突然ですがクエスチョン! キュウリやキャベツ、 ニンジンなど様々な野菜。 みなさんが食べているのは、 野菜のどの部分か知っていますか?
実は、野菜は食べる部位によって、 3つのグループに分かれるんです。 1つ目はキュウリや ピーマン・トマトなど、 実の部分を食べる 果菜類(かさいるい)。 2つ目は、白菜やキャベツ、 ブロッコリーなど、葉や茎を 食べる葉菜類(はさいるい)。 そして大根やじゃがいも、 ニンジンなど根や地中の茎を 食べる根菜類(こんさいるい)。 このように野菜は 食べる部位によって 3つのグループに 分けられているのです。
3つの中で今回注目したのは、 これからの季節グングン 美味しくなる葉菜類の中の 葉物野菜!
早速、葉物野菜の 一大産地・旭川市へ やって来ました。
佐々木 「実はホクレンショップの 野菜売り場に動物が いるらしいんですよ!」
森崎 「動物がいるワケないじゃあ ないですかあ~」
佐々木 「あぐりっこ隊と一緒に 動物を探して来てください!」
森崎 「みんなわかった? スーパーに 動物を探しに行くんだって」
佐々木 「聞くところによると いろんな種類が いるらしいんですよ!」
河野 「あぐりっこ隊、 戸惑ってますよ!」
さくらちゃん 「よくわかりません…」
森崎 「ほらほら キョトンですよ!」
あぐりっこ 「ペンギンだ~」
最初に発見した動物は、 ペンギン!! あぐりっこ隊は 次々と野菜をゲット! どんな動物がいるのかな?
かりんちゃん 「チンパンジー!」
さくらちゃん 「レッサーパンダ!」
たくみくん 「カピパラ!」
佐々木 「みなさん動物見つけましたか?」
あぐりっこ 「ウサギにキングペンギンに、 サルにレッサーパンダ…」
森崎 「野菜のパッケージに 動物がプリントされている! 何でこうなっているの?」
旭川らしいブランドに! ということで、 全国的に有名な旭山動物園を モチーフにした袋をデザイン。
旭川産野菜の出荷を行う JA旭川青果連がこうして ブランド化を進めてきたのです。
佐々木 「年間を通して 36種類の動物が パッケージになっているんです」
森崎 「野菜嫌いなお子さんも 馴染みやすいかもしれないね」
佐々木 「次に野菜を良く見てくれる?」
あぐりっこ 「レタス…」
あぐりっこ 「あれ…全部葉っぱだ!」
河野 「あの…《ターサイ》って ボク初めて聞きました」
森崎 「チンゲンサイかと思った」
河野 「ターサイのほうが細め! 全然違うんだね」
佐々木 「どんな風に 育てられているのか 見たいですか?」
一同 「見たいです!」
佐々木 「みんなでターサイの 生産者のところに行きましょう!」
お店情報- ■ホクレンショップ豊岡店 住所:旭川市豊岡3条4丁目4-5 電話:0166-37-8700
早速ターサイのハウスへ 行ってみると-
一同 「スゴイです!スゴイ数! それに良い香り!」
あぐりっこ 「中がドンドン小さくなってる」
森崎 「中に行くごとに 縮んでいっているように見えるね」
佐々木 「花びらが広がっているような 感じですね」
森崎 「旭川って昼温度高くて夜寒い。 夏暑くて冬寒い。 気温差が激しい所ですよね」 ターサイ農家 長田 忠雄さん 「作物にとってはイイと思いますよ!」
【寒暖の差が おいしい野菜を作る理由】 日中の気温がより高いと より活発に光合成をしてデンプンや糖を生成。 夜間の気温がより低いと 野菜の呼吸がより抑えられるので、 日中作られたデンプンや糖の消費がダウンして 野菜そのものに蓄えられる量が多くなる!
早速 とりたてターサイを いただいてみると…
あぐりっこ 「おいしい!」
ゆいちゃん 「ちょっと苦い…」
バクバク食べる河野を見て-
佐々木 「ドンドンいきますね」
あぐりっこ 「食べすぎ!食べすぎ!」
河野 「中の若い芽、 全部食べちゃった!」
河野 「この上手!」
森崎 「何だ そのほめ方!」
種まきからおよそ70日で 収穫されるターサイ。 ひと株に葉は30枚ほど。 茎から葉まですべて 食べることができますよ。
じゃーん、もんすけです。 中国から日本へ伝わった ターサイにはどんな栄養が 含まれているのかな? 青果店を営む野菜ソムリエの 杉原さんに聞いてみました!
フーズバラエティすぎはら 杉原 俊明さん 「ターサイの中で特に多い栄養素は 体内でビタミンAに変わり 皮膚や粘膜を丈夫にする ベータカロテンです。 またカルシウムも ホウレンソウの約2倍。 ビタミンKも入ってます。 この2つの栄養素は 骨を丈夫にする働きがありますよ」 ■フーズバラエティすぎはら 住所:札幌市中央区宮の森1条9丁目3-13 電話:011-642-7937
お次は袋詰めの見学。
長田さん 「動物の絵が描いてある 透明な袋に入れるんですが 袋に野菜がひっかかるので この《まきす》にターサイを 包んで入れちゃうんですよ」
森崎 「へえーそのままだと 入れにくいんだあ」
リーダーが早速チャレンジ
《まきす》に包んだターサイを 袋に入れ、最後に《まきす》を 上から抜くと…
森崎 「うおーカンタンだ!」
あぐりっこ隊もやってみると-
森崎 「葉っぱを傷つけないようにね」
佐々木 「優しくね」
黙々とターサイを包むあぐりっこ…
スッと《まきす》を抜いて完了!
さくらちゃん 「できたあ!スッと抜けて 気持ち良かった!」
森崎 「これは農家さんの知恵ですよね」
4月~11月、 8カ月間もの長期間 出荷可能なターサイ。 ピーク時には1日で 320株も収穫・袋詰めを 行っているとのこと。
つづいては野菜の倉庫へ-
森崎 「ターサイばかりと思ったら 違うんですね! 色んな野菜がありますね」
佐々木 「葉モノ野菜が多いんですね」
森崎 「この地域は葉モノ野菜が 多い理由があるんですか?」
もんすけです! 長田さんの作った野菜は どのように出荷してるのでしょうか?
旭川青果物出荷組合連合会 小山 光昭さん 「野菜の種類は約60品目あり、 その6割が葉モノ野菜です。 色んな野菜を作ってますが 安定した収穫量を確保する為 JAあさひかわ・JA東旭川・ JAたいせつの3JAが連合し、 【JA旭川青果連】という 組織を作って一括して集荷してます。 安全で安心 おいしい青果連の野菜たちを 是非食べていただきたいですね」
お楽しみのお料理の時間-
佐々木 「葉モノ野菜を使った料理を ご紹介いただきましょう」
レシピを教えてくれるのは ターサイ生産者の 長田芳子さんと長田美佳さんです。
一品目は 【ターサイと豆腐の炒め物】
※詳しいレシピは料理コーナーへ
かりんちゃん 「ターサイの苦さがなくなって チョット甘くなっている!」
たくみくん 「いろんな味が出ていて すごくおいしい!」
河野 「食感がシャキシャキしてる」 佐々木 「いっぱい食べられそう!」
目の前に登場したのは 【小松菜のあんかけ丼】
長田美佳さん 「うちで取れた小松菜を使って ニンジン・シイタケなど 自宅にあるモノで出来るんです」 ※詳しいレシピは料理コーナーへ
森崎 「これは こまつな!」
佐々木 「ん?出ました?」
河野 「もう1回お願いしてイイですか?」
森崎 「おいしくて 困ったな!って言ったの!」
佐々木佑花の週刊あぐりNEWS!
週刊あぐりNEWSの時間です。 みなさんは、 全国的に広がりを見せる 「弁当の日」を ご存知でしょうか? 地産地消にも繋がるこの取り組み。 JA帯広かわにしからの ビデオリポートです!
「弁当の日」とは、 自分の弁当は自分で 作ってみようという行事で、 現在全国の小中学校 およそ500校で行われている ということです。
帯広市立川西小学校でも 今月11日は“弁当の日”でした。 早朝6時、6年生の加藤リカさんは お母さんにアドバイスを もらいながら弁当作りに挑戦! 慣れない手つきながらも、 4種類のおかずを作りました。
そしてこの日は遠足。 十人十色、 工夫をこらした個性的な お弁当が揃いました。 やはり自分達で作った お弁当の味は格別だったようです。
“弁当の日”の取り組みで、 「毎日ご飯を作ってくれる お母さんってすごい!」と、 子供に感謝の心がはぐくまれていくそうです。 すてきですねぇ…私も見習わないと! それでは、また来週!