森崎 「一年を通して酪農を学ぼう!」
みんなでレッツ牛(ギュー)
札幌の女子高生を迎えた「酪農シリーズ企画」。 釧路市で大規模経営を展開する 「仁成(じんせい)ファーム」を舞台に、 前回はまず「エサやり」や「搾乳」など、 酪農の基本となる仕事を学びました。
「エサやり」のあとは、 出産直後の母牛の搾乳と、 産まれたばかりの子牛への哺乳も体験。
子牛の成長を見守る約束をしてから3ヶ月。 “ユナ”は、いったいどれだけ 大きくなっているのでしょうか。
佐々木 「三か月ぶりになります。 酪農シリーズ第2弾です」
森崎 「季節が変わって新緑の夏到来…」
佐々木 「え~と実は10度行ってませんね!」
何とこの日(6月28日)の気温は7度!
藤尾 「見ていらっしゃる方は7月ですから… みなさんが見ている状況は違いますから」
森崎 「分かっています… テレビではなかなか伝わらないんですけど 気温1ケタ!」
ではあぐり女子高生ご登場!
シリーズで学んでいるのは、 札幌大谷高校2年生のふたり。 食べることが大好きな 砂押祐貴子(ユキコ)さんと、 夢はデザイナーという 藤村七海(ナナミ)さん。 酪農に興味津々の女子高生です。
佐々木 「3か月前のユナが どれくらい大きくなっているのか?」
森崎「どれくらいだと思う?」
するとジェスチャーで… ユキコ 「これぐらい(チョーでっかい)」
森崎「でかいでかい!」
ユキコもナナミも体全体を使って ユナの大きさを表します。
さて一体どうなっているかな?
みんなで牛舎へと目指します。
ナナミ「早く会いたい!」
森崎「覚えているかな?」
まずは場長にご挨拶。
シリーズでお世話になっている 「仁成ファーム 第2牧場」の佐藤昌芳場長。 今回も酪農について詳しく教えていただきます。
森崎 「三か月ぶりの場長です!」
みんな大笑い♪
藤尾 「場長にもお会いしたいんですけど ユナにも会いたいなと思って…」
ということで前回、 出会った場所へ移動します。
久々の再会に心躍らせるあぐり一行。 すると…
森崎 「感動の再会が…おっと!カワイイ♪」
別な赤ちゃん牛がいましたよ~
藤尾「あれ?ユナはどこですか?」
佐藤場長「実は…遠い…」
森崎「ええええええ~っ」
まだ何も言っていません。
佐藤場長 「第1牧場の方に移動しています」
藤尾 「それってここの第2牧場の敷地内?」
佐藤場長 「違います」
藤尾「出て行った?」
佐藤場長 「第1牧場と第2牧場で生まれた子牛が 1か所に集まる場所があるんです。 そこで今は飼われています」
森崎「いっぱいいる~」
藤尾 「ちっさな牛さんがたくさんいる」
あぐりっこ「カワイイ~♪」
佐藤場長 「生後20日~3ヶ月ぐらいの 子牛がいます! あそこにいる『1717』という牛がユナですよ」
佐々木「いた!」
ユキコ「え~大きい!」
森崎 「カワイイ♪あれがそうだったんだ」
ユキコ 「しっかり大人になっている気がする」
森崎 「たった三ヶ月だったのにねえ」
藤尾 「2人でミルクもあげたでしょ」
佐藤場長 「前回つけていただいた“ユナ”の名前を 血統登録しました」
ユキコ・ナナミ 「ユナ・アグリ・キングダム!」
森崎「つまりユナあぐり王国」
ユキコ・ナナミ「うわ~嬉しい!」
森崎「ありがとう」
佐藤場長 「人で言うと戸籍のようなもので この10ケタの登録番号で全て管理されてます」
ユナの血統証を拝見したところで、 元気いっぱいの子牛たちへ エサやりをさせてもらうことに-
すると牛に変化が!
佐藤場長 「これは配合飼料と言うんですけど (モオ~)
大豆や(モオ~)米などの(モオ~) ペレット…」
森崎 「場長聞こえない…」
藤尾 「場長場長! 子牛の鳴き声に声の大きさが負けるのは やめてください」
藤尾 「大きな声で行きましょう。もう1回」
佐藤場長 「大豆とか小麦を粉にした(モオ~~)」
藤尾「場長!!!」
(エサがほしくて子牛が鳴いているんですよ)
子牛へ与えるのは “とうもろこし”や“大豆粕”などを合わせた 栄養満点の配合飼料と呼ばれるエサ。 さっそく、女子高生の二人が挑戦。
藤尾「すごい勢いで食べてる!」
ユキコ「重い!」
このあと牛舎に寝わらを敷き詰める作業も お手伝い。親牛だけではなく 「子牛を育てる」という、 酪農の重要な仕事を学んだ二人でした。
森崎 「大変な作業でしたがどうでした?」
ナナミ 「楽しかったです! でも毎日やるのは大変だと思いました」
最後にユナにあいさつを-
ユキコ 「大きくなって美味しい牛乳を作って下さい」
ナナミ 「元気ですくすく大きく育ってください!」
さてこの後は 生乳生産に大切なエサ作りを見学です。
移動してきたのは広大な牧草地。
とにかく広~い広いっ!
その牧草地に刈り取った牧草が並べてあります。
佐藤場長 「3日前に牧草を刈ったんですが 刈った牧草を刻んでサイレージを作る作業を しています」
ここでエサについておさらい。
佐々木 「さっきみんながエサやりをしたのが 配合飼料。今まさに作業しているのは この“粗飼料”です」
森崎 「発酵させたものっているのが サイレージですね」 佐藤場長 「サイレージとは人が食べる 漬け物のイメージ」
佐々木 「まさに材料となる牧草を集めているんですね」
森崎「広い畑ですねえ」
佐藤場長 「(この畑は)7ヘクタールです」
森崎 「これぐらいの畑があと何枚?」
佐藤場長「50枚くらい」
あぐりっこ「うわあああ」
藤尾 「350ヘクタール??」
牧草の収穫は1年に2回行われ、 6月下旬から7月上旬に収穫する牧草を 「1番草(ぐさ )」。
そして8月中旬に収穫する牧草を 「2番草(ぐさ)」と呼びます。
するとみんなの前に現れたのは 巨大なトラクター!
森崎 「うわ~ランボルギーニだよ 乗ってみたくない?」
あぐりっこ「乗ってみたい!」
ということでトラクターに乗せていただき、 ダイナミックな牧草収穫を体感!
ナナミ「すご~い」
ランボルギーニが引っ張る荷台に 別なトラックが並走しながら 乾燥させた牧草を入れていきます。
ユキコ 「牧草が入ってる!すごい舞ってる… いっつも後ろを見ながら運転するんですか?」
ドライバーさん「前も後ろもみているよ」
1番草と2番草の収穫時期は、 悪天候を除いたほとんどの日が、 この作業で追われるという仁成ファーム。 酪農の夏を象徴する大切な作業です。
ユキコ 「めっちゃ楽しかった! 高いしよく見えるし、わ~!って感じ」
森崎 「ユッコ、めっちゃテンションが 上がっているな!」
収穫した大量の牧草は、 所定の場所へと運ばれますが、 いったい、どのようにサイレージが 作られるのでしょうか…
ということでお次はサイレージを作る 現場にやってきましたよ。
みんなが乗っていたランボルギーニが 牧草をたっぷり積んで入ってきました。
すると目の前に!
森崎 「信じられない光景が見えているんです!」
「ランボルギーニのトラクターが来たよ」
すると小高い山のような所に登っていき 荷台を開けると
牧草を押し出していきます!
森崎「ところてん方式だ!」
藤尾「押し出されてるんだ」
佐藤場長 「刈った牧草を重機で踏み固めています」
森崎 「踏み固めるって… あんな重い重機が乗っても 大丈夫になるんだ。本当に草か?」
ふわふわの牧草が重機が乗っても 大丈夫なほど頑丈な土台になっています。 どうなっているのでしょうか?
牧草の山に登ってみたい! ということで ユキコが登ってみると 少し牧草が崩れてきますが…
藤尾「行けたぞ行けたぞ」
森崎 「サイレージっていわゆるサイロの中で 作るものじゃないの?」
佐藤場長 「バンカーサイロってうちにもありますが その容量以上に牧草地があるので スタックサイロと言う形で サイレージ作りをしています」
森崎 「バンカーサイロには入りきらないんだ」
ナナミ 「何から何まで牛のために すごい土地をたくさん使って 数少ない従業員で作業しているのを 目の当りにして改めて 北海道の酪農はすごい と思いました」
大規模経営ならではのサイレージ作りを 学んだ一行は、場長から最後にもう一つ 「仁成ファームならではの仕事を体験してほしい」 とのことで、ある場所へ…。
佐藤上場 「ここは育成牛の放牧地です」
森崎「広いなここもまた~」
藤尾「さっきよりさらに広い」
佐藤場長 「今、離れている牛をゲージに入れます」
藤尾 「牛を追い込む作業ですか? バギーとかで追い込むんですか?」
佐藤場長「いや…人の足で!」
あぐり一行「ええええ!?」 放牧地は、札幌ドームおよそ3個分。 そこに放牧されているのは、 分娩間近の妊娠牛が50頭。 なので機械の音でストレスをかけないよう、 人間の力だけで牛をゲージへ追い込みます。
まず牛のいる場所まで移動しますが…
森崎 「全然目的地に着かない!」 藤尾「遠いなあ~」
すると場長-
べえべえべえべええ~
牛を呼びだしました。
すると…牛が寄ってきます。
藤尾「本当に寄ってくるんだ」
あぐりっこも
森崎「すごいよ。君たちすごい」
佐々木 「本当にすごい。目の前に牛」
藤尾「一頭残らず来たよ」
女子高生の声で牛たちはスムーズに移動。 広大な放牧地での牛追い作業も難なく終了…
と、誰もが思ったその時…
佐々木 「あれ?なんか出ちゃった?」
藤尾 「牛が全部出ていくよ! どうなってんの??? 大変だ!全部出て行った~!」
森崎 「相当な大混乱になっております」
あぐりっこ、追い込みますが-
藤尾 「どんどん逃げていくっ!大変だよ」
森崎「どう収拾がつくんだああ」
このあと急遽、 仁成ファームのスタッフも加わっていただき、 なんとか無事に牛たちをゲージへ。 予想だにしないハプニングでしたが、 女子高生の二人には 酪農を全身で感じる貴重な体験となりました。
藤尾「いえ~い」
みんなでハイタッチ♪
ナナミ 「簡単かなっと思ったけど すっごい大変でした!」
藤尾「全力で逃げて行ったもんね」
佐々木 「さてお次は阿寒丹頂黒和牛バーガーを いただきましょう!」
お越しいただいたのはJA阿寒青年部の皆さん。 部長の鈴木真悟さん、大友裕介さん、 浅野達彦さんの三名。 お酒を飲みながらワイワイするのが大好きな とっても仲がよくって チームワークもよくって 地元愛にあふれるみなさんです。
森崎「どうして寒くないんですか?」
鈴木さん 「このTシャツをPRしたくて!」
背中には「あ~牛乳のみてえ」のロゴが。
鈴木さん 「長いもと和牛100%のハンバーグが入って チーズとデミグラスソースをかけてます」
ではいただきま~す!
ユキコ「おいしいです!」
佐々木「肉の味がしっかりしてますね」
藤尾「赤肉のニクニクしい感じが強いですね」
特産の阿寒丹頂黒和牛と 長いもを挟んだオリジナルバーガー。 実はJA阿寒の青年部が 考案したメニューなんです。
鈴木さん 「JA阿寒青年部で小学校に出向いて 食育の出前授業をやっていてます。 JA阿寒さんでこの肉を販売し始めて これでハンバーガーを作ったら 子供は好きなんで… 小学校の先生にも食べてもらって 先生にもおいしいと言ってもらえて どこで買えるの?と聞かれて やってみてとても良かったですね」
森崎「また牛乳が合う!」
藤尾「うまいよ!最高」
森崎 「この真夏の温かい気候の中で飲む牛乳。 最高だねえ~ ちょっとホットにしてくんないかな…」
真夏目前のこの時期、 ツルっと美味しく食べられる麺。 皆さんお好きですよね?
インタビュー 「ラーメンのコッテリした感じが好きです」 「冷やし中華が良いですね」 「ザルうどん!」「そーめんですね」
と、様々な好みがある中でも ヘルシーで栄養価が高く、 年中人気の‘麺’といえば…そば!
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授 「タンパク室の栄養価が高くて カリウムも多く含んでいてヘルシーですが それ以外にも… 高血圧を抑えてくれる成分や 血糖値が上がるのを防ぐ成分など こういうものが見つかって 生活習慣病の予防につながるんじゃないかと ヘルシーな食材であることが分かってきた」
栄養価も高くへルシーで老若男女が好きなそば! そのそばの美味しい時期と言えば…
インタビュー 「やっぱり秋じゃないですか?」 「新そばが出る時期の9~10月」 「秋だと思うんだけど」
それが変わるかもしれません!
今時期、夏だからこそ美味しい そばづくりが進んでるんです! ということで、 今回はJAあさひかわの新たな挑戦を探ります。
ホーホケキョ…ケキョケキョ…
森崎「鳥の鳴き声が聞こえているよ」
河野「良い所ですね」
今回のあぐりっこは小学校4年生初参加の 桑山心ちゃんと鶴田茉夕(マユ)ちゃん。
佐々木 「今日は旭川市江丹別町にやって来ました」
森崎 「もう江丹別の農産物と言えば…あれでしょ」
佐々木 「ある作物の産地なんですけども 実はもう目の前に見えているの」
河野 「この作物をこの状態で見る事はあまりない!」
森崎 「この状態でわかったらスゴイ!」
佐々木 「その作物とは…そばです!」
あぐりっこ 「えええ~~」
森崎「絶対わかんないよね」
マユ「わかんなかった」
森崎 「江丹別産のそばは大人になったら常識」
河野 「江丹別超はものすごく寒いところなんだよ」
佐々木「最低気温で有名!」
森崎「でもそばは最高ですから」
村上さん 「こちらは7月中旬。 白く見えるそばの花が咲いている写真」
森崎「きれいなんだよね~」
マユ「キレイ~」
ココロ 「おそばが取れる前に白い花が咲くなんて 初めて知った!」
佐々木「この後は…」
村上さん 「9月上旬の写真です。 白い花の部分にそばの実を付けて コンバインで収穫していきます」
森崎 「収穫したけどそばはどの部分を食べるか?」
佐々木「それが…コレです」
ココロ「ざらざらしている!三角みたい」
河野 「これはそばの実。 三角錐みたいな形ですよね。 これは土の中に入りやすいようになっていて 子孫が繁栄されるようになってるんですって」
このそばの実をみんなが知っている 蕎麦にするために必要な道具がこれ!
佐々木「これ知っている?」
ココロ「テレビとかで見たことある」
マユ「見たことない!」
村上さん 「これは石臼と言って そばの実を粉にする道具です」
この石臼を使ってひくそばの実がコチラ。
森崎「さっきと違う?」
ココロ 「さっきより小さいし色も違う!」
森崎 「黒いのが白くなったのは… そばの実の殻をむいたんですって!」
そばは外側の殻を取り 出てきた薄緑色の実を使います。
石臼の上に置き少しずつ穴に落として 粉にしていくんです。
あぐりっこ 「うわ~出てきた!出てきた」
「小さい…」「粉?」「砂みたい!」
お味は?
森崎「ほのかにあま味がありますね」
さてあぐりっこにも挽いてもらうと… 途中まではいいのですが
森崎「手が届かない!」
マユ自身がぐるぐる歩いて挽きますよ~
この石臼どういう仕組みかというと―
森崎 「石に溝があるんですよ。 このギザギザの間にそばの実が入って 粉々になるんだよ」
村上さん 「(石臼は)20キロぐらいあると思いますよ」
そばの実を収穫するまで、およそ3ヶ月―
硬い殻を取り除き、粉にし、 その粉に水を加えて練って… やっと麺になります。 そばを食べるためには とっても時間と手間がかかるのです。
森崎 「そばってさ大変な思いをして いただくだけのものがあるんですよ。 新そばの時、つるっと頂いたとき ポワーンとした香り!最高だ! 9月になんないかな~早く~」
佐々木 「新そばが楽しみな人も多いと思いますが でも! 秋まで待たなくても…いや 今だからこそ美味しい そばがあるんです!」
じゃ~ん、もんすけです。 美味しいそばの産地JAあさひかわエリア。 収穫量は360トン! そんなにたくさんのそばを収穫するために JAあさひかわでは「ある取り組み」を 行っているんです。
JAあさひかわ 白崎 仁浩さん 「JAあさひかわでは高齢化・後継者不足により 年々農家戸数は減少しております。 地域農業の労働力の補完をするために 作業効率の高い大型機械を導入した コントラクターという農作業を受託した 組織を立ち上げ、 地域農業を支える活動をしています。 江丹別地区のそばは は種(種まき)から収穫までの9割が コントラクター組織で作業を行っており 良質なそばの生産を支えております」
地域の人がつながって そばの収穫を行っているんだね! そうして収穫されたそばは、 JAあさひかわと需要者が提携した 製粉工場へ― こちらでは挽き方が2つ。 1つはそばの実の外側・内側を分けて 挽くことができるロール挽き。
2つめは味や香りがそのままの石臼挽き。 このように製粉されたそば粉は 全国に出荷されています!
さてあぐり一行はある場所へ移動してきました。
森崎「良い景色だねえ~」
河野「すごいですね、ここ!」
あぐりっこ「すごいキレイ!」
そこで、やってきたのがこちら… 「そば生産実験農場」。
するとみんなの目の前に現れたのは…
森崎「コンテナ?」
村上さん「貨物コンテナですね」
さてコンテナの扉を開いてみると-
マユ 「あ~何も入っていない!」
森崎 「何もないんですが!」
村上さん 「この中にそばがたくさん入っていました!」
村上さん 「江丹別町は雪が非常に多い地域でして その雪を利用して 収穫したそばをコンテナに入れて 雪蔵を作ったんです」
森崎「ここ雪の中だったんですか?」
村上さん「そうなんです」
では写真をみながら説明頂きましょう。
村上さん 「袋の中に黒いそばの実が入っています」
森崎 「青い入れ物の中は雪ですか! 雪・雪・雪・雪…」
そばの実と雪をコンテナに詰めて 貯蔵しているということなのですが ここからがとっても大胆なんです!
森崎 「重機が雪をかけてる! 埋まっちゃった!」
マユ「見えなくなっちゃった…」
河野「雪捨て場に見えます」
村上さん「いやいや雪蔵です!」
森崎 「ここに貯蔵しているんだ。 すごいことをしているな江丹別は!」
コンテナごと雪で覆い そばの実を貯蔵するこの方法は 去年の冬から始めた試み。
雪蔵で貯蔵することで 室温や湿度などが一定に保たれます。 こうして貯蔵されたそばの実は 甘みが増しスッキリした味わいに― 夏にピッタリの味わいのそばになるというのです…
森崎 「どう信じられる?」
あぐりっこ 「信じられない!」
森崎「食べてみたくない?」
あぐりっこ「食べてみたい!」
村上さん 「JA直営のおそば屋さんで食べられます」
雪蔵で5か月間貯蔵した このそばの実は「自然雪蔵熟成そば」という 名前で今年から試験的に販売しています。
JAあさひかわ直営の店で 味わえるということなので 食べ比べをしてみる事に―
■江丹別そば処 穂の香 神楽店 住所:旭川市神楽5条8丁目1-16 電話:0166-63-5725
佐々木 「1つは自然雪蔵熟成そばです。 まずは一般的なそばを頂きましょう」
森崎 「しっかり歯ごたえがあって 夏に食べるそばだよね」
佐々木 「それでは自然雪蔵熟成そばです…」
河野 「香りが違う?芳醇な感じがする」
森崎「熟成感があるんです」
マユ 「こっちの方が柔らかいかんじする」
森崎 「噛み終わった後の 余韻と言うんでしょうか… ほのかなあま味と 自然豊かな風味が広がります」
村上さん 「あま味と風味が増して アクが抜けたような味になります」
森崎「クリアな味になりますね」
河野 「育つときは昼夜の寒暖差がおいしくさせる… でも収穫して保管するときは 一定がいいってことですかね」
村上さん 「それで熟成されると考えております」
マユ 「味つけなくても美味しい!」
JAあさひかわでは、 自然雪蔵熟成そばをPRするために 市内の直営店で食べられる オリジナルメニューを開発したというなんです。 そこで、そのオリジナルメニューに欠かせない ‘野菜’を調達するために 市内の生産者を訪ねました。
あぐり一行「こんにちは~」
生産者の下谷卓博裕子さん。 それでは早速、ハウスになっている オリジナルメニューに欠かせない野菜を 見せて頂きましょう!
あぐり一行「すごい!うわ~~」
森崎「なってる~」
マユ「奥まで実ってる」
森崎「どんな気持ち?」
マユ「全部食べたい気持ちです!」
さっそく収穫してみます。
森崎「でっか~い!」
そうしてパクリ…
マユ「あまいっ!」
大好きなトマトですが とっても甘くて大感激です。