さて本日のあぐり王国は ホクレンショップからスタート!
森崎 「こんにちはあぐり王国です。 今あぐりっこのみんなは 何かの共通点があるモノを探して 一生懸命買い物をしてくれています。 間違わずに持ってこれるかな~??」
河野 「うどん入ってる?」
ユウマ君 「入ってる!!」
ミズカちゃん 「お菓子系にありそう!」
佐々木 「おやつ系??」
あぐりっ子が集めている 食品の共通点とは? 制限時間は一人5分。
一体どれだけ集められたかな?
佐々木 「あぐりっこのみんなが 集めてきたモノを並べてみました~!」
森崎 「持ってきたね~」
あぐりっこ一斉に 「小麦粉~~!」
森崎 「うどんとかパンとか唐揚げ粉とか…。 こう考えると僕達が食べているモノは スゴイ小麦粉のおかげで バラエティ豊かに何でも 食べられているんだね~」
様々な商品に使われる小麦ですが、 なんと今年、ラーメン・うどん・お菓子… 色々な業界・大注目の品種が 本格栽培されているんです。
今までの道産小麦に比べ、 病気に強く収量もとれる上、 味や香りがピカイチ!!
その名はきたほなみ♪
ということで今日は小麦を勉強します!
佐々木 「みなさん今日はゲストに 来ていただきました。 北見農業試験場の吉村さんです」
吉村 康弘さん 「こんにちは~よろしくお願いします」
佐々木 「今日はきたほなみという 小麦を勉強しますが 吉村さんはその《きたほなみ》を 研究・開発している方なんです」
森崎 「あなたが作ったんですか? きたほなみ」
吉村さん 「ハイ!」
森崎 「よしむらさ~ん!スゴイですね~」
吉村さん 「私だけでは無いですけど~~」
吉村さん 「実は30年ちょっと前は 北海道の小麦は“うどん屋さん”には 評判が悪かったんです…」
うどんで好まれるのは “クリーミーホワイト” と言われる明るい白。 しかし道産小麦は色が暗く、 麺を作る時に水と混ざりにくい という欠点もありました。
吉村さん 「30年越しの想いがようやく実った。 これを北海道だけではなく全国へ! 日本の小麦の代表としてみんなに 使ってもらいたいな!と…」
という事で一同が到着したのは 【石狩東洋】。 この工場では きたほなみの美味しさに注目した ある商品が開発された! という事なんです・・・ ■石狩東洋 住所)小樽市銭函5丁目61-1
とある一室に入っていくと-
森崎 「まさにコレ研究だ!」
佐々木 「こちらで研究している櫛田さんです」
東洋水産 櫛田英彦さん 「よろしくお願いいます!」
森崎 「きたほなみと出合った時の 印象はどうでしたか?」
櫛田さん 「分析データと粉を触った瞬間、 あっこれなら商品化できる! という手応えがありました」
《きたほなみ》のグルテンの “伸び”と“弾力”とは?
思いっきり引っ張ってみると-
森崎 「うわあ~~~。スゴイ弾力… これがラーメンやうどんのコシに なっていくんですよね」
櫛田さん 「そうです」
河野 「今までの小麦と《きたほなみ》では グルテンも違うんですか?」
櫛田さん 「質が違います。 非常に弾力があって伸びも良く 麺にとっては素晴らしいグルテンが 入ってますよ」
ではきたほなみとホクシンを 比べてみると-
櫛田さん 「(きたほなみの)明るい色が 麺業界にすごい評判が良いんです。 今までのホクシンは 少し“茹でのび”とかしてしまうので 太めに出していたんですけど、 きたほなみは非常にコシのある 食感が出てますので細めに出しても 非常にかみごたえがあるモノになってます」
櫛田さん 「今回のきたほなみ使用商品は 90秒茹でとなっております」
一斉に「90秒??え~~」
「早ゆで90秒」は《きたほなみ》100%だから 実現した調理法。 どの位コシの強い麺が食べれるかな?
早速茹でていただきました! あぐりっこ 「普通の麺より色が濃い!」
森崎 「黄色味がスゴイね~」
では麺のコシはどうでしょうか?
リーダーが麺を引っ張ってみると-
森崎 「ビューン!スゴイ!スゴイ すごい弾力だあ」
吉村さん 「うん、良い堅さですね。 歯ごたえが…弾力があって… ごめんなさい…食べながら…」
森崎 「だって食べすぎなんですって!」
これからの季節にピッタリ。 きたほなみ100%の麺を味わってみると-
リョウコちゃん 「おいしい!」 ミズカちゃん 「モチモチだ~」
ユウマ君 「噛み切れない!」
河野 「ウマイ!」
櫛田さん 「のど越しで食べるものですから 口の中で小麦の味が感じられる 商品設計にしています」
佐々木 「もうあぐりっこ達の箸が 止まらないですよ」
お次はもともとあったホクシンの麺と 食べ比べをしてみました。
河野 「太さ違いますね」
森崎 「色も違いますね」
さてお味の違いはどうでしょうか?
森崎 「一口目がちょっとつまらない!」
櫛田さん 「それが小麦の味です」
佐々木 「あれ~全然違う!」
森崎 「僕ホクシン大好物でずっと 食べていたんですよ」
森崎 「ルーキーではあるものの エースの風格さえありますね」
櫛田さん 「(きたほなみは) 次世代エースだと完全に思います」
森崎 「いや~楽しみだ!」
櫛田さん 「研究者と農家の方を代表して お礼を申し上げたいと思います。 ありがとうございます!」
みんな一斉に拍手パチパチパチ♪
森崎 「素晴らしい。 きたほなみをありがとう!」
じゃ~ん もんすけです。 リーダー達が大絶賛の麺! 僕は作り方を見てきたよ。 まず「きたほなみ」と麺作りに必要な かん水などをミックスさせて団子状に-
それをローラーにいれて板状にしたら、 ドンドン薄くしていくんだよ。
薄く伸びたら、 こだわりの細さ薄さ1mmに切って 一食分づつ袋詰め。 金属などが入ってないか 厳重なチェックを通ったものだけが 全道に発送されてるんだ。 ここの工場では一日に8000食の 商品を作っているんだって。すごいね~♪
さてお次にやって来たのは 札幌市清田区にある大人気のケーキ屋さん 【ドルチェビータ】。
■ドルチェヴィータ 住所)札幌市清田区美しが丘2条2丁目9-10
店内に入ってみると一斉に 「うわ~~」 「おいしそう~」 「うまそうやな~」 「どれもスゴイおいしそう」
美味しそうなケーキやパンが並びますが よ~く見ると…
あぐりっこ 「北海道小麦100%!」
森崎 「素材にこだわっているというのが パッと見ただけでもわかるね!」
こちらでは北海道産の素材にこだわっており、 これらのパンやケーキは全て 道産小麦100%で作られているんです。
オーナーシェフの安孫子政之さんに 色々教えてもらいましょう。
佐々木 「きたほなみはご存知で?」
安孫子さん 「もちろん知っております。 見た目が外国産のモノと ほとんど変わらない。 しかし味ははるかに良い!」
森崎 「最高じゃないですか!」
小麦をダイレクトに味わうなら シフォンケーキで- ということで《きたほなみ》を使って シフォンケーキ作りにチャレンジです。
本当にフワフワで美味しいケーキです。 是非お試しくださいね。
※詳しい内容はレシピコーナーへ
安孫子さん 「(きたほなみは)扱いやすい小麦に なってますね。 従来の道産小麦は味と香りは すごく良いですけど 膨らみが悪かったり混ざりにくかったり チョット劣っていた部分があるんですけど きたほなみは作り比べても 見た目も良くて味も香りも良い!」
森崎 「きたほなみに欠点なしですか?」
安孫子さん 「はい!」
森崎 「北海道のモノで作っていますから… 道菓子ですよね! 洋菓子に対抗して道菓子!!」
河野 「良いと思います」
自分達のケーキが焼きあがる間、 外国産小麦で作ったケーキと 「きたほなみ」のケーキを 食べ比べをすることに!
麺では違いがハッキリでましたが、 ケーキでも違いが分かるのでしょうか?
まずは外国産のケーキを食べてみると-
リョウコちゃん 「フワフワしてやわらかい」
佐々木 「軽くておいしい!」
河野 「スゴイ小麦の香りがする気がします」
佐々木 「しっとりしている中にも 気泡の感じも残っていておいしい!」
森崎 「次もう1個どっち食べたい?といったら 圧倒的にきたほなみ食べたい!」
佐々木 「みんなはどっち食べたい?」
あぐりっこ一斉に- 「こっち(きたほなみ)!」
もんすけです。
みんな知ってた? 日本で出回っている小麦の87%が輸入。 生産量日本一の北海道でも、 わずか8%しか賄えていないんです。
今年の秋に収穫する小麦の 9割が「きたほなみ」。 味・香り・色の三拍子そろった 「きたほなみ」で 国産小麦への麦チェンが進みそうだね
さあケーキが焼きあがりました!
ユウマ君 「おいしい~~」
ヨウスケ君 「上はサクサク中はフワフワ、おいしい!」
森崎 「しあわせ~~! 何かコレは小麦革命じゃないですか」
安孫子さん 「(きたほなみは)スゴイと思いますね」
さて北見農業試験場の吉村さんから ビデオレターが届きましたよ。
吉村さん 「今北海道の小麦畑では、 きたほなみが40㎝くらいの大きさまで 育ってきています。この夏には 生産者の愛情こもったきたほなみが みなさんの手元に届くと思います。 きたほなみをどうぞよろしく お願いいたします。 きたほなみで北海道を麦チェン!」