう切り取るのか!?
今回あぐりっこがやってきたのは清水町。 国内有数の小麦や豆の産地。 畑作野菜の栽培はもちろん、 酪農畜産も盛んで卵もあります。 あぐり王国がお邪魔するのは4回目。 前回は町のブランド牛肉 「十勝若牛のこだわり」を学びました。 さて今回は…
佐々木 「生産者の石原さんです。 よろしくお願いします!」
森崎「広いブロッコリー畑ですね~」
石原彰さん 「畑の大きさは2町くらい(約2ヘクタール)。 年間の収穫量は31~32トンぐらい。 畑の長さはここから450メートルくらいです」
あぐりっこ「よんひゃくごじゅうめーたー?」
その規模にビックリです。
河野「ブロッコリー好き?」
アイサ「大好き!」 ショウマ「マヨネーズとかつけたりして食べる」
そんなブロッコリーが大好きな2人。 大地を思いっきり走りたい! 山崎奨眞(ショウマ君・小5)と 好奇心旺盛!竹内愛紗(アイサちゃん・小4) 2人にはCMを作るためにいろんなことを 学んでもらいます。実はこのブロッコリーには 清水町だからこその秘密が隠されているんです。 ということで早速リサーチ開始!
佐々木 「まずどこの部分を食べているんだろう?」 森崎 「言っちゃうけどブロッコリーは “つぼみ”なんです!」
ショウマ・アイサ「つ・ぼ・み?」
森崎「イエ~ス!」
森崎 「【花らい(からい)】と言ってつぼみのこと。 このまま置いておくと花が咲いちゃう。 花になる前のつぼみの状態で食べる!」
アイサ「つぼみ食べているの?」
森崎「つぼみ食べているんだよ」
ここで石原さんにブロッコリーを収穫して いただきました。
アイサちゃんが持ってみると…
佐々木「アイサが見えない!」
ショウマ「すごい頑丈で固いです。盾みたい」
アイサ「でかい!」
【花らい】のスレスレに葉を落します。
ここでリーダー 取れたてをいただくことに!
モシャモシャモシャ…
森崎「最高!うまい!」
ブロッコリーの収穫には 「輪っか」のような道具を使います。 どのように使うのかというと…
石原さん 「(収穫するのに)13センチぐらいが目安! これをブロッコリーの上に乗っかれば “Lサイズ”なんでOKだよって目安」
一株一株、成長具合が違うブロッコリー。 収穫適期かどうかは一つ一つ目で見て 判断するんです。その基準がコレ。 この大きさまで成長していれば Lサイズで出荷できるんです。
石原さん 「(輪っかは)ハンガーで作ってます」
森崎 「普段だったらどのスピードで収穫するのか ちょっとやてもらえますか?」
まずは大きさを選んで… ちょうど良いサイズを見つけると あっと言う間にカマでカット。
シャッシャッシャ
花らいギリギリの葉をカットし 石原さんお手製のコンテナに乗せて完了!
ここまで1株3秒です!
森崎「探しながらなんだ」
どんなことでもCM作りの参考になるはず。 ということで、収穫体験!!
慣れないカマでブロッコリーをとり 要らない葉を捨てギリギリをカット!
ショウマ 「株を切る時にエッ何これ?って思うぐらい 力を入れても切れないから 切り方にコツがあった!」
さてお次はアイサ。 ブロッコリーを持ったら顔が隠れちゃうよ~
さて葉っぱをカットしますが… アイサ「なかなか切れない!」
よっと1株収穫できました。
さてブロッコリーの魅力を知るためには 試食も重要!ということで 茹でて食べることに…
熱が入ると一気に緑が濃くなり 鮮やかになりました!
河野「茹でるといいですね~」
森崎「キレイですねえ」
パクリッ
ショウマ「うんまいっ!」
アイサ「おいしい」
ショウマ「ジュワ~ってくるんです!」
佐々木 「みんなが美味しい!と言っている ブロッコリーなんですが 実はこのブロッコリー 今年デビューしたブランド野菜なんです」
アイサ「ブランド?」
佐々木 「とれたんとの最大の特徴は…コレ!」
森崎「なんだこれ?」
佐々木 「触ってもいいよ。臭いかいでもいいよ」
触ったり臭いをかぐあぐりっこ。
ショウマ「土と…なんかわからない…」
アイサ「肥料かな?」
ショウマ 「肥料と言うことは…フン?」
河野「フンを持たされたんじゃないか?と」
石原さん 「これねえショウマ君が言った 牛(ぎゅう)フンなんですよ」
ショウマ君、大正解! だけどフンと聞いて固まるショウマ君。
森崎 「大丈夫大丈夫!牛フンだけじゃないから」
石原さん 「養鶏(ようけい)やっている方もいますから 鶏フンも混ぜてます」
森崎「牛フンと鶏フンのダブルだ!」
じゃ~ん、もんすけです! 酪農や畜産が盛ん清水町。 牛とニワトリのフンを有効利用するため 堆肥を作っているんです。
この堆肥は4年前から 「しみず有機」と言う名前で 清水町の農業を土の中から支えてきました。 そんな完熟堆肥の「しみず有機」を使うと、 どんな良いことがあるのかな? もっと詳しく知りたいよ~ --------------------------------------- 『しみず有機』 全道のホーマック各店で販売中! 問い合わせ) JA十勝清水町家畜排泄物堆肥化施設 電話)0120-253-432
石原さん 「しみず有機を入れることによって 畑がすごく柔らかくなんるんですよ。 土がフワフワと… 微生物もたくさんできますし! やはり農家をやるからには 畑作りが基本なので! 娘が後を継いでくれているので いい畑を作って あげたいですね」 森崎 「そうか…後世に残していける土作り」
森崎 「おっしゃる通りです! そういうCMが出来たらいいなあ」
河野 「こんなにわかっている2人なら 大丈夫でしょう!」
と、ここでショウマが突然しゃべり出した!
ショウマ 「例えば…収穫して走って ブロッコリーって言って とれたんとって叫んで…」
それでは早速、企画会議スタート! “とれたんと’のブロッコリーのCMを作ろう~
佐々木 「みんなアイデアが溢れちゃっているよう!」
そうなんです。実はあぐりっこ 撮影の準備をしている時から 湧き出てきたアイディアをスケッチブックに まとめていたんです。ということで、 まずは2人で考えたアイディアを 実演してみたのですが…
ではまずはパターン①熱血教師編
森崎 「こらああ(あくまで金八先生風に…) とれたんとおお~~」
なぜ金八先生なのか? 【ということで保留】
パターン②空に叫ぶ編 森崎 「オレこれでいいの? なんで空に向かって“とれたんと”って 叫んでいるんだろう?」
ショウマ「…」
森崎「まあそういうことを役者は考えるの」
なぜ空か? 【ということで保留】
パターン③せ~の編
アイサ 「ゆうかさんが“せ~の”って言って その次にショウマ君が “誰もが美味しい”って言って…」
河野 「『せ~の』って言ったあとに みんなで言うんじゃなくて 1回ショウマを挟むんだ」
もう大人は大爆笑。
森崎「い…いいよ!やってみようよ」
ユニークなアイディアを披露してくれた 2人のあぐりっこ監督ですが、 実際にやってみると いろいろな問題点もできてて…
森崎 「とれたんとって何の意味だっけ?」
アイサ 「『採れたて』で“たんと”は『たくさん』」
ショウマ「採れたて・たくさん!せ~の!」
どんどん思ったこと表現していきます。
森崎 「そうそうそう!そういうのを入れると 分かりやすくなるよね!」
少しづつアイディアが固まってきた様子。 改めて今日の出来事を思い返して アイデアを出していきます。
アイサ「緑がたくさんできれい!」
取材した中で気付いたことをホワイトボードに まとめていきます。その中からあぐりっこが 心に引っ掛かるキーワードをピックアップ。
インパクトのあるコメントも作っていきます。
アイサ 「しみず有機とかとれたんとの意味とか そういうの入れてかなきゃ…」
ショウマ「このコメントいると思う?」
さてCMの構成が決まったとのことで リーダーたちが呼ばれました。
アイサ 「まずリーダーが 今年デビューのニューフェイスと言って…」
河野 「今年デビューのビューフェイス! いいねえ~気になる!」
とここでアイサちゃんは走って 体を使ってリーダー達に伝えます。
アイサ 「ここら辺で、私が隣で…」
と、ショウマ監督と考えた構成を 出演者に伝えるアイサ監督。 流れを聞いたリーダーは…
森崎 「いいんじゃないか! しっかりとれたんとのCMになってる!」
佐々木 「しかもそれぞれ役割がちゃんとあります」
ということで、それぞれ小道具を持ち セリフと動きを確認。 タイミングが重要ということで 何度も何度もリハーサルを 繰り返すのですが…
リハーサル3回目 河野「遅いな…」 アイサ「間に合わない!」 ★タイミングが合いません
リハーサル4回目 河野「何秒?」 スタッフ「16秒」 森崎「ちょっと長いな…」
タイミングがあわないまま、 本番を迎えることに… 「よ~い!スタート」
さてその出来栄えは…?
河野 「ではここで監督確認しましょうか?」
収録した映像をモニターでチェックします。
なんだか大爆笑していますが…
ショウマ 「いやあ…恥ずかしい!声が枯れてる ガリゴリしょっかああああ~んって」
森崎 「それは今日どうにもならない!」
ショウマ君、確かにしょうがない
森崎 「ブロッコリーの美味しさ みんなの楽しみってのはすごく表現されてて いいCMなんじゃないか!」
アイサ「いいと思います!」
森崎「いいな?ショウマ?」
ショウマ「いいです!」
では「完成で~す!(パチパチパチ)」
それでは、あぐりっこ渾身の 手作りCMご覧下さい!
アイサ「今年デビューのNEWフェイス!」
ここで三人が走り出します。
佐々木「しみず有機で甘いっ!」
ショウマ「カリコリ食感~!」
カメラは3ショットからズームアウト。
手間に河野くんとリーダーが現れます。
河野「とれたて たくさん!」
森崎「せ~のっ!」
全員「とれたんとのブロッコリー!」
~~完了♪~~
頑張ったあぐりっこに JA十勝清水町女性部の料理サークルの皆さんが ご褒美を作ってくれました! 作っていただいたのは ブロッコリーの茎をふりかけにしたおにぎりと ラーメンサラダです。
詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい!
ショウマ 「暑い時に食べたい!」
河野「歯切れがいいですね!」
森崎「おいしい!」
さて今日CM作りをしてもらいましたが…
佐々木 「子どもたちにCMを作ってもらうって どうなっちゃうんだろうって 私は思っていましたよ、今日。 色んなアイデアがポンポン出てきて 絵まで書きだしちゃったじゃないですか! 画用紙くださ~いとか言って!」
ショウマ 「CMを完成させたからスッキリした!」
アイサ 「スッキリしたっていうか嬉しい!」
2人ニッコリ♪
森崎 「2人が将来ステキなCMプランナーになって タレントして使ってもらいたい!」
みなさん、とれたんとのCMいかがでしたか? ぜひ今年デビューのとれたんとの野菜、 手に取ってみてくださいね♪
こんにちは 週刊あぐりNEWSの時間です。 留萌の味を召し上がれ!! 「くるるの杜 るもいフェア」のお知らせです。
あさって海の日に北広島市の ホクレンくるるの杜で くるるの杜るもいフェアが開かれます。
会場には「うまいぞ るもい」を キャッチフレーズに ミニトマトやピーマンのほか メロンやサクランボなど新鮮でおいしい 留萌地方の野菜・くだものが大集合します。
また目玉商品として 当日朝に留萌地方で水揚げされた 南蛮エビと殻付きホタテといった海の幸や、 このイベントのために育てた 初山別村のもぎたて トウモロコシ「ポロピリカ」が 店頭に並びますよ。
詳しくはホクレンくるるの杜へ お問い合わせください!
当日は農家さんやJAの職員が 店頭に立ちますので、この機会に是非 産地の思いに触れてみてはいかがでしょうか。
以上、週刊あぐりニュースでした。 ≪くるるの杜 るもいフェア≫ 7月21日(日)ほくれん くるるの杜 (北広島市大曲377-1)
※お問い合わせ先)ホクレンくるるの杜 TEL:011-377-8700(代表)