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2020年07月11日(土) | ハウスの中がもしゃもしゃの理由は…?
2020年07月11日(土) | 立茎栽培とは何ぞや?
2020年07月11日(土) | 大地に感謝していただきます!
2020年07月11日(土) | いきなり冬到来?
2020年07月11日(土) | ブランドを支える美唄のチカラとは…
2020年07月04日(土) | ♯576 当別町カラー編
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2020年07月04日(土) | なんと…花をジャブジャブ洗う??

[+10] >>

2016年03月19日(土) |  冬のお仕事って何するのかな?

さて果樹生産者に会いにいきましたよ。

森崎
「雪山の向こうに見えましたよ~
 こんにちは~」

藤尾
「どうやってそっちに行ったらいいんですか?」

生産者さん
「(雪山を)上がってくればいいしょ」

みんなで雪山を登ってご挨拶…

岩見沢市毛陽町の果樹生産者、
東井 源(アズマイ ハジメ)さん。
リンゴ、ブルーベリー、サクランボなどの
果樹のほか米やカボチャも生産しています。

森崎
「すごい。これ全部リンゴの木??」

東井さん「全部リンゴの木だよ」

佐々木「何本くらいあると思う?」

マナト「150本」

ヒナタ「120本」

東井さん「2000本くらい!」

森崎・藤尾・佐々木・あぐりっこ
「えええええ~~!」

東井果樹園のリンゴ畑は、
広さおよそ4ヘクタール。
「早生(わせ)ふじ」
「王林(おうりん)」など、
20品目のリンゴを育てています。
この時期は真っ白な雪に覆われた状況ですが、
収穫時期はご覧のように、
真っ赤なリンゴで彩られた
美しい景色が広がります…

佐々木
「今は何の作業をやってたんですか?」

東井さん
「春になって芽や葉が出てきたときに
 日陰にならないように 
 余計な枝を落とす作業をしてました。
 その作業を剪定(せんてい)といいます」

剪定(せんてい)作業は
枝や葉っぱに十分な日光を当てることで、
リンゴの品質を高めたり、
収穫量アップに繋がったりするなど、
2月上旬から行われる重要な仕事なんです。

さらに雪深いこのエリアではほかにも…

東井さん
「雪に埋まった枝を掘り出す作業もします。
 でも今年は雪が少ない方でね」

森崎
「これで少ないの?」

東井さん
2012年(豪雪被害があった時)は
 このくらいまで雪が積もりました」

そう指さしたのは東井さんの身長より
頭ひとつ飛び出した位置。

(すごい積雪量だったんですね…)

森崎「うええええ~」

東井さん
「だいぶ木を傷められて…
 新たに植え替えたのもあります」

森崎「いやいや大変だなあ」

東井さん
「雪は大嫌いです」

森崎
「あれでた…
 本当に雪とお付き合いしている人の
 本音です…」


2016年03月19日(土) |  リーダー東井さんに弟子入りするが…

寒い冬に枝を切る剪定作業。
どのように行われるのか
見せていただきました。

2本の枝があります。
上の太い枝。下の細い若い枝。

下の枝にとって上の枝があることで
日陰が発生してしまいます。

さてどちらを剪定するのか?

東井さん
「上の枝はまだまだ大きくなります。
 (下の枝にとって)日陰になってしまうので
 下の枝はいまのうちに切ってしまいます」

森崎
「もったいない~!!
 けど大胆だったねえ~」

ほかもパチンパチンと枝切ばさみで
切っていきます。

東井さん
「この木はまだまだ成長するんで…」

森崎「なんでわかるの?」

東井さん「をみたらわかる」

藤尾
「伸びる分を考えて切りおとすんだ」

東井さん
「これは上に実がなると
 枝にこすれてキズついちゃう…
 あまり上にやらない…」

森崎「下にね…」

東井さん
「やってみます?
 一回切った枝はもう 
 くっつかないからね」

森崎
「ちょっとやめてくださいよ~
 すごいプレッシャーじゃないですか!」


ということで難しい剪定作業をリーダーが挑戦!
しかし…

森崎
「これどうですかねえ~
 この枝はアスパラみたいだから
 いらないか!」

すると東井さん
それ…それは…(困った雰囲気)」

森崎
「これはとっておくかな!」

東井さん
「この枝は花が咲いて実がなるんだよね…」

藤尾「自分でちゃんと決めてください!」

佐々木「全然頼りない」

森崎
「いや俺ね…わかるんだよ…
 リンゴの気持ちがね
  だいたい…
 おぼろげですけどね!」

森崎
「そうそう分かるんです。
 このへんはどうですか?」

東井さん
「そうです!ピンポン」

森崎
「そうですピンポン。
 どっち??」

藤尾「聞いちゃダメでしょ!」

リーダー周囲の雑音を一切聞き入れず
分かったフリを通します。

森崎
「これだよね。ね♪親方」

東井さん「はい!」

パチン

森崎「よし!いいべ!」

東井さん
「あの!!!
 ちょっと貸して!
 切り口はねえ~きれいにしとかなきゃ 
 こっから腐れが入って
 病気になりやすくなってしまう」

森崎
「このようにね…
 いろいろとコツが分かっているようですけど
 実は1個も分かっておりません」

やはり難しく奥が深い剪定作業。
ここでもう一つ、
あぐりっこでも簡単にできるという
雪に埋まった枝を掘り出す作業を
体験させてもらいました。


2016年03月19日(土) |  冬の作業は重要だった!

さてリンゴの木をよくみてみると
雪の中に枝が埋まっています。

森崎
「枝が雪の下にあると
 雪がとけて行くのと同時に
(雪に)引っ張られてしまう。

 ほらここに…
 裂けちゃった…」

藤尾「かわいそう」

森崎
「こうならないように救出してあげよう」

ということであぐりっこが枝周りを
除雪していきます。

藤尾「すごい埋まっているね」

最後は折れないように手でゆっくり
雪の中から取り出します。

さて佐々木アナウンサーも大奮闘。

森崎
「岩手っ子・大胆です。
 やっぱり雪深い所の出身だよ、あんた!」

佐々木「んだよおお」

雪をかいて枝を救出するヒナタちゃん。

佐々木「やったああ~イエーイ」

ヒナタ「結構深くて大変でした」

森崎
「こういう大変な思いを冬のお仕事として
 農家さんはしているんですね」

続いて、もう一つ重要な
冬の仕事を見学させていただくことに…

森崎
「なんか来たぞ!」

藤尾「下がキャタピラになってる!」

すると黒いものを振りまきながら
畑を走り出しました。

東井さん
融雪剤をまくんです。
 果樹園でもまくんです。
 雪な中に枝が埋まっているので
 雪を上から少しでもとかしてあげたい」
 
森崎
「下からとけると枝が引っ張られるから
 上からでもとかしたい」
融雪剤をまくことで雪による枝へのダメージを
少なくするだけではなく、
雪解けを進めることで、
地中の温度が早く高められ、より長い期間、
リンゴの栽培を行うことができるんです。

東井さん
「雪があると春の肥料をまいたり
 草を刈ったり…そういう作業が遅れるんで
 早く土を出してやりたい」

森崎
「雪解けを待って…なんて悠著なことを
 言ってられないんですね」

東井さん
「(融雪剤をまくと)
 10日以上早くとけるから」

森崎「その10日はでかい?」

東井さん
大きいです!
 春の10日間はものすごく貴重!」
 
森崎
「なるほど~でも驚きですね。
 果樹農家の方々は
 こんなに冬の作業が多いなんて…」

様々な果樹の栽培を行っているので、
リンゴだけではなく、
そのほかの果樹の剪定や
融雪剤散布も行っています。
また果樹の枝を食べにやって来る
鹿の侵入を防ぐ
防護ネットの雪よけも、
冬の大切な作業のひとつです。
生産者の努力に感謝しながら、
健やかなリンゴの成長、
そして秋の豊作を願い、
あぐり一行も自らの手で、
融雪剤をまかせていただきました。

2016年03月19日(土) |  リンゴスイーツを作ろう♪

さて場所は変って…

森崎
うわーあったね♪
 今日は会えないんだとおもってた」

マナト「うまそう」

東井さん
「これは貯蔵しておいた“ふじ”です。
(昨年の)11月8日頃に収穫しました」

藤尾「美味しそう」

収穫時期ではありませんが、
貯蔵していたリンゴを今回特別に、
食べさせていただきました!
いったい、どんな美味しさなのか?

ヒナタ「うーん!おいしい」

マナト「うまい!」

森崎「どんな味?」

マナト「リンゴの味」

ヒナタ
「いつも食べてるリンゴの味より
 みずみずしい感じがします」

東井さん
「嬉しいです!最高ですね」

さて大人チームも食べますが…

藤尾「おいしい!」

森崎「甘い!」

佐々木・藤尾「みずみずしい!」

東井さん
「“ふじ”は貯蔵しておいた方がおいしくなる」

森崎「あま味がすごくのっていますね」

佐々木
「リンゴジュースかと思うくらい
 水分量が豊富!!」

アズマイ果樹園の直売所では、
リンゴ果汁100%の完熟りんごのジュースや
りんごのドライフルーツ、
そしてブルーベリージャムなど、
美味しい果物を原料とした
加工品の販売も行っています。

森崎
「雪の作業もみたじゃない。
 こう1年かかって出来てるって
 わかったよね。去年準備をしたから
 食べられるリンゴなんだよね」

マナト
「作ってくれた色んな人の顔を
 思い浮かべて食べました」
 
森崎
「そうか…作った人の顔ね…
 思い浮かべなくても
 目の前にいるけどね!」
 
■東井果樹園
住所:岩見沢市毛陽町482
電話:0126-47-3375

マナト・ヒナタ
「リンゴのスイーツを作ろう!」

ということで岩見沢市内にある
人気スイーツショップ「はぁーも」
田村端絵さんにお店の看板商品リンゴを使った
お手軽スイーツを教えていただきます!


■haa-mo はぁーも
住所:岩見沢市志文本町2条6-1-2
電話:0126-25-1622
定休日:火・水曜
営業時間:10時~17時

さてその人気商品とは…

ヒナタ
「うわ~カワイイ!アップルパイだ」

田村さん
「そうです!アップルパイです」

森崎
「さすが!ヒナタ。家が洋菓子店♪」

藤尾「そうなの?」

《ヒナタちゃん家のケーキ屋さん情報》
■佐藤洋菓子店
住所:札幌市南区澄川4-6-4-3
電話:011-832-0306
営業時間:9時~18時半
定休日:木曜日

田村さん
「リンゴをそのままパイで包んでいます」

藤尾「たっぷりいい」

ヒナタ「おいしそう~」

さっそくアップルパイ作りに挑戦!
使う材料はご覧のとおりです。

まずはリンゴの皮むきから。

藤尾
「マナト人生初の皮むき体験から…」

※実はあぐりっこ2人とも初めての皮むき!
本人以上に出演者もスタッフもドキドキでした。
でも上手にむけましたよ。

皮をむいたリンゴは8等分にカットした後、
芯の部分を取り除きます。
そして鍋で砂糖と一緒に20分程度加熱すると、
リンゴのコンポートが完成。

続いては、生地を伸ばす工程-

藤尾
「黒縁メガネが誠実さを醸し出してる。
 職人さんみたい」

生地を適度な薄さになるまで
綺麗に伸ばしたら、
リンゴの土台となるスポンジ生地をのせます。
そして冷ましたリンゴのコンポートをのせて、
スポンジの周りに卵黄を塗るのですが
ココからが人気店直伝のこだわり!

田村さん「生地をかぶせます!」

森崎
「うわ~こんなんして作るの!!」

田村さん
「そして型で抜きます」

リンゴを生地で優しく包み込むことで、
フワッとした食感に仕上がるんだとか…
生地を閉じるときは、
フォークの先でも大丈夫ですよ。
あとは卵黄を表面に塗って
オーブンで30分焼いたら出来上がりです!!

そしてさらに、スイーツをもう一品!
「リンゴのマフィン」にも挑戦します。
こちらは詳しい作り方はレシピコーナー
ご覧くださいませ…


2016年03月19日(土) |  おいしいリンゴ料理をいただきます♪

さてアップルパイとリンゴマフィンが
完成しましたよ♪

森崎「これホカホカだよ」

マナト
「頑張ってかき混ぜた甲斐がありました」

佐々木
「東井さんのところでとれた
 リンゴをつかったリンゴジュースです」

■果汁100% 完熟りんごジュース
 200円(税込)

ではみんなでいただきまーす。

マナト「んふふ!うまいっ!」

ヒナタ
「リンゴがすごく甘くておいしいです」

森崎「これはハッピーだな」

佐々木「おいしい!」

藤尾
「リンゴの甘さだけって感じが
 すごくしますね」

森崎
「リンゴ半玉をパイで包んでいるんだから。
 すごいボリュームだよね」

ではマフィンです…

マナト「んはーおいしいです」

藤尾
「うまい。ものすごくしっとりしてる」

佐々木
「一生懸命みんなで作ったらからこそ
 温かみのある味ですね」

実はヒナタちゃん…

森崎
「リンゴをまるかじりしたのが…?」

ヒナタ「初めて!」

森崎「今までやったことが…」

ヒナタ「なかったです」

森崎
「あのリンゴを丸かじりして
 どんな想いした?」

ヒナタ
「いつものリンゴと違う感じで…
 すごい!
 新しい食べ方を教わったなあ!」

森崎
逆にね…新しい食べ方ね」

森崎
「正直にね真冬にリンゴを学ぶって聞いてね
 ボクはマジかよと思ったんですよ。
 正直そうでしょ?
 リンゴもなってないリンゴ園…
 なぜそこに?と思うでしょ。
 でもしょうじゃなかったね。
 リンゴ園が緑の葉や赤の実をつける前の
 真っ白のリンゴ園には
 たくさんの想いが詰まっている事が
 わかりました。
 どの季節も大事なんだねえ~」

もんすけがお伝えする「週刊あぐりニュース」。
今日は「よくねたいも」販売開始のお知らせだよ!

ホクレンのオリジナルブランド
商品「よくねたいも」が、
3月9日から道内の主要スーパーで
販売されているよ!
「よくねたいも」は秋に収穫されたジャガイモを
特別な方法で長期間貯蔵して、
時間がたつにつれて甘みや旨みが増す、
ジャガイモの特性を引き出しているんだって!

今は「男爵」「メークイン」「キタアカリ」の
3種類が販売されているけれど、
5月頃には「ひかる」「きたかむい」という
品種も発売されるみたい!
冬の間よく寝て、
一層おいしくなったジャガイモは、
品種によって違った風味や食感が楽しめるから、
全部食べてみたいよね。

以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

《主な販売場所》
コープさっぽろ、Aコープ、ホクレンショップ、
東光ストア、イオン北海道、
マックスバリュ北海道など


2016年03月12日(土) |  ♯375 食卓を道産の花で華やかに編

佐々木
「さて今日はあぐりっこと
 お父さんにきてもらってます!」

小学校4年生の毛利公耀(たかあき)君と
お父さんの展宏(のぶひろ)さんです。

佐々木
「みなさんあさっては3月14日が
 何の日か分かりますか?」

藤尾
「はいはいはいはい…
 ぼくにとってもは運命の日ですよ。
 ホワイトデーです」

するとリーダーが藤尾くんの頭をバシッ!

藤尾「何でたたくの?」

森崎
「ボケると思うしょや!」

そう3月14日はホワイトデー!
一般的にはバレンタインデーに
チョコレートをもらった男性が
マシュマロやクッキーなどを
お返しする日なのですが
近頃は男性が女性に日ごろの感謝の気持ちを
伝える日としても知られています。

佐々木
「日頃お世話になっているお母さんに
 2人からプレゼントを贈りませんか?」

ノブヒロさん
「いいですね!贈りたいです」

森崎
「これまでどんなものを贈ったことあります?」

ノブヒロさん
チョコレートケーキを作ったことがあります」

藤尾「えーすごい!マメなお父さんですね」

タカアキ「僕もお父さんの手伝いした」

とマメなノブヒロさんですが
今年のホワイトデーに送るプレゼントとして
あぐり王国的に大プッシュしたいものが
あるんです!

それは1万種類もの品種があり
小さい子からお年寄りまで
幅広い人が知っていて
当別町が全道1位の生産量を誇るもの。

佐々木
「そのものとは…ジャーン!」

タカアキ「チューリップ!」

森崎「キレイだねえ」

佐々木
「今回訪ねる当別町は
 チューリップの生産が道内ナンバーワン!」

森崎
「北海道の真冬にキレイな花が咲いている
 イメージありますか?」

ノブヒロさん「ないですね!」

ということで今回のあぐり王国北海道は
ホワイトデーサプライズ企画!
チューリップと一緒に
お母さんに日ごろの感謝を伝えよう♪

さてお話を聞くのは-

チューリップを栽培して5年の
木屋路(キヤジ)裕美さん。
チューリップを知りつくす
お母さんと2人で力を合わせて栽培しています。

木屋路さん
「どうぞ~こちらになります」

タカアキ
「わ~チューリップがいっぱいある」

森崎
「一面チューリップ!
 咲いてないですね」

タカアキ「咲いてない!」

藤尾「取材に来るの早かったですか?」

木屋路さん
「早くないです!お客様に届いたときに
 咲くように出荷するので
 ハウス内で花は咲いていないんです」
 
森崎「そうだったか」

海外ではオランダで多く栽培されている
チューリップですが原産国はトルコ。
北海道では2月から4月が出荷シーズン!
一口にチューリップといっても様々な品種があり
このハウスの中には18種類も植えられています。


2016年03月12日(土) |  種類が豊富…だけど咲いてないんだよ~

森崎
「チューリップの品種の名前わかる?」

藤尾「リーダーも分からないでしょ?」

森崎「ダイナスティー!」

佐々木「目の前にあるもん!」

木屋路さん
ゴリラっていう名前の
 チューリップもありますよ!」

藤尾&あぐりっこ「ゴリラ!?」

木屋路さん
「今年初めて作りました」

タカアキ「紫っぽい!」

木屋路さん
「正直初めて作ったので
 咲いた状態を見たことがないんです」

ちなみにゴリラが咲くとこんな感じ!
紫の花弁がステキです。

木屋路さん
「こちらがファンシーフリルで
 最初に覚えて頂いたダイナスティーです」

森崎
「ファンシーフリルかわいいね」

ノブヒロさん
「(お母さんの)好みだと思いますね」

佐々木
「淡いピンク色で春らしいですね」

花びらの形や色でまったく違った印象なのが
チューリップの魅力の1つなんです。

森崎
暑いです…
 みんなもジャンバー脱ぎました。
 (ハウスの中は)何度くらいありますか?」

木屋路さん
23度くらいまで
 上がったんじゃないですか?
 本来チューリップにとって暖かいのは
 ダメなんですよ」

森崎「え?」

木屋路さん
「暑すぎるとチューリップがダメになっちゃうし
 花がポンポン咲いちゃうんですよ」

森崎
「そっか!ちょっと開いちゃってるのある!」

木屋路さん
限界です!
 これは換気して窓を開けて
 15度ぐらいまで下げます」

木屋路さん
サングラスかメガネをして
 作業するように
 心がけていて。
 湿度が低い状態にしたい。
 メガネが曇ると湿度が高いので…」

ノブヒロさんのメガネは曇ってません!

森崎「大丈夫ですね!」

森崎
「何か間違いがあって
 バーって全部咲いてたら…」

木屋路さん「泣きます!」

森崎
「泣きながら『ああキレイ…』と思うだろうね」

木屋路さん
絶対に思いません!
 ああああああ~って
 感じです(笑)」


2016年03月12日(土) |  収穫作業お手伝い♪

佐々木
「では出荷の目安を教えてください」

木屋路さん
「一番良い状態は
 ダイナスティーに関しては
 ちょっとピンクがかった感じ。
 これがお家にいったらこのくらい咲きます」

森崎
「それが今ここにあるということは…」

木屋路さん「アウトです!」

藤尾「アウトですか…」

佐々木
「ではどうやって収穫していくんですか?」

木屋路さん
「簡単です!下のほうを持って
 ポン抜くだけです」

森崎「ウソでしょう?」

藤尾「それだけ?」

森崎「球根ごと??」

森崎「タカできそうか?」

タカアキ「たぶん出来そう!」

さて引っ張ってみると…

タカアキ
「簡単にスルンと抜けた!」

薄く色づいた収穫適期のチューリップを
球根ごと抜く。
これがチューリップの収穫なんです。

藤尾「球根ごと抜くって初めて知った!」

力はいらない作業ですが…

ノブヒロさん
「腰にくるかもしれないですね…」

木屋路さん
「半腰のままひたすらなんで!
 もっとスピーディーに作業すると大変です」

藤尾
「これだけの量があると大変ですよね…」

森崎
「何本くらい咲いてるんですか?」

木屋路さん
「だいたい4万本です」

藤尾「うわ~~~」

さて収穫したチューリップを
別なお部屋にもってきましたよ。

森崎
「いっぱい摘みましたよ~
 花を摘んだというよりは
 抜いたって感じだね!」

佐々木
「ここからは選別作業
 木屋路さんのお義母さんに教えて頂きます」

チューリップを栽培して23年の
木屋路恵美子さん。
お嫁さんのヒロミさんも尊敬する人なんです。

恵美子さん
「これを規格で45センチに揃えて
 球根を切ります」

10本を一束にして
葉が上を向くように新聞紙で包み
ビニールの袋に入れます。

最後に新聞を抜いて完成です。

1990年からチューリップ栽培を始めた当別町、
その生産量は道内ナンバーワンです。
現在は8戸の生産者が34万本もの
チューリップを生産しています。

2016年03月12日(土) |  お嫁さんと仲良く育てる!

木屋路家は
チューリップの他にもユリや小麦、
お米なども栽培しています。

佐々木
「チューリップ栽培は家族みんなで
 やっているのですか?」

恵美子さん
「いえ。お嫁さん(裕美さん)と2人です。
 これは女だけじゃ無理かなってときに
 お父さんや息子に頼みますけど
 基本は2人です」

森崎「お父さんは何してるの?」

木屋路さん
「私の旦那は札幌まで除雪の
 仕事に行っていて
 お義父さんは役員会に行ったり
 家の除雪をしたりしています。
 2人でできることは2人でしてます」

森崎
「冬の間、畑の閑散期は別の仕事をされて
 女性のお二人は(その間)
 ハウスが空いてるから花を育てている」

農閑期の収入源として
大切な役割を担っているチューリップ。
チューリップ栽培で出た利益は
2人のごぼうびとして活用しているんだとか。

佐々木
「貯まったお金でどこかに行ったりとか…」

木屋路さん
「そうですね!
 旅行したり美味しいモノを食べにいったり…」

森崎「どこ行くの?」

木屋路さん
「家族旅行でディズニーランド
 行かせていただきました」
 
藤尾「ステキ~♪」

佐々木
「ヒロミさんから見て
 恵美子さんお義母さんは花作りの先輩!
 どんなかんじですか?」

木屋路さん
太刀打ちできないです!
 好き勝手させて頂いてますけど
 長年の勘とテクニックを持っているので
 全部ほとんど…お義母さん頼み!」

恵美子さん
「息子より仲良いです」

森崎「ステキなこと~♪」

木屋路さんが心を込めて栽培したチューリップ。
タカアキくんのお母さんに送るため
少しだけ分けて頂きました!

森崎
「これをあげますか?」

佐々木
「このままじゃないんです!
 これに工夫を加えて
素敵なプレゼントにして素敵なプレゼントにして
 お母さんに届けたいと思います」

ということで札幌に戻ってきたあぐり一行。

向かったのは中央区に店を構える花屋さん。

佐々木
「フラワーアーティストの
 中村さんにお世話になります。
 東京で活躍されていた時期に 
 総理官邸のフラワーアレンジメントを
 担当したりコンテストで優勝されたり…」

藤尾「ええええ」

フラワーアーティストの中村晃さん。
総理官邸のフラワーアレンジメントをはじめ
レストランの内装や数々のコンテストで
優勝するなど華々しい経歴をお持ちなんです。
今回は中村さんお力をお借りして
タカヒロくんのお母さんへのプレゼントを
作っていきます!

■HUG FLOWER'S
 札幌市中央区南3条西2丁目6 KT三条ビル
 ℡011-220-5587
 営業時間/11:00-21:00
 定休日/日曜日

さてみんなの前に出されたのは
カラフルなボックス。

中村さん
「サプライズ感、満載ですよね…」

藤尾「えっなに??」

箱のフタを開けると~~

花・
お花のケーキ箱みたい!!

タカアキ「うわ~すごい!」

森崎「かわいい!」

中村さん
「チューリップです。生花ですよ」

森崎
「立体感がありますね」

藤尾
「箱自体がお花を生ける場所に
 なってるんですね」

森崎「ステキ~」

佐々木
「折角ですから頂いた
 チューリップを使って!」

中村さん
「当別のチューリップとても良いと思います。
 いま最盛期なんですけども
 たくさん当別のチューリップを入荷しています」


2016年03月12日(土) |  プレゼントを作ろう♪

それではまずは使う花を選んでいきましょう!

佐々木
「お母さんの好みとか…好きな色とか?」

2人ほぼ同時に-
タカアキ「赤っぽい色!」
ノブヒロさん「ピンク…?」

森崎
「意見が分かれましたけど…」

中村さん
「赤とピンクは近い色なので合うと思います」

では選んでいきますよ。

中村さん
「この花がメインなので
 この花に合うものを選んでください」

タカアき「こういうの?」

中村さん「それバラ!すごくいい香りするよ」

他にも濃いピンクのカーネーションや
黄色いミモザをチョイス!
2人で5種類の花に決めました!
それではいよいよ活けていきます!

中村さん
「ミモザをふわーっと刺していくと
 キレイだと思います。低めに…」

森崎
「開けたときのお母さんの表情を想像しながら…
 取材に行ってることは知ってますけど
 プレゼントを持って帰ることは
 全く知りませんですからねえ」

コーナーにカーネーションを-

藤尾「生えますねえ~」

森崎
「奥様にお花アレンジして渡すなんて
 多少照れませんか?」

ノブヒロさん
「多少じゃないです。
 すごく照れます!」

アクセントになる赤いチューリップを刺したら
タカアキ「完成です!」

タカアキくんとお父さんの
初めてのフラワーアレンジ完成!!

タカアキ
「なんかお母さん喜ぶと思う!」

ノブヒロさん
「喜んでくれると思います」

佐々木
「センスの光る逸品が完成したので
 この後プレゼントを渡しに行きましょう」

森崎「早く渡したいねえ」

タカアキ
「早く渡したい!!」

森崎「なあ~」

ということで毛利家へ移動!

佐々木
「お母さんどう思うかな?」

タカアキ「泣いちゃうと思う」

ノブヒロさん
「号泣すると思いますね」

佐々木
「奥様に花束のプレゼントしたことは?」

ノブヒロさん
ないです!
 10年ちょっと結婚してなりますけど…
 ないですね!」

佐々木
「じゃあ2人から初めての花束のプレゼントですね。
 心の準備は大丈夫ですか?」

タカアキ「はい!」

お母さんには
タカアキくんが取材で学んだ事を
報告する様子を撮影させてください…
と伝えています。

タカアキ「ただいま~」

お母さん「おかえり~」




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