仮装したあぐりっこ 「トリック オア トリート!」
今週のあぐり王国ネクストは、 ひと足早い「ハッピーハロウィーン」! なんと、あのテーマパークにも飾られる? 日本のハロウィーンを支える、 ハロウィーンカボチャの産地へ行きました!
森崎 「ハロウィーンでしょ! 最近すごいねえ」
憧れ 「実は…私、幼いころ… アメリカのバージニアに住んでまして、 アメリカといえばハロウィーンの本場です」
森崎「やってたの?」
憧れ「やってましたよ」
憧れ 「こんな仮装をしていました!」
森崎 「今とあんまり変わらないねえ~ パッチリお目めと切り裂いた口(笑)」
憧れ 「アメリカでは授業で畑にカボチャを取りに行って カービングしてハロウィーンを祝うんですよ。 で、ハロウィーンに欠かせないカボチャを ここ北空知エリアの秩父別町で栽培している!」
森崎 「ハロウィーンカボチャを? 秩父別町で?本当ですかあああああ」
では今日のあぐりっこを呼びましょう。 「あぐりっこ~」
あぐりっこ 「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ」
今回のあぐりっこは…、 工作好きの5年生・角橋蒼生(アオイ)君と、 北海道のことをもっと知りたい! 5年生の小嶋杏(アン)ちゃん、 何事にも積極的な6年生、エマちゃんです!
森崎「ハロウィーン好きですか?」
あぐりっこ「はい!」
森崎「ハロウィーンって何ですか?」
アオイ「お菓子をもらいに行く!」
アン「仮装する!」
森崎「カボチャは食べる?ゆず湯に入る?」
憧れ「それは冬至ですね」
…ということで、 一体どんなカボチャが作られているのか。 早速、生産者のもとへ。
森崎 「お菓子くれなきゃイタズラするぞって言ったら お天道さんからイタズラされたね」
そう突然の雨が降ってきたんです… 森崎「まだ小ぶりですけどね…」
憧れ 「いらっしゃいました。吉澤さんです」
憧れ・あぐりっこ 「おっきいいい~」 「すごい」
吉澤さん 「ゴロゴロなっていますよ」
吉澤さん 「秩父別と言う町もそうなんですけど 北空知エリアがなんと 日本一のおもちゃカボチャ産地 なんです!」
森崎 「日本一!?すごいねえ~」
憧れ 「おもちゃカボチャとはどんなカボチャ…?」
吉澤さん 「食用のカボチャと違い 飾ったりする観賞用のカボチャのことを おもちゃカボチャと名前をつけてます」
吉澤さん 「北空知エリアは約70人の生産者で 約40種類のカボチャを生産しています。 昨年が過去最高の出荷量で 約33万個 」
森崎「33万??すごい!」
吉澤さん 「おもちゃカボチャは花の世界で 流通するので 野菜コーナーに売っていません!」
森崎「そうですよね」
吉澤さん 「あと東京や大阪にある 超有名なテーマパーク! あるじゃないですか?」
憧れ「分かる?」
アン「ディズニーランド?」 エマ「USJ?」
森崎 「ここのカボチャがそのテーマパークでも 飾られているの?」
吉澤さん「そういうことです!」
森崎「すごい!すごい」
じゃじゃん!もんすけです。 ハロウィンに欠かせない、おもちゃカボチャ! そもそもハロウィンは、秋の収穫を祝い、 悪霊を追い出すためのお祭り!
発祥とされるアイルランドでは、 魔除けとして「カブ」をくり抜いて、 火を灯したんだって。
そこからアメリカに伝わった時、 アメリカでは多く収穫されていたカボチャが、 カブに代わって使われて、 全土に広まっていったんだって!
最初は「カブ」が使われてたなんて、 知らなかったよね!
森崎 「意外に軽そうに見えるけど… (持ってみると)うわああああ」
なんと8キロもありましたよ。
あぐりっこも持ってみますが… アン「あっヤバイ重い」 エマ「重い!」
まずは、重量級の品種 「オータムオレンジ」を収穫!
アオイ「重い!」
基本的な栽培方法は食用のカボチャと 変わらないおもちゃカボチャですが、 生育途中の手入れには、 気を使わなければならないんです!
吉澤さん 「おもちゃカボチャに傷がつかないように ツルが伸び始めたら針金を使って ツルの伸びる向きを決めてやるんですね」
森崎「誘引(ゆういん)している」
吉澤さん 「これをやっておかないと ツルがあっちに行ってこっちに行ってで カボチャに傷がついてしまう…」
吉澤さん 「それと1個1個。 スイカやメロンと同じように 形を良くしたり、色ムラをなくすために フルーツマットを敷いています」
森崎「1個1個?」
吉澤さん「1個1個です」
森崎 「カボチャがおもしろい事を言ったから 座布団をあげた訳ではない?」
吉澤さん 「それならあの辺に10枚くらい あってもいいかもしれない…」
観賞用のカボチャなので、 出荷まで色や形をキレイに保ちながら、 育てていくんです。 そして、こんなカボチャも…。
憧れ「うわ~~」
吉澤さん「真っ白なカボチャです!」
憧れ「キレイ~」
森崎「こんな真っ白なカボチャあるの?」
森崎 「みんな見た事ある? これはボクもみた事ないかも…」
憧れ「これカボチャ??」
吉澤さん 「先日注文されたお客様は 結婚式のひな壇に 飾っていただきました」
森崎 「白いとね…神聖な挙式でもあうんだ!」
森崎 「農業アナウンサーはどうですか?」
憧れ 「だいぶ先になりそうですけど 大丈夫ですか?」
観賞用として花の一種に分類されるおもちゃカボチャ。 実はそれをつくっている北空知エリアは、 日本有数の花の産地なんだよ!
JA北空知広域連 佐藤貴洋さん 「北空知エリアではスターチス類が 売り上げの約7割を占めていおり、 他にもダリア・ヒマワリ・トルコギキョウなど 60品目の花を生産しています。 スターチスにおきましては全国の花市場が 当地のスターチスがないと困ると言われるほど 責任産地として位置づけされています」
佐藤さん 「消費者のみなさまに、キレイで長持ちする 高品質な花をお届けするために 水管理・収穫後の水あげの管理など 様々なことに気を使っています。 約9割が関東関西方面に出荷されています」
おもちゃカボチャは、どこで買えるの? 佐藤さん 「道内各地の花屋さんや大きなスーパー、 ホームセンターなどでお買い求めできます」
今年のハロウィーンは、本物のカボチャを 飾ってみるのもいいかもね!
さてオレンジや白のカボチャ以外にも 様々な色や形のカボチャが…!
吉澤さん 「『ギャラクシー・オブ・スターズ』です」
憧れ「カッコイイ~」
森崎「テーマパークみたい」
あぐりっこ「すごーい」
憧れ 「トンネルみたいになってますよ」
森崎 「トンネルみたいになってて…ある?」
なんと天井からカボチャが!
憧れ「面白い!」
吉澤さん 「アーチ型にしてカボチャが垂れ下がってます!」
森崎 「何種類くらいあるんですか?」
吉澤さん 「これで品種としては1つなんです。 こういうミックスの種で植えるんですね」
森崎 「全部がギャラクシーオブスターズ! まさに銀河系!」
憧れ 「本当に惑星の中に入り込んだみたい!」
吉澤さん 「いい表現ですね!素晴らしい!」
憧れ「すごい!」
森崎「ずらあああ~と」
憧れ「圧巻!」
森崎「こんなにいっぱいあるんだ」
アン「キノコみたい!」
森崎 「あれ食べちゃダメなキノコみたい!」
吉澤さん 「ベレー帽という名で売られています!」
吉澤さん 「小玉の品種は収穫した後、 泥が付いてますので、 それを1個1個丁寧に丁寧に 歯ブラシやスポンジを使って 丁寧に洗っています」
森崎「へえ~」
森崎 「上下の繊細な部分を歯ブラシ、 全体をスポンジ…こっちはブラシ…」
吉澤さん 「でこぼこしたのはブラシじゃないと 落ちないですね」
森崎「これ1個1個ですか?」
憧れ 「ここからはハロウィーンの定番 ジャック・オー・ランタンを作ります! 教えて頂くのはJA北空知広域連の佐藤さん」
森崎 「さっきもんすけのコーナーの出てた方ですね。 佐藤さんは何個も作ってらっしゃるの?」
佐藤さん 「1年に4~5個くらい…」
森崎 「へえ~~ じゃあ…ちょっと…1年に4~5個…」
佐藤さん「微妙なところ…」
森崎「決して多くない、この数字(笑)」
ということで、ハロウィンの定番、 「ジャック・オー・ランタン」の作り方を 教えていただきます!
佐藤さん 「まずはヘタ部分をフタになるように くり抜きます!」
まずはヘタの部分がフタ代わりになるよう 小型ノコギリを使ってカットし、 中から種やワタをキレイに取り出します。
森崎 「料理番組みたいな!!」
佐藤さん 「こういう感じになります」
あぐりっこ「うわ~キレイ」
佐藤さん 「ここまできたら顔を書いて くり抜いていきます」
あとは好きなデザインの表情を描き、 そこをくり抜いていきます。 およそ30分で完成です!
※ご自宅で作業される場合は けがに十分ご注意ください。 ※中身をくりぬく場合はしっかり 種などをとってください。 ※ランタン完成品は1週間ほど 楽しむ事ができます。
今回は3人のあぐりっこと、 美術が得意な金井アナが挑戦!
果たして、どんなオリジナルランタンが できるのか!?
佐藤さん 「あら…手が入るかな?」
アオイ君、円がなかり小さいね(笑)
佐藤さん 「自分の手が入る大きさがいいよ」
憧れ 「アオイ、手を入れてくり抜くんだよ」
初めてのランタン作りとあって、 それぞれ夢中で進めていきます。 そして…。
エマ「できました!」
アオイ「できました!」
ではみんなの作品を見ていきましょう!
まずはエマちゃん!
森崎「目がデッカイ!」
憧れ 「よくあんな丸く、くり抜けたね~ かわいい~」
森崎「口はキバかな?」
エマ「歯!」
森崎「歯かあ」
続いて、アンちゃんの作品
森崎「ハートの目だあ」
憧れ「アンらしい作品ですね」
森崎「恋をしているね」
アン 「ハートはくぼみをつけなきゃいけないから ちょっと大変だった!」
そして、アオイくんの作品
森崎「ランタンらしい!」
憧れ 「カッコイイですね。 口うまくギザギザにしたね。 このフタがアオイらしさを物語ってる」
森崎「ダーツみたい」
最後は、金井アナの作品!
憧れ「私は顔を彫りませんでした!」
あぐりっこ「北海道だ」
吉澤さん「真ん中の星が北空知?」
憧れ「はい!」
吉澤さん 「これはスゴイ! ちょっと押せば恐らく北海道が落ちちゃう。 ギリギリで止めた集中力はスゴイ!」
森崎 「そうか。ちょっと押してみましょうか」
憧れ「止めてください!」
おもちゃカボチャを使った、 ランタン作りを楽しんだあぐり一行。 産地のひとつである沼田町の駅前には、 10月末になると、 およそ600個のランタンが飾られ、 幻想的な雰囲気に…
こうして日本のハロウィンを影で支える、 生産者の思いとは…?
森崎 「ハロウィーンはにわかブームではなく 10月末ってイベントとか無かったですから どんどんこれからも盛り上がっていきそう」
佐藤さん 「北空知エリアのおもちゃカボチャを もっと日本や世界に広げていきたい」
せっかくなので最後にランタンに火を灯し、 ひと足早いハロウィン気分を!
あぐりっこ「うわ~っ!」
あぐりっこ 「キレイ!」 「さっきよりキレイ!」
今月15日(土)「サンドーム北見」で開催される 「オホーツク農業祭(さい)2016」!
オホーツク産の小麦を使ったうどんや、 新鮮な農畜産物が販売されるんだって! 子ども向けのハロウィーンカボチャ作りや、 バター作り、トラクターの試乗など、 いろんな体験もできるんだよ! 景品が当たる抽選会もあるみたいだから、 みんなも行ってみてね!
またオホーツク地方のJAではオホーツクの 酪農の魅力を伝える動画をネット上で配信中! 「オホーツク酪農PR動画」で検索してね。
≪オホーツク農業祭2016≫ 日時:10月15日(土)10:00-14:00 場所:サンドーム北見 問い合わせ: オホーツク農協青年部協議会 ℡ 0157-23-6151
正解は「カレー」でした
あぐりっこから写真が届きました。 アオイ君は自分でもランタン作りに 挑戦したようですよ
カボチャ飾りも最高だね!