お好み焼き、焼きそば、とんかつ… これらの料理に欠かせない、 調味料と言えば…ソース。 その原料の代表格とも言えるのがタマネギ。
実は原料の生産から貯蔵、 そしてソースの製造まで一貫して行なっている、 タマネギ生産量、 道内トップクラスの産地があるんです。
今回のあぐり王国ネクストは、 特殊な貯蔵法で品質を保ち、 加工まで行う道内有数のタマネギ産地へ!
森結有花アナウンサー 「道内有数の観光名所 富良野市にやってきました!」
森崎リーダー 「真っ白だね…でも北海道の冬の景色だな」
森 「今回は富良野で栽培されている タマネギの貯蔵と それがソースに加工されるまでを追います」
リーダー 「うちはすごくソースを使うんです! 揚げ物やお好み焼きを結構するんです。 とんかつには北海道の野菜を原料とした ソースを使っています!」
森 「私も富良野産のソースを使ってますが おいしいなと思います!」
リーダー 「実際、富良野のソースって有名ですよね。 最近ぐわ~っと人気も出てきて あっちこっちで見る事がありますよ」
今回のあぐりっこはソース好きかな?
小学4年生の小島楓(カエデ)ちゃんと 美味しいものを沢山食べたい!という 初参加の小学5年生、 阿部泰知(タイチ)君です!!
リーダー 「2人はソース好きですか?」
あぐりっこ「好きです!」
森 「ソースがどうやって出来ているか分かる?」
あぐりっこ「わからない…」
リーダー 「ソースって何から出来てるんだろう?」
森 「そのソースですが… 中にはタマネギが入っているんです!」
あぐりっこ「へええ~」
森 「富良野エリアはタマネギの栽培も盛んで 北見エリアに次いで道内2位の生産量! 年間、約9万トンのタマネギを作っている!」
あぐりっこ「すごい!」
リーダー「その数、9万トン!」
タイチ「9万トン!?」
森 「タマネギが沢山作られているので 貯蔵やソースに加工する施設が集まった タマネギのコンビナートのような 施設があるようですよ」
リーダー 「富良野に?タマネギで!?」
ということで一行は、 タマネギの貯蔵施設や加工場があるという 場所へ向かうことに-
森「どうですかリーダー?」
リーダー 「これはすごい!コンビナートだわ! 色々あるねえ~」
森 「全てタマネギを貯蔵したり加工したり…」
リーダー 「コンビナートってことは 全部ここでやっているんだね。 すごい場所があったんだねえ~」
森 「それだけ富良野はタマネギが取れるんですよね」
リーダー「野菜の香りが漂いますね~」
森「後ろの加工場でやっているんですか?」
高橋さん 「はい!1日で5万玉くらい!」
リーダー 「うわああああ~」
さっそく、全員衛生服に着替え、 施設の中にお邪魔させていただきました。
高橋さん 「こちらはソースなどの原料になる タマネギの皮をむいている工場です。 約30人ほどいます」
リーダー 「30人で5万玉をさばいているんだ!」
一体どのような作業が行われているのでしょう?
カエデ「失礼しま~す」
森「うわっ!」
プシュ――――――
リーダー「音すごいねえ。何だ?」
森「玉ネギいっぱいだあ」
リーダー 「包丁とエアガンを右手に持ってる!」
そのタマネギに包丁で切れ目を入れた後 エアーを吹きかけ、 スピーディに皮をむいていくのです。
今回特別に、あぐりっこも体験!
プシュウウウウウ~
カエデ「すごく楽しいです!」
リーダー 「ふたり、目は大丈夫か?」
タイチ「ちょっと痛いです…」
リーダー 「大丈夫か… 泣いていいんだぞ! よしよしよしよし…」
※ゴーグルのちょっとした隙間から タマネギの刺激臭が入り込み 涙がとまらないスタッフもいました。 作業されていらっしゃるみなさんは 慣れているようでゴーグルしてません! すごーーーい!
リーダー 「さっき工場で皮をむいたタマネギは どうなるんですか?」
大島さん 「他の工場に委託してペースト状になります。 そのペースト状になったものが この工場に戻ってきてソースになります」
ソースに使うペースト状のタマネギを、 見せていただけるということで…
リーダー「うわっ!」
森「これタマネギ?」
リーダー「マッシュポテトでしょ!」
カエデ「イモ!イモ!」
大島さん 「ペースト状にしたタマネギです! これを手で持ち上げて鍋に投入します」
リーダー「上にもっていくの?」
大島さん「人力です!」
あぐりっこと森アナが重さを確認すると-
タイチ「重い!!」
森「重いです!何キロあるんですか?」
大島さん「約20キロほどあります」
森 「あそこまで(鍋のあるところまで) 持っていけそう?」
タイチ「無理です!!」
リーダー 「分かった。大人が持って行くわ」
この大きなタンクに加えて、 いよいよソース作りが始まります。
森「すごい量のソースを作っているんですね」
大島さん 「1270キロを1回で作ります」
リーダー「うわああああ」
鍋の蓋を開けてもらうと…
リーダー 「うわ~激しく回っているね! タマネギの他の原料で ソース色がついてるんだね」
「JAふらの」のソースは、タマネギのほか、 地元のニンジンやトマトなどの野菜と 様々な調味料を加えて作ります。
森「ここにタマネギペーストを入れる!」
リーダー 「どっかり入れるんだね。加熱してる?」
大島さん 「96度まで加熱して10分間蒸らしをして 完成になります。約1時間半です!」
タイチ「早い!」
リーダー 「ウソでしょ!3~4日煮込むんじゃないだ。 意外に早いんだ」
ここで出来立のソースを 味見させていただけることに…!!
リーダー 「めっちゃソースの香りする。 いい香りですね~! とにかくこのソース香りが素晴らしい」
ひと舐めしてみると…
リーダー 「うまーーーー!」
リーダー 「味はちょっと濃いんですけど 上品なスープを頂いているような感じ。 お野菜のおいしいスープ!」
森 「優しい甘さが口の中に 広がっていくような感じですね!」
カエデ 「あっ!甘い!!」
ところが…
カエデ 「すごい酸っぱい…」
リーダー 「甘いのと酸っぱいの(笑)」
このソースは、 中濃タイプと濃厚タイプの2種類があり、 「JAふらの 厳選野菜ソース」というブランドで 販売されています。
■JAふらの厳選野菜ソース(中濃・濃厚)300ml 260円(税込)
販売先は- フラノマルシェ・オガールなど
リーダー 「それだけ作るってことは それだけ売れてるってことだからね!」
森「評判はいいですか?」
大島さん 「ありがたいことに 味がいい!何にかけても合う!と とても良い評価を得ています」
リーダー 「このソースが北海道から全国まで 知れ渡っているのが すごく分かった気がします」
大島さん「ありがとうございます」
リーダー 「うまいわあ~ ジュースの自動販売機に 置いてもいいかも!」
貯蔵庫の中を見させてもらいましょう。
全開のボタンを押しましょう!
タイチ「3・2・1…」
リーダー「オープン!」
ゴゴゴゴ~
あぐり一行「うわああああ」
カエデ「すご~~い」
森「全部タマネギですか?」
リーダー「たじろぐ~!」
鈴木さん 「スチールコンテナで約2700基。 約3700トンのタマネギを貯蔵してます」
森「上から下まで全部タマネギですか!」
リーダー 「タマネギ団地ですね。 入った時の香りがすごいこと! しかもみずみずしいですね」
鈴木さん 「これは8~10月に収穫したものです」
リーダー 「まだ温かい時期に獲れたもの?すごいね」
とれたての鮮度が保たれている貯蔵庫のタマネギ。 実はある特殊な貯蔵法が用いられているのです。
鈴木さん 「原理的には同じですけど CA貯蔵の特徴としては 庫内に入れなくなることがあるので 好きな時に出庫ができないデメリットがあるので JAふらではCA貯蔵庫と冷蔵庫の保管の間に エチレン貯蔵庫をいれることによって 年間供給をしようということでやってます」
「JAふらの」では、 通常の冷蔵庫とCA貯蔵庫、 そして、エチレン貯蔵庫も活用して 今年度からほぼ1年を通じて、 タマネギの安定供給が可能になりました。
鈴木さん 「エチレン倉庫は3月からです」
森「最近ですね」
出荷スケジュールをみてみると…
リーダー 「エチレン貯蔵は今年から… ではそれまではCA貯蔵でまかなっていた。 それだとどんなスケジュール?」
鈴木さん 「CA貯蔵が前倒しになってたので 6月7月あたりが売り場が空いてしまう…」
リーダー 「このエチレンというものがでてきて ようやく通年、 地元のタマネギが食べられるようになりました」
リーダー「カエデ!どうだ」
カエデ「幸せって感じ!!」
年間で、およそ9万5千トンのタマネギを 生産している「JAふらの」。 私たちが口にする、 いつでも新鮮で品質の高い北海道のタマネギは、 こうした産地の努力と熱意によって、 支えられているのです。
鈴木さん 「年間供給が可能になったので 加工品への原料供給も安定的にできるので そういったことでもメリットがあるので 是非全国・全道の消費者に おいしいタマネギを食べて頂きたいです」
リーダー 「北海道のタマネギって言うと 北見!ってイメージが強いです。 ここに富良野!っていうのを 出していきたいですね~!!」
森 「厳選野菜ソースとタマネギの加工品を使った お料理をJAふらの女性部のみなさんに ご用意いただきました」
JAふらの女性部、 部長の桑折祐美子さん、 小早川泰代さん、林真佐子さんに ご協力いただきました。
リーダー 「このお料理自体にソースが使われているの?」
桑折さん 「そうなんです! 真ん中のお皿は タマネギ・ジャガイモ、 ニンジン・お肉をソースで煮込みました」
リーダー 「野菜の旨みとソースだけ! そのソースだって富良野の野菜から出来てる」
※詳しい作り方はレシピコーナーへ! http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20171223&selectmonthforcal=201712
桑折さん 「こちらのオニオンスープは ノンオイルソテーオニオンという 富良野の加工品を使っています」
こちらが「JAふらの」で製造販売する 「ノンオイルソテーオニオン」。 その名の通り、ヘルシーで料理にすぐ使える 優れものなので、スープやカレーなど、 様々な料理に大活躍の商品です!
■ノンオイルソテーオニオン230g 380円(税込)
桑折さん 「水の中にノンオイルソテーオニオンを入れ 味付けはコンソメでしています」
ではいただきま~す!
タイチ 「めっちゃ味が染みてて美味しいです!」
リーダー 「ソースの味わかるかい?」
タイチ 「ソースがお肉の周りに絡みついてて とても美味しいです!」
カエデ「あっ…おいひい!」
リーダー「おいひい~(笑)」
カエデ 「なんかモチモチしてる感じ!」
森 「やっぱりソースはこうでなくっちゃ! っていう味ですね。 野菜の美味しさもありますけど ソースのパンチの効いた味わいがいいです!」
リーダー 「ソースってかかり過ぎると 塩味が強すぎで心配にもなりますが 富良野のこのソースだと たっぷり入れても優しく食べられる」
森 「普通のソースだったら もっと主張してくるけど、 ソースの味はありつつも まろやかに広がっていく感じ」
リーダー 「農家さん側からすると 通年タマネギを供給できる事への思いは?」
リーダー 「さて森さん! 今日は今年最後の放送です。 今年春から仲間入りしましたけど…」
森 「北海道の食べ物が美味しいっていうのは 知ってはいましたけど 実際に色んな農家さんのところに行って 人が努力して工夫をしているから おいしい北海道の恵みが守られている事を すごく肌で感じましたね。1年やって!」
リーダー 「ただもっと面白くておいしいものが いっぱいありますからね! 来年からも宜しくお願いします」
リーダー 「みなさんも来年からも 宜しくお願いします。 それではみなさん 良いお年を!!」 ---------------------------------- 12月16日のクイズ 「古くから札幌で栽培されている、 大きなキャベツの名前は何だったかな?」
正解は「札幌大球」でした。