佐々木 「みなさん、こんにちわ~」
森崎 「あぐり王国です! みんな後ろ見て~良い眺めだ」
森崎 「どうも北海道!」
藤尾 「気持ち良いよなあ~ココ」
※ロケーションは深川市の戸外炉(トトロ)峠。 駐車公園からは深川方面を一望できます!
森崎 「“ちょくはん”って聞いても よくわかんないね」
佐々木 「“ちょくはん栽培”が何なのか みんなで見に行きましょう!」
森崎 「答えは畑にあるぞ~~!」
水?苗?田んぼ? この中あるモノを使わない??
米作りのイメージを覆す 「ちょくはん栽培」とは一体何でしょうか?
さっそく生産者さんに会いにいきましょう。
“ちょくはん栽培”について教えてくれるのは JAきたそらち水稲直播研究会の 中野修会長さんです。
あぐり一行「こんにちは~」
中野さん「ハイ!こんにちは~」
訪れた中野さんのハウスでは お米の苗がスクスクと育ってました。
藤尾「キレイ!芝生みたい」
森崎 「この苗を1つ1つ、 つまんで水田に植える… これを田植えって言いますよ」
中野さんは色んな種類のお米を 育てているそうです。
中野さん「今は7種類やってます」
森崎 「うわお~7種類!」
森崎 「中野さんくらいになると 苗を見ただけで品種がわかる…みたいな」
中野さん 「苗だけではちょっとわからない!」
森崎 「苗ではわからないですよね!」
ここで一般的な米作りを整理してみましょう。
森崎 「田植えの前にまずハウスで苗を育てます。 これを“育苗”と言いますね」
森崎 「しっかり生育したら苗を水田に植えますね。 こういう栽培方法をお米ではよくやってます。 まずココまでわかったかな!」 さあここで最初に戻ります。
森崎 「で、今日習う栽培方法は何だった?」
サラちゃん 「ちょくはん栽培…」
森崎 「そうです!中野さん、 ココにちょくはん栽培の物ってありますか?」
中野さん 「ここにはありません!」
森崎 「ここにない栽培方法がちょくはん栽培??」
中野さん 「種から圃場(水田)に播くんですよ!」
コチラが“種もみ”。お米の種です。
中野さん 「小さい芽が出ているの、わかります? コレを圃場に機械でまくんです」
森崎 「直播栽培にはどんなメリットがありますか?」
中野さん 「やはり 経費の節減! 労働力の節減が一番大きいですね」
さてこの直播栽培しているお米の品種は-
中野さん「“ほしまる”と言います」
森崎 「ほしまる!カワイイ名前ですね ★(ほし)であり○(まる)である」
森崎 「通常の田植えをする方法と 田んぼに種をうわ~って播く方法では 味って変わってくるんですか?」
中野さん 「なぜかわからないんですけど 直播栽培のほうが タンパク値が低くできあがる」
森崎 「タンパク値が低いというコトは…」
中野さん「おいしいってこと!」
森崎「え~食べてみたい~」
では「ほしまる」を試食してみましょう! さてお味はいかがでしょうか。
森崎 「うまい!ふんわりしている!」
サヤカちゃん 「甘くて食べやすい!」
フウガ君 「もっちりしていておいしい!」
藤尾 「米粒が1つ1つしっかりしている!」
森崎 「ボリューミーですね」
中野さん 「普通のお米よりも ひとまわり大きいんです、粒が」
森崎「粒が!」
ばっちり美味しい「ほしまる」。 品種の開発には 長い道のりがあったんだって…。
上川農業試験場 水稲グループ研究主幹 佐藤 毅さん 「平成9年にこの品種を作るために 人工交配を始めました。 “葯培養”という方法を使い 採取的に出来たのが平成18年なので 9年かかりました。 食味を判断するのに色々ありますが その1つにタンパク質があります。 直播するとタンパク質が下がりやすくなるので なのでこの“ほしまる”もおいしいです」
実は直播栽培って昔は 主流の栽培法だったんだって! ところが度重なる冷害などで 直播栽培をする人は減少。 しかし上川農業試験場では直播栽培に適した 品種の改良を続けていました。 「ほしまる」の誕生は 直播栽培が見直されるきっかけになったんだよ。
続いては水田へ~!っとその前に、 何か見えてきたみたい…
森崎 「カッコイイなあ~」
中野さん 「あれは直播栽培に必要な レーザーレベラー! 水田をまったいらにする機械です」
そして後ろに付いている 板で土をならして、 田んぼを平らにするんです。
佐々木 「こういう機械も使うんですね~」
水田にやってきました~ では直播栽培ではどのように 種を播くのか見ていきましょう。
中野さん 「これが種をまくマシーンですよ」
コチラは種をまく“は種機”。 運転席の後ろに種を入れる箱があります。 ここからホースのような管を通って 水田に種をまいていくのです。
※よくみる田植え機はこの種を入れる 箱の部分に苗を積んでいますね。
は種機の運転手は増田貴志さんです。
意外なほど早いは種機に驚く一同。
藤尾「早い!」
中野さん 「普通の田植え機の倍ぐらいの スピードで植えています。 この圃場が70アールくらいですが 1時間10~15分くらいで終わりますよ」
今回は特別に“は種機”に同乗させて もらいました。
中野さん 「しっかり手で握るんだよ」
藤尾 「田んぼの上をドライブしているみたい!」
佐々木 「実は運転にはテクニックがいるそうなんです」
中野さん 「真っ直ぐ植えるのが オペレーターの腕ですねえ」
森崎 「グネグネ曲がると刈り取る時、大変ですもんね」
は種機でドライブしてきた あぐりっこのレオとフウガも 戻ってきました。
フウガ「楽しかった」 レオ「気持ちよかったか!」
ここでリーダーもは種機を 運転させてもらうことに!
中野さんからも 「圃場の中では免許いりません!」と ご許可いただきました。
リーダー 「じゃあ行ってきます~」
佐々木 「あれ…曲がってる」
中野さん 「大丈夫。許容範囲ですね」
もんすけの直播プチ情報! 直播栽培の方法は大きく分けて2つ。 乾田(かんでん)直播栽培は 乾いた土に種をまく方法。 道内では主に南空知地方で行われています。
さあリーダーも無事に戻ってきました。
サラちゃん 「初めてにしては上手だったけど 曲がっていた!」
森崎 「腕とられて難しかった~」
直播栽培は育苗の労力や それにかかる費用を軽減できるので、 作付け面積の維持も期待できる栽培方法。
では「ほしまる」をいただきましょう!
やって来たのは「食事処藤」。 今回は特別メニューとして 「ほしまる」を使ったアスパラ天丼を ご用意いただいました~。
※番組用の特別メニューです。
■食事処 藤 住所)深川市西町4-17 電話)0164-22-6699
ではいただきま~す。
もう美味しくって箸が止まらない!
藤尾 「サヤカ、箸が止まらないねえ」
フウガ君 「タレがしみ込んで美味しいです!」
森崎 「日本人の主食のお米は どんなおかずも受け止めてくれる! ありがたいですよね」
さてリーダーお味は?
森崎 「最高だぜ!」
佐々木 「子供たち、ほぼ完食ですよ」
食事処藤 佐藤義典さん 「こんなに食べてくれると 思わなかったです」
森崎 「粒が大きくて食べ応えがある。 タレにもあうし少量でも満足できるご飯だ」
《ほしまる販売の問合せ》 ホクレンショップ深川市イチヤン店、 サッポソシ49条店など合計23店舗で 販売しています。 ■問合せ ホクレンパールライス販売課 ■電話 011-221-2483