突然ですが、こちらの数字は、 ある食材の生産量を表したものです。 10年前に比べ、生産量が飛躍的に伸び、 注目を集めている食材、 それは…「米粉」! 古くから煎餅や団子などの原料として 使われてきた米粉ですが、 製粉技術の進歩により、 最近では、洋菓子やパン、麺類など、 幅広く活用されています! そんな米粉の更なる消費拡大を図ろうと、 町が一体となって普及に取り組む、 北海道を代表する米どころにお邪魔しました!
森結有花アナウンサー 「旭川市内になるJAあさひかわの直売所 あさがお神楽店にやってきました!」
森崎博之リーダー 「あれ?ついこないだ来た!」
【JAあさひかわ農産物直売所 あさがお神楽店】 住所:旭川市神楽5条8丁目 電話:0166-63-5725 営業:10:00-17:00
森「来ました~!!」
リーダー「甘酒でしょっ!」
森「正解です!」
リーダー 「あのロケから我が家の生姜焼きは 必ず僕が作るようになりました。 甘酒をそこに加えるだけで美味しくなる! ちょうど甘酒が切れているので… 買ってきます!」
森「後ほどお願いします」
森 「甘酒だけではない米の加工品があるんです。 それが…米粉です! お店とかで米粉と言う文字を 見かけることも多くなってきましたね」
リーダー 「増えてきてるんだよ~ パンとかシフォンケーキとか… だからお米は粒状のごはんだけじゃなく 色々な食べ方があるんだよね」
今回は地元のあぐりっこが登場! 農業体験がしたい! 鷹栖町5年・竹田真悠子(マユコ)ちゃんと 初参加!旭川市の5年生、 料理がしたいという、 川瀬悠和(ユウワ)くんの2人です!
リーダー 「旭川はお米が盛んです。 2人はお米好きですか?」
あぐりっこ「はい!」「大好き」
リーダー「1日に何回お米食べる?」
ユウワ「3回!」
マユコ「朝はパンの時がある」
リーダー 「今日は米粉を取材するんだって。 米粉って知ってる?」
マユコ「パンとかに使われている!」
リーダー 「おおおおお! 米粉のパンを食べる時もあるの?」
マユコ「あります!」
ユウワ「食べた事ないです!」
森 「実はこちらに米粉を使った商品があるんです」
リーダー 「なんで甘酒の時に教えてくれないの!」
甘酒と並ぶ人気の米粉を使った 商品があるということで、 早速、店内へ入ってみると…?
こんにちは~!
こちらが、JAあさひかわの朝倉道人さん。 その手には、子ども達が大好きなスイーツが…!
あぐりっこ「シュークリーム!」
リーダー 「好きじゃない!? しかもスゴイ! ゆめぴりかの米粉使用って書いてる」
朝倉さん 「菓子処【梅屋】さんで製造しています」
リーダー 「梅屋!老舗ですよね~」
シュークリームで有名な旭川の菓子処、 「梅屋(うめや)」が作る米粉シュークリーム。 皮にゆめぴりかの米粉を使ったという、 その味は…?
【ゆめぴりかの米粉シュークリーム】 1個194円(税込) ※あさがお神楽店/永山店のみで販売 ※冷凍販売です
ユウワ 「すごい食感がモッチモチ!」
マユコ 「なんか…すっごい美味しい! シュークリームなんだけど パリッ!じゃなくてモチッ!って感じ」
森 「本当だモチモチ~ ひと口めから普通のシュークリームと違う! 生地に存在感がある! あといくつ食べられる?」
ユウワ「あと5個くらい!」
マユコ「10個くらい!」
リーダー 「じゃあ全部で80個ください」
リーダー 「“食卓のご飯と同等のお米を使用”している。 食用米にならなかった米が 米粉になるのではなく… 同等の米を米にしている!」
朝倉さん「はいそうです!」
リーダー 「米粉っていうのは、どうやって滑らかな 粉にするのは想像つかない。 どうやって砕くんだろう」
ユウワ「ハンマーでガーンって」
マユコ「普通に機械だと思う」
果たして、米粉はどのように作られているのか。 製粉している工場、コントラクター旭川へ-
こちらが、工場長の光澤純平さん。 2010年からスタートしたという米粉生産について、 詳しく教えていただきます。
リーダー 「目の前にゆめぴりかのうるち米が… お米販売をしないものが 米粉になると思ったら違うんですか?」
光澤さん 「普通はくず米のような規格外の米を 使いますが…」
リーダー 「一般の米と変わらないってこと?」
光澤さん「そうです」
リーダー「すげー」
米粉の原料となる米は 「新規需要米」と呼ばれ、 一般流通する米とは異なり、 米粉専用に生産されます。
それでも、品質や栽培基準などに変わりはなく、 コントラクター旭川では、 この米粉用米の栽培から、収穫、製粉、 パッケージまでのすべてを担っています。
森 「製粉したての米を米粉にしているんですね」
リーダー 「粒同士がぶつかって粉になる…」
マユコ 「米はそんなに硬くないから 粉にまではならないと思う」
リーダー 「そんなことないよな~できないよ~」
早速、最高級米・ゆめぴりかを使った、 米粉の製造を見せていただくことに!
森「ではお願いします!」
米粉はまず、 玄米を精米するところから始まります。 地元のあぐりっこ2人も、精米自体を見るのが 初めてのようで…?
あぐりっこ「すげ~」「真っ白!」
リーダー 「透明感ツヤがあります! さっき見た玄米と全然違いますよね」
リーダー 「なんか回ってる!あの機械! 壁の向こうに米が行ってるの?」
森「すご~い」
森「白衣に着替えました。完全防備」
リーダー「ほぼ誰だか分からないですね」
光澤さん 「弊社の米粉は学校給食にも 活用されているので キレイな状態で製粉します」
リーダー 「学校給食で食べるから 毎日こうやって清潔にやってるんだって」
ユウワ「すごく、ありがたい!」
リーダー 「っていうか学校給食で食べてるんだって!」
光澤さん 「主にコッペパンなどで食べられています」
ユウワ「ある!!」
リーダー 「コッペパンが米粉なの?」
光澤さん「はい!」
ユウワ「パンの時は大体毎回出てる!」
リーダー 「そうなの。それここで米粉作ってた!」
ユウワ「すごく身近だった~!」
リーダー「そうだな。身近だったなあ」
普段から慣れ親しんでいた米粉が、 どのようにつくられるのか 「気流粉砕方式」の機械をスイッチオン!
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
森「すごい音だね!」
マユコ「回ってる!」
森「速すぎて見えない!」
リーダー 「今ぶつかってるの? 全然わかんねええ~」
「うわ~出来てる~♪」
森「真っ白だ!」
リーダー「アメ玉探したい!こっから」
ユウワ「超キレイ!」
リーダー 「隣に小麦粉があったら分かんないね」
光澤さん「触ってみて下さい」
ユウワ「“スッ”って…入った!」
マユコ 「手を通り抜けちゃう!」
ユウワ 「こういう生産業者さんが作ってくれて それが毎回給食に出てると思うと すごいうれしい!」
リーダー「なあ~」
リーダー 「ご飯にして食べるだけじゃなくて 米粉にして…パンにして… みんな食べている!」
森 「米どころだからこそ出来ることですね」
じゃじゃんもんすけです! 米どころ旭川でつくられる、米粉! 旭川では2010年から 米の新たな普及プロジェクトとして、 市内80以上の小中学校の給食に、 米粉メニューを導入!
大量の米粉をつくるために、 JAあさひかわや、コントラクター旭川など、 町が一体となった取り組みがスタートしたんだよ。 栽培から製粉、調理までを、すべて地元で行い、 安全安心な米粉で、 子ども達の食をサポートしているんだって!
米粉がもっともっと身近になると嬉しいよね!
森 「旭川農業高校にやってきました!」
沼田雅美先生 「旭川の米粉を研究している8人です!」
リーダー 「えっ!?米粉チームがあるんですか?」
中田春菜さん 「旭川はお米の町なので お米を研究したいなと思ったので 米粉班を選択しました」
吉澤伶翔くん 「もともと菓子製造に興味があったので それを一番できる班に入りたいと思って…」
地元が誇る作物を知り、将来に活かしたい! そんな思いを持って、日々研究に励む高校生達。 その成果を見せてもらうと…?
中田さん 「1年間やっている活動をまとめたファイルです」
リーダー 「なんかすごいぞ。丁寧に書かれているね」
沼田先生 「毎日生徒たちが手書きをしてやってます」
リーダー 「こういうのを自分たちで発表もする! すごくね~!?」
ユウワ 「分厚すぎて、これを全部 頭の中に入れるのは…すごい!」
リーダー「全部頭の中に入ってるんですか?」
沼田先生「入ってます!」
リーダー「先生だけが入ってますと…」
実は、旭川農業高校の米粉班は、 年に1度の「実績発表大会」という、 農高生にとっては甲子園のような 日ごろの研究結果を競う全国大会に 過去何度も出場している強豪校でもあるんです。
今回は、そんな米粉班に、 オリジナル米粉料理をつくっていただきます!
中田さん 「ゆめぴりかの米粉を使った キッシュとケークサレとチーズタルトを 作ります!」
リーダー 「お~知ってるモノあった?」
マユコ「チーズタルト?」
ユウワ「それ以外は分からなかった」
ということで詳しい作り方は レシピコーナーへ!
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180512&selectmonthforcal=201805
では米粉料理をいただきましょう。 まずは米粉のケークサレから!
マユコ。ガブリといきました!
マユコ 「おいしいです! ゆわゆわしてて弾力がある!」
リーダー 「美味しい! 生地がすんごく柔らかいです。 空気も水分も多く含んで ふわふわで食べやすい!止まんないな…」
最後に生地にもチーズにも米粉を使った、 チーズタルト!
森 「おいしい~♪ 外のサクサク感と中のしっとり感が 同じ米粉とは思えないです」
沼田先生 「キッシュやタルトは高温で焼くので 米粉の水分が飛ぶので サクサク感が残る! ケークサレだと水分がしっかり入ってるので お米のモチモチ感が出てくるんです」
リーダー 「焼き方によって食感が変わるんだ。 食べ親しんだご飯なんだけどね、 こんな風に変わるのかって…面白いね」
リーダー「作れそう?」
マユコ「ちょっと難しそう…」
わはははは笑
リーダー 「マユコの家に行って 作り方教えてもらおうなあ」
---------------------------------- 5月5日のクイズ 「日高町で収穫体験ができる山菜は、 何ニンニクだったかな?」
正解は「行者ニンニク」でした。