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[+10] >>

2019年10月05日(土) |  ♯541 南幌町のキャベツ編
キャベツ!
1年を通じて、国内産を味わえる野菜。
涼しい気候を好むキャベツは、
産地をリレーしながら年中生産されます。

冬から春にかけては愛知など。
初夏は千葉など。
夏から秋にかけては群馬の高原地帯や、
我らが北海道の出番です!

ということで、
今回のあぐり王国ネクストは、
南幌町のキャベツに注目します!
森結有花アナウンサー
「南幌町にやってきました」

森崎博之リーダー
「札幌から近いですけど、なかなか来れなかった!
 10年ぶりですよ!
 初年度に来てから10年経ちました。
 いや~久しぶりだなあ~」
10年前、キャベツの取材で南幌町を訪れた
あぐり王国。
今回も同じくキャベツを取材して10年間の進化に
迫ります。
森崎リーダー
「農林水産省からキャベツ産地って認証受けてる
 スゴイ場所なんです!!」

森アナ
「国が認めたキャベツ産地ってことですね!」
では一緒に学ぶあぐりっこです!
あぐりっこは、のんびりおだやかな小学5年生、
片山朔太朗(サクタロウ)君と、
野菜に興味津々の4年生、
吉田美生(ミオ)ちゃんの2人です。
リーダー「キャベツ好きですか?」

あぐりっこ「はい!」

リーダー「どうやって食べますか?」

あぐりっこ「サラダ!」
リーダー
「家にあるキャベツってどんなサイズ?」

サクタロウ「半分…」

リーダー「半玉か…1玉は?」

ミオ「そんなに見たことない」
森アナ
「私も一人暮らしですから1玉使い切れなくて
 買うときは1/4やカット野菜を買ってしまいます」
 
リーダー「便利なものがたくさんありますよね」

森アナ
「あぐりっこのおうちでも使いきりできるような
 1/4や半玉が使われているんでしょうかね」

リーダー
「今日はまるごとのキャベツが
 畑でどうなっているのか?見ていきましょう」
ということで早速、キャベツ畑におじゃまします。

2019年10月05日(土) |  ちょっと怖め(笑)熱い生産者さん登場!
森崎リーダー
「キャベツの中を歩いている感じですね。
 まだ未成長のもですけど
 ここから結球していくんですよね」

森アナ「生産者の岩村さんがお待ちですよ」

リーダー
「こんにちは~!宜しくお願い致します。
 岩村さんね…
 こう見えて“いいやつ”です!!(笑)」

森アナ「子供たち怖がってる…」

岩村さん「よろしくね~♪♪」

リーダー
「マチで会ったら絶対声かけないタイプです!」
ちょっと強面の岩村国宏さんは、
農業の会社「響(ひびき)」に所属しています。
響(ひびき)では、140ヘクタール、
札幌ドームおよそ28個分の畑で、
9品目の作物を生産。
そのうち4ヘクタールでキャベツを作っています。
リーダー
「今私達の目の前にあるのはどういう状態?」

岩村さん
「植えてから1か月くらいのキャベツです」
リーダー
「いた…キャベツ姫がいた!」

森アナ「ちっちゃいですね~」
森アナ「植えるのは種からですか?」

岩村さん
「苗をJAから買ってきて
 ちょっと生長してものを植えます」
JAが育てた苗を、4月中旬から8月中旬の間、
週1回のペースで18回に分けて定植しています。
森アナ
「かなりの量を生産しないといけないとなると
 苗を自分たちでやるよりも
 農協から買った方が手間が省ける?」

岩村さん
「そうですね。
 もともとは自分たちで苗から育てていたけど
 大変になってくるんですね…」

リーダー「そうですよね」
リーダー
「そこをしっかりサポートしてくれる
 農協の苗作りの体制というのが
 ありがたいところですよね」

森アナ
「そういうサポート体制があるから
 南幌町のような一大キャベツ産地になってる!」
リーダー
「それにしても(定植)18回は多いですね」

岩村さん
「細かいんですよ…
 ホントはどかっと作ればいいんですけど
 ちょっとずつ植える!」

リーダー
「重量野菜ですし、手間もかかるし、
 収穫出荷も大変ですよ…
 結構肉体にきますか?」

岩村さん「まっ!オレは何ともないですけどね」

リーダー「さすが!弱音を吐かない!」
南幌町では、岩村さんのようなたくましい生産者と、
JAが連携して、キャベツ生産を進めています。
町全体では年間でおよそ2200トン以上のキャベツを生産し、
全国の消費者へ送り届けています。

2019年10月05日(土) |  気合だけでは出来ない!1日2400玉収穫!
森アナ
「定植をした後はどんな作業があるんですか?」

岩村さん
「カルチ作業といって機械が畑に入る!
 爪でガッと土をかっちゃいてあげることで
 草取り作業にもなるし、
 下の土を乾かす効果と酸素を与える効果があり、
 それによって作物が生長しやすくなる!」
岩村さん
「うちはカルチ作業を2回やるんですね!
 定植から10日後くらいに1回やって
 軽く雑草を取り、
 2回目は追肥といってもう1回肥料を入れる!
 同時進行で酸素もいれてあげる!」
リーダー「肥料と酸素が同時なんですね」

岩村さん
「そこでドバッと来い!!みたいな」
リーダー
「気合注入して、
 気合いだ!気合いだ!気合いだ!」

森アナ
「このキャベツ…強そうですね」
手作業による草取りもマメに行いながら、
大事に育てられる南幌のキャベツ。

続いては、収穫適期のブロックへ。
森アナ「さっきとだいぶ様子が違いますね」

リーダー「でっかくなったなあ~」
岩村さん「もう収穫適期です!」

リーダー「キレイだねえ」
サクタロウ
「結構大きくなりました!
 さっきの小っちゃっかったけど」
リーダー
「キャベツは結球がしっかりとしてものがいい!
 レタスは結球していない軽いものがいい!
 スーパーで並んでいたら軽いものがいい!
 でもキャベツは重いものを選ぶといい!」

森アナ
「役に立ちます!ありがとうございます」
リーダー
「見るからに分かります。
 しっかり結球していて実が詰まっていて
 重たそうなキャベツが並んでいますね」

定植から2か月。先程見た状態から1か月で、
このような丸々としたキャベツに育ちます。
森アナ
「多いときにどれくらい収穫しますか?」

岩村さん「多いときで…2400玉とか!」

リーダー
「ええええ~そんなに??何人で?」

岩村さん
「基本的にパートさんが切るんで
 3~4人でバッと収穫する!」
森アナ
「3人だったら1人あたり800玉!!」

岩村さん「そうですね」
リーダー「できる800玉?」

あぐりっこ「…無理…」

リーダー「まずは1玉収穫してみよう」

2019年10月05日(土) |  キャベツの収穫は難しいぞ!
ということで、まずは岩村さんにお手本を見せて頂きます。
岩村さん
「切ってパラパラ抜いて…
 うちは外葉を1枚残すんです」

リーダー「スーパーに並ぶ時に外葉がとられる」

森アナ「どうして1枚残すんですか?」

岩村さん「箱に詰めた時に傷つけないため」

リーダー「緩衝材のようなものですね」
岩村さん
「なんですけど!グーグル先生で調べてみたら
 一番栄養があるのは芯と外葉らしいですね」
リーダー「なにい?」」

岩村さん「まじっす!」

リーダー「まじっすか!?」

岩村さん「まじっす!」

リーダー「ググッタんっすか?」

岩村さん「ググッタんっすよ!」

リーダー
「すごいなテレビ出る前にググって勉強!
 良いんですよ。あなたもそれくらいやって!」

森アナ「見習わせていただきます」
キャベツの収穫も、岩村さんを見習いたいのですが、
こう見えて、なかなか難しいようで…
リーダー「どこから切るかが難しいですよね」

森アナ「根っこだからここか?」

リーダー「そんな所から切らないよ!」

森アナ「ん?どこだ?」

リーダー「見てたか?さっき!」

森アナ「見てます!見てます」
森アナ「ここですか?ここ?」

岩村さん
「そこですよ…サクッと!日が暮れちゃいますね…」
森アナ「できました~」

リーダー
「どんだけ切ったのよ!
 外葉半分…ほとんど切りましたね」

森アナ「どこを切ればいいか分からない!」

リーダー
「難しいですよねえ。
 芯をだして芯だけ切るって難しいんですよ」
ではあぐりっこもチャレンジ。

リーダー
「そこに包丁を入れるって決めたね!」

バリバリバリ…

リーダー「行った行った」
サクタロウ「やばい…これはやばいっす!」

リーダー「事件?」

サクタロウ「かなり事件です」

リーダー
「ああああああああああ
 もう千切りが始まってる(笑)」
リーダー「もう1個やってみよう」

さて再チャレンジ。

リーダー「芯が硬いんです。ぐっと力いれて」

サクタロウ「ううう…」

岩村さん「行け!行け」

サクタロウ
「あっ…また始まりましたね…」

持ち上げてみると…

リーダー
「あ、ホントだ。また始まってる(笑)
 また調理始まったコレ」
ミオちゃんは上手に収穫できたところで…
中身をみてみましょう。

2019年10月05日(土) |  加工用キャベツはでかかった!!
半分に切ってみると

リーダー
「ぎっしり詰まってる!!
 良いキャベツは一度切ったら戻らない!」

森アナ「ほんとだー」

リーダー
「結球がすごいから
 切ったところから広がって戻らない!
 断面が合わないの!」

森アナ「これは良いキャベツなんですね」
そんな、メッチャいいキャベツを、もぎたてで
「いただきま~す」

サクタロウ「シャキシャキしておいしい!」

ミオ「甘い!」
リーダー「うま~い!甘い!!」
10年前と変わらず、最高の味だった南幌産のキャベツ。
しかし現在、10年前には無かった、
驚きのキャベツも生産されているんです。
ということで次に向かったのは、
10年前には無かった
キャベツを育てているというブロック。
そこで見たキャベツとは…
リーダー「でかっ!」

森アナ「大きい~」

リーダー「さっきのキャベツと違いますね」
岩村さん
「寒玉の加工キャベツで重たくて葉っぱも硬い!」
リーダー
「キャベツは大きく分けて3つあって
 寒玉系・サワー系・ボール系。
 いま見たのが寒玉系!」
大きくて重たく形は偏平型の
寒玉(かんだま)系キャベツ。
南幌町で生産している寒玉系キャベツは、
主にスーパーやコンビニのカット野菜など、
加工品として流通しています。
リーダー「甘い!めっちゃ甘いじゃん!」

岩村さん「うまいっすね!」
リーダー
「10年前になかった寒玉を南幌町で作り出した!」

岩村さん
「南幌町では4年前から加工キャベツの栽培を始めて
 うちの会社でもスタートしました」
岩村さん
「さっき見てもらった通り
 キャベツって手で収穫して積むじゃないですか。
 あれってやっぱり体の負担がすごくでかいんです」

リーダー「寒玉系なら余計重いじゃないですか?」

岩村さん
「そういう負担を軽減するために機械収穫を取り入れて
 面積を変えずに労働力を軽減しているんです!」

リーダー
「機械で収穫するんですか?キャベツを!?」

ということで…
機械によるキャベツの収穫を見せて頂きます。

2019年10月05日(土) |  キャベツパニック!
リーダー
「さあ動きました!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 はじかれるようにきました」

森アナ
「どんどん下からキャベツが運ばれてきますね」

収穫期の活躍はすごい!
キャベツをしっかりつかんで引き抜き、
ベルトでキャベツをホールドしたまんま
カッターで根っこを切断!
ローラーに流れてきます。
リーダー「ここで選別しているんですか?」

岩村さん
「茎をコンテナの外側に向けてる!
 頭傷ついちゃうんで」

流れてくるキャベツをどんどんコンテナに
入れていきます。

岩村さん「やってみます?」

リーダー「じゃあやってみようか」
ということでやってみますが…

リーダー
「はい来た!外葉を取って…」

と言ってる間に次のキャベツが!
キャベツを持つだけでも大変なのに
葉っぱをとって運ぶとなると大変です。

岩村さん「はい次きた!」

森アナ「頑張れー」

リーダー「急いで取らないと次の来るよ!」

森アナ「落ちちゃう落ちちゃう!」

もうパニック状態です。
想像以上にキャベツに弄ばれるあぐり一行。

どんどんキャベツは流れに流れ
森アナ「サクタロウ!サクタロウ!!」

リーダー「人の名前しか呼んでない…」
岩村さん
「まだ4軒の農家さんで作ってみようという段階です」
岩村さん
「これから南幌町としてキャベツが知られて
 生食用も加工用も南幌町産が有名になれば嬉しい」
リーダー
「これからもたくさんのキャベツをお願いします!
 おじいちゃんになってもやんちゃでいて下さい!」
じゃじゃん!もんすけです!
南幌町では4年前に始まった「加工用キャベツの生産」。
どうして始めたのかJAなんぽろの和田さんに聞いてみたよ!

JAなんぽろ 和田貴裕さん
「南幌町においては作付面積を維持するために
 生産者で構成されているキャベツ部会が中心となり
 労働力不足が少しでも補えるように
 機械収穫が可能な加工用キャベツの作付けを
 始めました。
 これから皆様の期待に応えられるように
 安全安心なキャベツを届けていきたいです」
収穫したキャベツは加工用も生食用も、
JAなんぽろの集出荷センターへ。
鮮度が落ちないよう冷蔵庫で冷やします。

道外へ出荷するモノは
特別な冷蔵庫で真空状態にして、
一気に冷やすんだって!!
こうして、南幌町自慢のキャベツが、
全国の食卓へ届くんだね!ボクも食べたいな~
森アナ
「JAなんぽろ女性部のみなさんに
 南幌町キャベツを使ったお料理を作って頂きました」

リーダー「すごーい!!」

森アナ
「代表して城地美幸さんにお話を伺います」



※詳しいレシピはこちら
さあキャベツ料理もいただいて…

サクタロウ
「キャベツには色々な種類があって
 農家さんもみんなのために頑張っていて
 すごいなって思いました」

ミオ
「茹でても焼いてもキャベツは美味しい!」
リーダー「城地さんご自身もキャベツは…?」

城地さん
「あの昔20年くらい前には作っていたんですけど
 今はちょっと…重たいので…
 体力が続かなくなってしまって…」

リーダー
「キャベツは年齢が上がっていくにつれて
 諦めて別な作物に転換していくそうなんです。
 ここ南幌町でもそうなんですよ。
 だからこそ、あの屈強な…怖い顔した
 あのやんちゃが広い畑を受け持って
 やってくれてるのは町にとっても有難い存在!」

城地さん
「若い子たちがどんどん仕事をしてくれてるので
 たいへん助かっています!」

リーダー
「ああいう方に町の名をあげた産物を
 もっと盛り上げてほしいなと思います。
 ごちそうさまでした!」
みなさん、こんにちは
今日は来週開催される2つのイベントのお知らせだよ

10月9日(水)から29日(火)まで
JR札幌駅1階の「北海道どさんこプラザ札幌店」で
開催される、「空知フェア」。
空知管内で生産された自慢の新米を中心に、
こだわりの農作物や加工品が、いっぱいあるよ。
みんなもおいしいものを、見つけに行ってね!

続いては、10月12日(土)に
サンドーム北見で開催される
「オホーツク農業祭2019」。
オホーツク産の食材を使った、
うどんやカレーの販売があったり、
バター作りやトラクター試乗体験など、
楽しいイベントがたくさんあるよ!
オホーツク産の特産品が当たる抽選会もあるから、
みんなも行ってみてね!!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした。

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9月21日のクイズ
「今回取材したダイコンの生産地は、
なんて村だったかな~?」

正解は「留寿都村」でした。

 

2019年09月21日(土) |  ♯540 留寿都村のダイコン編
生産量・消費量ともに、
世界の9割を日本が占める野菜!
日本で最も消費されている野菜!
何色にも染まる、あの白い野菜!ダイコン!

今回のあぐり王国ネクストは、
留寿都村のダイコンに注目します。
森結有花アナウンサー
「留寿都村にやってきました!」

森崎博之リーダー
「何から乗ります?
 観覧車?ループザループ?」

森アナ
「テンション上がって申し訳ないんですが
 遊園地には行きません!」

森崎リーダー
「えっ!?じゃ何しに留寿都村にきたの?」

森アナ「農業ですよ!!」
森アナ
「留寿都村は遊園地も有名ですけど
 農業も有名なんですよね」

森崎リーダー「そうとう有名です!」
リーダー
「今日取材するダイコンは…
 日本で一番消費されている野菜がダイコン!
 その日本で一番ダイコンを生産しているのが北海道!
 この北海道の中で一番ダイコンを生産しているのが
 ズンッ!!留寿都(周辺)!!」
 
森アナ「パチパチパチ…」

留寿都村を含む、羊蹄山麓エリアは、
ダイコンの一大生産地。
その一帯を管轄するJAようていは、
北海道一のダイコン出荷量を誇っています。
森アナ
「そして今年ダイコンの大きな選別施設が
 誕生したんだそうです」

森崎リーダー
「すごいらしいな。絶叫系らしいな」

森アナ「忘れてください!絶叫系は忘れて!」
では今回のあぐりっこ!小学4年生の2人。
野菜が大好きな中村芽咲(メイサ)ちゃんと、
マイペースな藤木颯人(ハヤト)君。
ともに初めての参加です。
森崎リーダー
「今日はダイコンです。
 遊園地だと思って遊び半分で来られたら困るぞ!」

森アナ「誰が言ってるんですか?」
森崎リーダー「ダイコン好き?」

あぐりっこ「だいすき!」

メイサ「スープカレーに入れる!」

リーダー「今風!美味しいですね」

ハヤト
「風邪ひいた時とかにおばあちゃんが
 はちみつダイコンを作ってくれる!」

リーダー「喉痛いときね…」

森アナ「二人の差がすごい(笑)」
森崎リーダー
「そういう風にダイコンは色々形を変えて
 主役にもなるし何かを引き立てる存在でもある。
 日本人がこよなく愛するダイコンです。
 今日はしっかり詳しく勉強しましょう。
 時間が余れば…」

森アナ「行きませんよ!!」
森アナ
「時間は余らないですし
 子供たちを期待させないでください」

森崎リーダー「行きたかったな…」

森アナ
「ガッカリしちゃうじゃないですか!
 何か私が悪者みたいになっちゃう!」

リーダー「頭かたいのよ…」

ということで早速、ダイコン畑におじゃまします。

2019年09月21日(土) |  ながーい期間種をまく理由とは…
森アナ
「私たちの横にはダイコン畑が広がってます」
森崎リーダー「みんな見えるかな?」

メイサ「白い!」

森崎リーダー「白いのが顔を出してるね」

森アナ
「生産者の田端さんです。宜しくお願いします」
田端成治さんは、
留寿都村で最大規模のダイコン畑をお持ちです。
リーダー
「見渡す限りダイコン!どれくらいの面積?」

田端さん「ダイコンは6ヘクタール」

リーダー「札幌ドームより大きい」

田端さん
「年間で300トン!本数だと…」
田端さん「30万本!!」

あぐり一行「うわああああああ」

リーダー「すごい…」
リーダー
「ダイコンがこういう風になってるの知ってた?」

メイサ
「知ってます!
 小学校3年生の時、社会見学でダイコンをとった!
 野菜の学習で!」

リーダー
「いま小学校でこうした授業が盛んでね。
 農業おじさんは嬉しい!!」
留寿都村のダイコンの栽培スケジュールは、
ご覧の通りです。

森崎リーダー
「種は4か月にもわたってまいてるんですね」
田端さん
「5日に1日のペースで種をまいて
 全部で20回種まきをしてます」
リーダー
「どうして一回で全部まかないんだと思う?」

メイサ「大きく育たないから!」

ハヤト
「全部いっぺんにまいちゃったら
 収穫するのが大変だから!」
田端さん
「いまので当ってます!
 出荷期間が100日ちょっとあって
 均等に出荷するために期間を空けて植えてます」
リーダー
「たくさんのものがいっぺんに取れたら大変だし、
 いつだってダイコン食べたいよね。
 いつ風邪ひくか分からないし(笑)
 長い時期、新鮮なダイコンがあることが大切で
 そのために種まきを長い期間をかけてやってる!」

2019年09月21日(土) |  ダイコンスケジュール
このように長い期間ダイコンを収穫出来るのには、
ある理由が…

森アナ
「品種と栽培時期の違いがあるんです!」

森崎リーダー
「播種(はしゅ)というのが種まきと言う意味。
 種まき時期が、春・春夏・夏に分かれている!」

森アナ「時期によって育てているダイコンが違う」

田端さん
「春!晩々G(バンバンジー)という品種なんですけど…」

リーダー「何かふざけていらっしゃる?」

田端さん「いやいや…まじめです!」

リーダー
「(晩々Gは)寒さに強いということで
 北海道の雪解けした畑にもスグ種をまける!」
田端さん
「春夏はNIKURA大根という品種をまきますが、
 この時期もある程度寒さに強くなければならないが
 急激な温度上昇に強くないといけない!」

リーダー
「確かに今年の北海道は
 5月の最高気温が記録的に上がったというのもあり
 急激な温度変化に強い品種なんですね」

田端さん
「そして夏になりますが、
 いまここに植えてあるのが夏つかさ」
リーダー
「知ってた?
 季節によって品種が変わるんだって」

メイサ「全部一緒だと思ってた!」

リーダー
「そうだよね。
 ダイコンというのはダイコンだと思ってたよね」
春・春夏・夏と
それぞれの時季に合った品種を育てることが
長い期間収穫できることにつながっています。
田端さん
「その時期にきたら長期予報とかを見て
 ここは寒いぞってときは種まきを待ったり…
 そういう調整はしていますね」

リーダー
「なかなか大変だ…
 広いからさ…失敗したら取返しつかないもんね」

田端さん
「去年はあんな天候だったので
 1回分、潰してしまったこともありました…
 収穫しないで…悔しいですね」

リーダー「悔しいねえ…」
リーダー
「その分、年は良いダイコンが
 たくさん育ってます!」

森アナ
「ということでここからは収穫をさせて頂きましょう」
大根収穫のポイントは…?

田端さん
「付け根から5センチくらいの所をもって
 まっすぐ上に引っ張れば抜けます!」

ハヤト君も上手に収穫できました。
「軽そうに見えたけど結構重たかった!」
メイサも上手に収穫できました。

リーダー「森さんでも出来るかな?」

メイサ「ふふっ…」


森アナ「何で笑った??」

スタッフも笑っちゃいます。

森アナ「何笑ってんだ」
メイサ「いつも失敗してる!!」

リーダー「ぶわはははは(笑)」
さて森アナも挑戦しますよ。

森アナ
「ふんっ!フンッ…
 何か声がすことに一生懸命になっちゃう…」

リーダー「早く抜いてくださいよ!」
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森アナ「キレイ!確かに重い!」

森アナも上手にできました(笑)

2019年09月21日(土) |  どでかい!ダイコン選別施設に潜入!
一行は留寿都村を含む羊蹄山麓エリアのダイコンを、
一手に担う選別施設へ…。
JAようていの松田一希さんに案内して頂きます。
リーダー
「すごい大きいですね。
 こんなに大きい施設が必要なほど
 羊蹄エリアのダイコンは多いんですか?」

松田さん
「そうですね。面積だと370町!!」

リーダー
「札幌ドームだと75個分ですね。
 何本集まるんですか?」

松田さん
「本数は難しいのですがトン数では1万7千トン!」
松田さん
「ちょっと調べてみたんですが
 ダイコン1万7千トンをズラーッと並べると
 8千キロになるらしくて
 留寿都村からアメリカに到達するぐらいの
 距離になるみたいです!!」

リーダー「よく調べましたねえ」
リーダー
「ダイコンを縦に並べるか?横に並べるか?」

松田さん「縦に並べた場合です」

リーダー
「ちょっと実際にやってみましょう!」

森アナ「できない!アメリカ行っちゃうから」
ということで超ビッグスケールにして、
今年稼働が始まったばかりという、
最新の設備を見せて頂きます。
森アナ「これは洗っているんですか?」

松田さん
「ダイコンについた土を落としています」

リーダー「これがいくつもあるんですか?」

松田さん「全部で水槽は6基あります」
洗ったダイコンは、選別レーンへ。

松田さん
「こちら1秒あたり2.5本ほどのスピードで
 流れているんですけど…」  
松田さん
「パートさんはダイコンを瞬時に見極めて
 B品であったら黄色のボタンを押す!」

リーダー
「えっ?B品ってことはどういうこと?」
松田さん
「表面に傷があったりするものがB品です」  
松田さん
「B品の上と下だけに傷があるものは
 カット品になります。ダイコンの首の部分と
 根っこの部分だけに障害があると
 上と下をカットして、
 真ん中25センチを残して
 カットした状態で出荷する形態があります」
松田さん
「カット品で出せるものは黒いボタンを押す。
 B品にもならないものは
 両方同時にボタンを押すという作業を
 瞬時に判断しています」



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