森崎 「こんにちはあぐり王国です。 3月、卒業式のシーズンです。 実はこの番組で得た経験を糧に、 この春、旅立ってしまう 出演者がいるんです。その出演者とは…」
大勢のあぐりっこ 「ぼくたち 私たちは… あぐり王国を卒業します!」
あぐりっこ6年生、大集合! 小学校卒業とともに、 あぐり王国を卒業するあぐりっこ。
今回はあぐり王国的卒業式で あぐりっこの門出をお祝いします。
さて今回はこの1年出演してくれた あぐりっこ31名に集まっていただきました。
藤尾「いや~集まったねえ」 河野「ようこんな青いツナギあったな」
佐々木 「今日こうして集まっていただいたので 突然ですが、 卒業試験を行いたいと思います!」 森崎 「卒業試験だぞ! 簡単に卒業なんかさせないからな! 答えられなかったら落第だ! あぐり王国を自分が来た回だけじゃなくて 毎週見ていればちゃんと満点とれる試験。 まあ間違えたほうがカメラに映るけど」
河野 「オモシロ回答、受け付けております」
佐々木 「それでは卒業試験スタート!」
この一年間でお邪魔した市町村は45ヶ所。 48個の企画を取材しました。 さて、いくつ覚えているかな? 卒業試験、第一問!
佐々木 「まずはVTRを見てください」
■2012414OA「くるるの杜編」から-
去年の4月、くるるの杜の 体験農園をお借りして 作物を育てる企画の第一回目。 この日あぐりっこは 「あぐりファーム」で育てる作物を 種から学びました。
佐々木 「さてここで問題です。 ミニトマトとジャガイモは種が似てますが 何科の野菜でしょうか?」
森崎 「トマトとジャガイモは仲間なんです。 食べるところが違うんだよね」
実際に取材に参加したナナカちゃんは 「なんとなく覚えている…」
1問目からちょっと難しいかな? なかなかペンが進まない子も多いけど、 そろそろタイムアップ!
森崎「しんのすけ悩んでる!頑張れ~」
佐々木「3・2・1、終了~!」
回答を見せてもらいましょう。
河野「ヒカル、何て書きましたか?」
ヒカル君「ささきゆう科!」
森崎「いいねえ~~」
ヒカル君 「ミニトマトのようにみずみずしくて 小さくかわいらしいところから “ささきゆう科”です」
森崎「おまえ~成長したなあ!」
河野「マシロ自信のほどは?」
マシロちゃん「あまりありません…」
河野 「だからこんな小さく書いたんやな! 真ん中にドカンと書いていいからね」
■正解VTR- 解説するリーダー 『同じナス科の仲間なんです。 トマトは花の後になる“実の部分”、 ジャガイモは“茎が変形した所”を食べる。 食べる場所は全然違うけど同じ仲間!」
ということで正解は「ナス科」でした。
続いての問題は?
■2012721OA「別海サイレージ編」から-
7月、別海町にお邪魔したあぐり一行は 牛のエサ・牧草を学びました。 牛は乾燥させた牧草や、 発酵させた「サイレージ」などを 食べている事を教えていただき、 大迫力の収穫シーンも間近で 見せてもらいました。 そして牧草はただの雑草ではなく 酪農家さんなどがそれぞれ工夫して 栽培している作物であるというお話を 聞いたのですが、 JA道東あさひの敷地にあったものが ユニークでした!
白岩恵佳さん 「約40種類の牧草を育てている畑です。 これはマメ科の牧草、こちらはイネ科牧草」
森崎「どんな違いがあるんでしょうか?」
佐々木 「さ、ココで問題! 牧草の違いを検証するためにとった リーダーが夢だった行動とは 一体なんだったでしょうか?」
シンキングタイムスタート!
さてリーダーが牧草の違いを検証するために 取った行動とは何だったのか?
みんなの答えは? ユウト「食す!」 ユメ「食う!」
佐々木「圧倒的に食べるという答えが多い…」
■正解VTR- 白岩さん 『食べてみたらわかるんですけど、 甘味が違ったりですとか栄養価も… 人間が食べることもできるんです! かじる程度なんですけど…』
森崎 『オレ夢でした!牧草食べてみたいっす!』
早速リーダー牧草を試食! まずはペレニアルライグラス。 森崎『ほんのり甘いですね』 次にチモシーを食べて味比べ。
森崎『柔らかい!けど甘味は先ほどですね』
白岩さん『ハイ!牛も喜んで食べてくれます』
藤尾「スゲー牛と同じ味覚や」 森崎「オレ牧草ソムリエになるわ!」
佐々木 「ということで正解は“食べる”でした」
森崎 「これがね、オレ夢でした!」
あぐりっこ、ほとんど正解!
森崎 「すげー正答率だ。みなさん正解です!」
河野 「けど間違えても全然恥ずかしくないよ。 牧草を食べるなんて 正直おかしいことだからね!」
続いて第三問。 ■20121020OA「岩見沢・落花生編」から- 去年の10月に取材した岩見沢市の落花生。 どのように実るのか?
佐々木「さあ5秒前!4、3、2、1終了~」
森崎「さあ答えをオープン!」
図解で回答したアヤカちゃん。 「え~と落花生は 花が“落下せい!(命令)”という意味で “落下”と“落花”をかけていて それで花が落ちてなると思う!」
森崎 「アヤカって そんなに面白い子だったっけ?」
■正解VTR- 落花生を土の中から抜いてみると… 森崎「うわ~めっちゃなってる~」
生産者の横山勝彦さん 「花が散ると“子房柄しぼうへい”という ツルがどんどん土の中に潜るんですよ。 それが土の中で実って落花生になるんです」
森崎「この育ち方は面白いね」
佐々木「正解は土の中で実る!」
森崎 「みんなが食べている落花生の約90%が 海外からの輸入なんです。 国産の落花生は主に千葉県で作られてますが 最近では岩見沢を中心につくっていますよ」 岩見沢では稲の育苗ハウスを有効利用するために 落花生の栽培がスタートしました。 現在8戸の農家で試験栽培に取り組んでいます。
佐々木「ここでゲストが登場いたします」
ジャジャーン! 食育栄養学が専門の 天使大学看護栄養学部の荒川義人教授です。
いつもテレビで見ている先生の登場に あぐりっこもニッコニコ!
荒川先生には作物に含まれている 栄養についてのコメントして頂いてます。 さらに今年1月に放送した 「子供の食生活を見直そう」編では 食事の取り方について、 お話をいただきました。 この放送回から出題して頂きましょう。
荒川先生 「ゆっくり噛んで食べることが大事ですね…」
藤尾 「今の大きなヒントじゃないですか!」
荒川先生 「そのためにこんな方法があるって事を 是非書いてください!」
森崎 「早食いはどうして体に良くないんですか?」
荒川先生 「例えば《肥満》になったり…」
《肥満》という言葉に 敏感に反応したあぐりっこ。 (素直なんです…) そう一斉にある方向に目線が集中します。 その先にあるのは…
河野 「全員の目線が集まって、 笑われました! 」
さて回答をオープン!
タイキ君の答えは…「あごをはずす」
森崎 「早食いよりエライ事になってる!」
他にも「利き手ではない方の手で食べる」や、 河野くんを反面教師にする!など あぐりっこらしい回答が出たところで 荒川先生から正解発表!
たくさん噛むことによって 頭に伝わる「満腹」のサイン。 あまり噛まないと サインが出るまで食べ続けてしまい、 結果食べ過ぎに! 一口ごとに箸を置くと 噛む事に集中できるので 早食いの予防に効果的と言われています。
佐々木 「正解は一口食べたらハシ置く!」
サヤカちゃん、大正解! ハヤテ君もリネちゃんも正解!
この問題はオンエアを見ていた子が多数! ちゃんと覚えていてくれました。
今年度のあぐり王国は 食事の取り方や作物についてだけではなく 美味しいミルクの原点「牧草」や 米どころ空知を支える「用水路」など、 北海道農業の奥深さを学んだ一年でした。
さてあぐりっこのみんなは卒業できるかな?
いよいよあぐりっこ卒業式です。
森崎 「ただ今より平成24年度 あぐり王国北海道卒業式を行います」
番組と一緒に学び成長してきた あぐりっこの新たな門出を お父さんお母さんと一緒に あぐり王国らしく祝ってあげたいと思います。
では荒川先生よりご祝辞です。
続いてはあぐりっこの作文の発表です。 まずは塚原樹(いつき)ちゃん。 かわいい笑顔が印象的なイツキちゃん。 何度も番組に参加してくれたあぐりっこです。
『あぐり王国に参加して学んだ事』 私があぐり王国のオーデションを受けたのは 3年生の時でした…
夏に『でんすけすいか』のロケに行き、 暑かったけれど楽しくロケをしたのを 覚えています。 色々なロケに行かせて頂いて、 たくさんの事を学びました。
1つは農家の方の苦労です。 私たち消費者により良いものを届けるために 工夫をして頑張ってくれています。
もっと食の楽しさを学び、夢に向って 生きていきたいと思います。 ※イツキちゃんやあぐりっこの作文は 「エンタメ情報」で全文掲載されています。 是非ご覧下さい。
お次は山根竜馬君。 6年生になってからの参加で 出演回数は少ないですが 個性的なコメントが光るあぐりっこでした。
『あぐり王国に参加して学んだ事』 ぼくがこの番組に出て学んだ事の1つ目は、 はしの持ち方です。
あぐり王国のオーデションが決まった時から ずっと正しいはしの持ち方で 豆をつかむ練習をしていました。 オーデションの時は、あまり上手に 豆をつかむ事が出来なかったけど なんとか合格して、出演が決まるまでも、 ずっとはしの持ち方を練習して、 本番にはきちんとはしを持てるように なりました。
2つ目は体力温存の事です。 ぼくは休憩時間に友達とはしゃいでいたので 本番には体力が減ってしまい、 帰りの時には体力がほぼゼロになって 寝ていました。でもリーダーを見ていると 休憩時間はじっと目を閉じて体力を温存して、 本番の時には子供のようにはしゃいでいました。 「本物のプロはこうやっているのかな?」と 思いました。
森崎「えっ終わり!?」
もう大人チーム大爆笑!
佐々木 「以上、2人の思い出作文でした…」
続いては卒業生を代表して 浦田瑠々ちゃんと石田光君から あぐりっこが手作りした 「あるもの」の贈呈です。
森崎「うわ~すごい!」
河野「え~いつ作ったの?」
ルル「さっきみんなで作りました!」
森崎「でかい手いるね?誰この手?」
会場シーーーーン
森崎「いない人??」
河野「怖い!」
藤尾「メチャクチャ怖いよ」
河野 「手の数ひとつ多いみたいになってるの?」
番組のスローガン 「生きることは食べること!」が 中央に書かれている旗。
式の前に手形を押し完成させました。 あぐりっことして 力を合わせて作り上げる作業も、これが最後。 あぐりっこからのプレゼントに 心が温まったところで リーダーから最後のメッセージです。
さて最後にあぐりっこにプレゼントが! なんとあぐり王国北海道のテーマ曲 【泣いて笑ってハラへって】を 歌っているバンド・月光グリーンが お祝いに駆けつけてくれました。
最後にみんなで歌いましょう!
泣いて笑ってハラへって/月光グリーン 作詞:森崎博之 作曲:テツヤ
♪バンザーイ!感謝しています! ごちそうさま ありがとう~
♪不思議だね こんな小さな 種を蒔いたら いのちが育つ 太陽を 目指して背筋 ピンと伸ばして すくすく育つ あああ僕らはみんな空見上げて 笑うため うまれて来た
そうだ負けるな雨ニモ風ニモ! 腹が減っては前には進めない! お手て洗って声を張り上げて(せーのお) いただきます!(いただきまーす)
あぐり王国に参加してくれた 全ての6年生のみなさん。 ご卒業おめでとうございます!
でっかい北海道の懐に飛び込んで たくさん学んだあぐりっこたち。
これから中学校に行っても あぐり王国北海道で見せてくれた チャレンジ精神や探究心、 底なしに楽しむユーモアを忘れずに…
これからも続く 「食べる事は生きることだ~!」
あぐり王国で学んだ事を 率先して中学校でも実践していってね!
今までありがとう!
あぐりっこが「番組に参加して学んだ事」を テーマに作文を書いてくれました。 エンタメ情報で全文紹介しています。 ぜひご覧下さい!