今回のあぐり王国は まっすぐな道路が映し出された 巨大パネルの前からスタート!ですが…
森崎 「うわ~“まっすぐ”だなあ~。 よし今度はコッチから見てみよう!」
正面はもちろん右側から左側から 遠くから近くから…と 見る位置を変えてみますが、 どこから見ても あぐり一同「まっすぐだあ~!」
森崎 「いや~我々本日は まっすぐな場所に来ました!」
佐々木 「今回やってきたのは、 よつ葉乳業十勝主管工場の 【おいしさまっすぐ館】です!」
河野 「書いてますね。 《北海道のおいしさをまっすぐ》 」
佐々木 「これがブランドスローガンでして このパネルはトリックアートだったんですよ」
森崎 「果てしなく真っ直ぐな道路に見えたねえ」
ナツキ君 「1位は飲み物だから牛乳だよ~」
アリサちゃん「水分だもん!」
ユイちゃん 「2位はトマトだよ!」
コウタ 「3位はキャベツかな?」
ワイワイ議論しながら出した答えは 1位-牛乳 2位-トマト 3位-キャベツ 4位-大根 5位-ニンジン
森崎 「1位が牛乳の理由は?」
あぐりっこ一斉に「飲み物だから!」
河野「液体ですもんね」
佐々木 「さて正解は~ジャーン!」
あぐりっこ 「アレッ!?違う???」
河野 「1位だと思った牛乳が5位! 」
アリサちゃん 「なんで?飲み物なのに水分ないんだろう?」
佐々木 「牛乳のビックリの秘密もありましたが、 栄養満点の牛乳といえば- 《牛乳パック》。 今日のあぐり王国はこの《牛乳パック》に 注目したいと思います」
森崎 「さすが目の付け所が…あぐり王国ですね」
河野 「初めてですねえ、牛乳パック!」
よつ葉乳業十勝主管工場 根本義和 市乳工場長 「ここは温度が5℃ぐらいに保たれていて 製品を劣化させないようにしています」 佐々木 「みんなの前に黙々と働いている ロボットがいますねえ」
根本さん 「これは“ロボットパレタイザー”です」
根本さん 「1つのパレットの上に 60ケース×12本なので 720本あります。 このパレットごとトラックにのせて 全国へ出荷されていきますよ」
ではどのように牛乳パックに 牛乳をつめているのでしょうか?
では早速製造ラインを見学してみましょう!
森崎 「すご~い!いっぱい流れてくる」
根本さん 「毎日25万本の牛乳が作られています!」
森崎 「25万本だって。 みんなもう凄すぎて“あんぐり”だね。 あんぐり王国になってるね」
根本さん 「半分くらいは北海道で それ以外は関東・関西 広島のほうまで運ばれています」
根本さん 「1つのラインは1時間あたり 6,000本という 超高速で生産されています!」
あぐり一同「すご~い!」
森崎 「ってコトは…1分間に…1分間に…」
河野 「1分間に100本も作っているんですか? 1秒に1本以上ですね」
あぐりっこ改めて「スゴ~イ!」
佐々木 「さてコチラ!ご覧ください」
アリサちゃん 「ペチャンコ。なんか折りたたんである」
ナツキ君 「アレ?(底は)折れてない!」
森崎 「これを広げると、もしかして… ジャーン!(底がない) これが牛乳が入る前の牛乳パック」
河野 「底もまだ閉まってないんですね」
根本さん 「この状態で機械にセットして、 底の部分を成形して過熱接着します」
森崎 「糊ではないんですね」
みなさん、じ~~っくり 牛乳パックを見たことありますか?
森崎 「牛乳パックってさあ、 よく見ると情報がありますね。 ELS製法って何ですか?」
根本さん 「パックに牛乳が入った状態で 賞味期限の延長を可能にした 衛生的な製法のひとつです」
森崎「どういうコトですか?」
根本さん 「牛乳を貯めているタンクからじゅうてん機まで 牛乳が送られてくる配管を外の空気を遮って 細菌の進入を防止しています」
根本さん 「じゅうてん機では 紙パックに紫外線を当てて 殺菌をしています」
じゃ~ん 牛乳大好きもんすけです!
僕は北海道から800キロ離れた 茨城県にやってきました。 茨城県五霞(ごか)町にある 「江川紙パック株式会社」では この牛乳パックを製造していると言うんです。
ちなみにプリントは機械がやってくれますが、 まんべんなく印刷されているか、 ずれていないかなどのチェックは、 人間の目でもしているんです!
こうしてチェックを通ったものは さっきみんなで見たように 『端と端を圧着した筒状』にして、 届けられるんだって!知らなかった~! 江川紙パック工場の皆さん ありがとうございました!
さてココからは 《牛乳パックの歴史》を知ろう!
森崎 「私が小学校時代、 牛乳パックは三角でしたよ」
するとあぐりっこ一斉に 「今、違います!」 「普通の四角なの」「ちっちゃいやつ」 「長方形的な…」「四角いやつ…」
根本さん 「40年前の牛乳パックが 展示してます。 右側から古い順に並んでますよ」
森崎 「コレよコレ!三角の牛乳パックは 折りたたむの難しかったんだよ~」
さらに、歴代の1リットルパックも展示。
少しずつデザインも変わってますが 一番の変化は、 真ん中に大きく書かれた数字。
あぐりっこ 「3.4から3.6や3.7に変わってる」
根本さん 「これは牛乳の中身の脂肪分の数字です。 3.4%以上あります…という表示ですね。 中身の牛乳の成分が徐々に上がってきて、 段々、数字が高くなってきていますよ」
森崎 「なるほど、パックも変わっているんだね」
印刷されたロール伸ばしてみると-
森崎 「うわ~すごい!」
根本さん 「それを機械にかけて このようなパックにしていきます」
さてパックの裏面を見てみると-
河野「銀色です。何ですか、コレは?」
根本さん 「これは中にアルミ箔が張り合わせてます」
森崎 「確かに!このパックのほうは 【常温保存可能】だって!」
河野 「よく見たことなかった!」
根本さん 「冷蔵庫に入れるタイプは 製造日を含めて15日間。 【常温保存可能】のほうは 種類にもよりますが 60日以上はもちますよ」
あぐり一同「うわ~持つねえ」
ココでもんすけからの豆知識だよ! 牛乳パックの屋根にあるこの「へこみ」。
これは視覚障害のある人が 牛乳と他の飲み物とを区別するために 付けられたものなんだって。 なるほど~工夫されてるんだね!
牛乳パックについて学んだあとは、 美味しいミルク料理を楽しもう! まずは野菜やチーズがたっぷり♪ パンケーキをレッツクッキング!
※詳しい内容はレシピコーナーへ!
牛乳やチーズがたっぷり入った生地を 思い思いの形に焼いていきます。
ナツキ君が作ったパンケーキは…
森崎 「ナツキ自画像みたい!」
佐々木 「牛乳と色んな物をまぜまぜして ドリンクを作ろうと思います」
森崎 「牛乳はそれだけでも美味しいけど 混ぜてもオイシイ!」
もんすけ豆知識その②!
牛乳パックに使われている紙は、 主に北米の針葉樹を原料にしています。 建築材として使用できない枝や端の方を 有効利用しているんだよ。 しかも計画的に植林を行って 森林を守っているんです。
さてまぜまぜミルクのお味は? ユイちゃん(カルピスと牛乳) 「牛乳が苦手な人も飲めると思う」
アリサちゃん(白桃味カルピスと牛乳) 「初めてだったけど、 ちょっとトロミがついてスゴイおいしい」
おやつにも食事にもピッタリのパンケーキ。 河野君はハート型のパンケーキを作ったよ~
森崎 「河野君がハート作るのって 気持ち悪いから止めてくれる?」
たくさんの栄養が詰まっている牛乳! そのまま飲むだけじゃなく、 いろいろな方法牛乳を楽しんでみてね!