酒かすや米こうじなどが原料の飲み物 甘酒。 日本で古くから親しまれてきた甘味飲料ですが、 近年、その豊富に含まれる栄養価から、 「飲む点滴」とも呼ばれ 注目を高めています。 皆さんは、ご家庭でつくられていますか? 街頭インタビュー 「おばあちゃんが作っていたんですけど 自分では全く作らない!」 「飲みたい時はコンビニで 温かいのを買って飲む事はあります」 「自分では缶で買う事が多いんですが 実家に行くと母が作ってくれます」 「市販のを買います! (作ると)手間がかかるから…」 「作ったことはないですね…。 (甘酒の作り方は)分からないです」 今回のあぐり王国ネクストは、 米どころが販売する、 大人気のブランド甘酒に注目! 米の風味を大切にした甘酒の製造現場へ! 飲んで!食べて!豊富な栄養を取り入れよう! 誰でも簡単にできる、 甘酒を賢く使った料理活用術も紹介します。
森崎リーダー「甘酒普段飲みます?」
森 「普段飲みますよ! お肌にもいいと言われるし…」
森崎リーダー 「じゃあ今日は美意識の高い女性に みてもらいましょう!!」
森 「もうちょっと身近なもので…!」
今回、参加してくれたあぐりっこは、 楽しく農業体験がしたい!という 旭川在住の4年の竹田真悠子(マユコ)ちゃんと、 和食が大好き!という、 小学5年生の岡田麻梨(アサリ)ちゃんです。
リーダー 「甘酒美容のため飲んでます? ちなみに飲んだことは…?」
アサリ「ある!」
マユコ「ない!」
アサリ 「ひと口飲んでね… あんまり好きじゃなかった」
マユコ 「おじいちゃんのイメージがある!」
リーダー 「おじいちゃん好きなんだ」
マユコ「うん。飲んでる」
森 「甘酒にも2タイプあって、 【酒かす】で作られているもの、 【米こうじ】で作られてもので 酒かすで作ったものと味が違います」
リーダー 「(米こうじ甘酒)お酒の味がしないんだって」
リーダー 「お姉さん曰く… 甘酒はキレイになるんだって」
マユコ 「今のままでいい!」
リーダー「今のままでいい!(笑)」
リーダー 「あれ…なんかイラッとした? 」
森「い…今の小学生くらいは…」
リーダー 「あれ?あれどうした? 今でそんなピリッときてるの?」
森「いやいや!!そうじゃなく!」
リーダー 「その態度だけでオバサンだよ!?」
さっそく一行は、大人気の甘酒を販売している、 “JAあさひかわ”の直売所へ。
リーダー「いっぱいある!これですか?」
森「オシャレですねえ~♪」
JAあさひかわの主力品種であり、 最高ランクの特A米としても有名な 「ゆめぴりか」と、 「ななつぼし」の米麹を原料につくられた 「ゆめぴりか甘酒」。 2016年8月に販売をはじめ、わずか半年で3万本を 完売したという大ヒット商品なんです。 ■ゆめぴりか甘酒(200円税込) 取扱い店)あさがお永山店、神楽店 くるるの杜
リーダー 「大人気なんだ!しかもビックリしたのが ゆめぴりかを使っているんですか?」
上原さん「はい!」
リーダー 「やっぱちょっと手が出るかもしんないね。 ゆめぴりかって書いてあるから 飲んでみたいって思ったもん!」
森「作っているのはJAあさひかわさんですか?」
上原さん 「JAあさひかわでは販売を担当しています。 米麹の製造は、地元の農家の奥様方の 加工グループにお願いして、 甘酒の製造は地元の農業法人である 谷口農場にお願いしており…」
森 「しかもパッケージもおしゃれだから 女性も手に取りやすいですよね」
リーダー「これ誰が決めたんですか?」
上原さん 「デザインは私が手掛けました」
リーダー 「ちょっとおおおお~ デザイナーな感じかあ」
嫉妬??
森「違いますよ」
リーダー 「なんかオシャレじゃないですか!」
森 「たしかにリーダーと かみ合わないものがありましたよね…」
リーダー「やかましいわっ!」
ここで「ゆめぴりか甘酒」を試飲させていただき、 大人気商品の実力を確かめることに!
アサリ 「お米…?お餅みたいな味がする」
マユコ「美味しい…好き! 」
リーダー「良かったああ~」
マユコ 「全然おじいちゃんのイメージじゃない!」
わははははー
リーダー 「うーん!爽やかなんですけど あっさりとしたあま味があるんですが お米の粘りというか 米っぽさがしっかり残っているね」
森 「しかも飲んだ後の香りとか後味がお米!」
リーダー 「お米の甘さということは 砂糖は入っていないんですよね」
上原さん 「お米本来の自然なあま味を 引き出した甘さになっています!」
森 「上原さんは普段甘酒飲むんですか?」
上原さん 「実は甘酒が苦手でですね…」
リーダー「おい!!」
上原さん 「苦手な人でもたくさんの方に 飲んでいただけたら…」
リーダー 「上原さん! なんで甘酒の広告塔に立ってるの!?」
続いて原料のこうじが作られている工房に お邪魔しました!
教えてくださるのは 地元の女性生産者で構成される、 「旭正2生活改善グループ」の代表を務める 高橋由味子さん。
こちらのグループは、こうじのほか、 “三升漬け”や“手作りみそ”など、 様々な加工品を製造しています。
森 「こちらではこうじを作っているんですよね?」
高橋さん 「そうです。今あそこで米を蒸かしてるの」
森「すっごくいい香りしますよね」
高橋さん「いい米だからね!」
リーダー「このお米は?」
高橋さん 「ななつぼしです。 ゆめぴりかだとモチモチ感があり過ぎて こうじ菌が付きにくいので、 ななつぼしで作っています」
麹づくりは、まず洗米し、 水に浸した“ななつぼし”をセイロで蒸します。
そして、蒸しあがった米に麹菌をふりかける、 “種付け”と呼ばれる工程へ-
その作業を体験させていただけるということで…
高橋さん「(蒸米を)広げます」
リーダー 「広げて冷ましていくんだって!」
あぐりっこ「熱い!!」
米をある程度まで冷ましたところで、 いよいよこうじ菌をふりかけていきます。
ガーゼに入れたこうじをポンポンと 叩くようにして振り掛けます
こうじ菌をふったら…
力いっぱい手で伸ばすようにします。
リーダー 「米に傷をつけるんですね。 傷の中にこうじ菌が侵入していく!」
早速みてみると…
あぐり一行「うおおおお」
アサリ 「モフモフの毛みたいなのが…」
リーダー 「モフモフ!いい花咲いてるね」
森 「出来上がった米こうじは この後どこに行くんですか?」
高橋さん「甘酒工場です!」
リーダー「遠いの?」
高橋さん 「ちょっと遠いかなあ…でも大丈夫!」
ということで、こうじづくりの工房を離れ、 あぐり一行が訪れたのは、 「ゆめぴりか甘酒」を作っている 「農業生産法人 谷口農場」。 米や野菜など、様々な作物の生産から販売、 そして加工品の製造も行っています。
■谷口農場 農場直売所「まっかなトマト」 住所:旭川市東旭川町共栄255 電話:0166-38-6336
森「工場の中に入ってきました」
小関さん「甘酒はこちらで作っています」
小関さん 「JAあさひかわ産のゆめぴりかが 炊き上がってます!!」
森 「普通の食べる時と同じように 炊いているんですか?」
小関さん「そうです!」
炊き上がった“ゆめぴりか“は、 大きな鍋に移し、水、 そして“ななつぼしの米こうじ”と 一緒に混ぜ合わせ、 温めながらかき混ぜます。
小関さん 「57度の温度で約8時間ほど混ぜます。 混ぜながら発酵することで でんぷん質が糖化してあま味が出る!」
リーダー 「特別なことをしていない すごく自然なドリンクなんだな」
小関さん 「だからこそ素材の味や力が 生きていく味になっているんです」
発酵させた甘酒のもとは、 特殊な機械で混ぜ合わせたあと、 沸騰させてアクを綺麗に取り除きます。
そして、缶に充てんして加熱殺菌をすると、 ゆめぴりか甘酒の完成となります。
小関さん 「今日は特別にですね 8時間かけて発酵させたものを用意しました」
リーダー「缶に詰める前ですか?」
小関さん「前です!」
ということで、加熱殺菌前のできたての甘酒を、 試飲させていただけることに- いったい、どんな味わいなのでしょうか?
マユコ 「(缶で)最初に飲んだ甘酒より 甘く感じる!!」
リーダー 「甘っ!これお米の甘みだけ? こんなに甘いか??」
森「甘いですねええ~」
リーダー 「大切な主食であるお米は ドリンクになってもこんなに美味しい! こんなにあま味が自然に出てくる」
じゃじゃん、もんすけです! お米を主な原料としてつくられる甘酒! その栄養価について、 札幌保健医療大学の荒川先生に聞いてみたよ。
栄養学科 荒川義人教授 「甘酒は食物繊維とかオリゴ糖とか ビタミンB群など非常に吸収性がよくて 例えば食欲が落ちてきたり 体調が悪くなってきたときに それをカバーしてくれる力があるので 飲む点滴と呼ばれていますよね。 実は発酵の時にコウジ酸という 成分ができることが分かっていて いわゆるシミとかの原因を抑える働きが 分かってきているので そういう効果を期待している 女性が多いのも確かですよね」
さてここからはクッキング!
森「甘酒の料理活用術を学んでいきましょう」
料理でも楽しめる甘酒レシピ! そのレシピを教えていただくのは?
リーダー「高橋さんが教えて頂ける?」
高橋さん 「私も知らない!! 甘酒は飲むものだと…」
森 「今回は甘酒を使った料理を研究している方を 東京からお呼びしました」
舘野さん 「甘酒を入れた卵焼きを作っていきます」
家庭ですぐできる、お手軽甘酒レシピ! 1品目は甘酒でフワフワ食感が楽しめる 「卵焼き」です。
※詳しい作り方はレシピコーナーへ! http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180113&selectmonthforcal=201801
舘野さん 「卵に塩・甘酒・ネギを入れていきます。 甘酒ってうまみもあるんですよ。 なのでおダシの代わりにして使えるんです」
家庭ですぐできる、お手軽甘酒レシピ! 2品目は漬け込みいらずで時短調理の 「しょうが焼き」。 下処理は、ボールに豚肉・しょうゆ・しょうが、 そして、甘酒を加えて混ぜるだけ! みりんや料理酒などの調味料は一切いらないんです。
舘野さん 「甘酒って麦芽糖のことなんですけど けっこういっぱい入っていて 素材の中に水分がたくさん入るので 柔らかくなって味が表面でなく中につく! なのでお肉をかめば噛む程、味が出てくる!」
アサリ「ふんわりしていて美味しい!」
高橋さん 「だし巻じゃないのにだし巻のような… だしが効いていて美味しいです!」
森 「箸をいれた感じはシッカリしてますが… おおすごい!! 食べた瞬間口の中でホロホロホロ… すごくだしがきいてると思っちゃう だし巻卵!!」
舘野さん「そうですね。それに近いかも」
上原さん 「これだけのインパクトがある味と柔らかさ。 家でもやってみたいなと思いました」
リーダー 「ようやく上原家で 甘酒の消費量が上がりそうですね」
マユコ 「結構…ていうかすっごい やわらかくなってる!」 リーダー 「うまい!豚肉がこんなにやわらかい! 脂がたってない! 脂がたってない。フレッシュです」
舘野さん「噛めば噛むほど…」
リーダー 「中から出てくる!これすごい。 おれこれ…絶対家でやろう!!」
リーダー 「上原さんこの変貌ぶりどうですか?」
上原さん 「あさがお(直売所)にもソバ屋があるので また違った形で消費者に伝えたい!」
みなさん、こんにちは! 今日は道産小麦を使ったパンが大集合する、 イベントのお知らせだよ~!
来週19(金)日から、21(日)日まで 札幌駅前通地下広場で開催される、 「2018パンマルシェ」!
北海道産の小麦にこだわった 人気のパン屋さんが 16店舗も出店するんだって!
お気に入りのパンを見つけに、 みんなも行ってみてね。
≪2018パンマルシェ≫ 日時:1月19(金)~21(日)10:00~18:00 場所:チ・カ・ホ札幌駅前通地下広場 事務局:011-241-6526 ---------------------------------- 1月6日のクイズ 「パクチーが生産されている、 十勝にある町の名前は何だったかな?」
正解は「士幌町」でした。
こうじ作りの撮影のこと。
リーダー 「完成したこうじって食べた事ないだろう」
森「そのまんまで食べられるんですか?」
高橋さん「全然大丈夫だよ」
恐る恐る食べるマユコちゃん…
リーダー 「体験体験!こんな体験できないぞ!」
もぐもぐもぐ…
マユコ「なんか…すっごく甘い!!」
マユコちゃんに雷が落ちました。
マユコ「商品化できるって!!」
リーダー 「すごいハマっちゃった(笑)」
あまりのマユコの興奮に驚く森 「…うん、すごい美味しいよね」
ぼりぼり食べだすマユコちゃん
リーダー「好き?」
マユコ「おいしい!」
リーダー「あー良かった」
マユコ「カビだけど」
スタッフも大笑い!!
森「カビだけど…」
高橋さん「良いカビだから(笑)」
カビのチカラってすごいよね~♪