男性 「こんにちは。道北の剣淵町から 軽トラ3台出来ました」
森崎 「あれ。なかなか珍しいおイモばっかり」
男性「今日は全部で42種類です」
男性 「実は私達は農業者でして 農業者団体の集まり 【VIVAマルシェ】と言って その中の活動の1つとして 【軽トラマルシェ】を行っています」
森崎 「ということはですね… 本業は農家さんで(農産物の)出荷をしている。 で農協で流通している。それとは別で こういった活動をしている!」
お客さんインタビュー 「並べ方もキレイですよね…」
この『軽トラマルシェ』に並ぶ野菜は 普段あまり見かけない珍しいモノばかり。 取り扱う野菜の種類は、 なんと300品種にもおよびます。
生産者がつくる、 美味しくて珍しい野菜が評判となり 道内はもちろん、道外へも 活動の幅を広げるVIVAマルシェ。 この意欲的な活動が評価され、数々の賞を受賞、 日本全国から注目されているんです。
森崎 「今回のあぐり王国では いつもとは違うドキュメンタリー企画で お送りします。 若い農業者の新しい挑戦に密着しました」
高橋さん 「どのように植えるか?夜考えてですね… もし間違えても皮の色で分かるように… 白い皮があったり紫の皮があったり、 ピンク・赤とか…色々あるんですけど 代わりばんこに!仮に混ざっても すぐ分かるようにやってます!」
森崎 「なるほど、ジャガイモの皮の色で区別して 計画的に植えているんですね」
高橋さんとハウスにやってきました。
高橋さん 「こんにちは~!」
こちらはトマトを担当している マルシェメンバー本間秀樹さんのハウスです。
高橋さん 「彼はカラフルトマトを栽培してます」
本間さん 「約50種類栽培してます。 紫・茶色・白…緑!」
高橋さん 「それを一箱に入れてギフトにもしてます。 軽トラマルシェでもつめ放題でやって、 小さいお子さんも喜んでいますね」
高橋さん 「ここのお母さんが多品種の野菜を栽培していて もともと技術がすごく高くて、 それが息子さんに引き継がれた…」
ディレクター 「VIVAマルシェにはうってつけの人材ですね」
高橋さん 「そうですね。 お母さんがメンバーになって欲しい(笑)」
さて札幌のマルシェに戻り―
森崎 「実際に往来の人と触れ合うとどうですか?」
高橋さん 「嬉しいですよね。 去年来てくれたお客さんが 今年も来てくれたのねって声をかけられて。 正直、仕事もしたいです。 天気いいから(笑)。 ただこうしたことが、来年、再来年と 繋がっていくことになりますよね」
今年で6年目を迎えるVIVAマルシェ。 メンバーは現在15名で、平均年齢はなんと36歳。 次世代を担う生産者たちです。
剣淵町ではここ数年、 Uターン組や新規就農者が相次ぎ 地元で農業に従事する方の年齢層が グッと若返りました。 VIVAマルシェの中心人物、高橋さんも そのひとりです。
高橋さん 「当時はJA青年部の活動をしていたんですけど 軽トラで野菜を積んで自分たちで売ったら 楽しいじゃない?って会議で言った メンバーがいて、 同じ想いの人がいたと知って “よしやろうぜ”ってことで…」
2013年、高橋さんの熱い想いに賛同した 仲間たちが集まり VIVAマルシェは誕生しました。
ある日の夜VIVAマルシェ事務所
「カンパーイ!」
森崎 「この日、VIVAマルシェの事務所に メンバーが勢ぞろいしました。 なんだか盛り上がって楽しそうですね。 こうやって全員が集合できるのは、 年に数回だそうですが お互いの近況を報告したり、 農業についての相談など マルシェメンバーの親睦の場と なっているそうなんです。 ではここで、みなさんに質問です。 VIVAマルシェに参加してみていかがでしたか?」
児玉 博通さん 「最初はまともに会話も出来なかった部員が 少しずつ自信を持って接客できるようになる。 自分の商品も“こういう風に作りました”って 説明し届けることができる。 そういう流れを少しずつ学んでいきましたね。 そして新たな刺激をもらって それが活動の原動力になっていった…」
森崎 「自分で育てた作物を、 直接消費者にお届けし、言葉を交わす。 畑だけでは体験できない、 この経験が皆さんのモチベーションアップに 繋がっているんですね!
高橋さん 「一度もなったことなかったですね… もう湖のような別世界ですよね」
剣淵町の高橋さんの畑もご覧のとおり。 近くの水路が氾濫し、 畑の3分2が水浸しとなりました。
高橋さん 「そんな中でもお客さんから “来年頑張って”と 声をたくさん頂いたので 物だけの付き合いではなかったと実感しました」
高橋さん 「今ここに42種類あるんですけど コンテナごとに違うジャガイモが入ってます」
ディレクター 「注文はどこから入るんですか?」
高橋さん 「全国からありがたいことに入ってます」
高橋さん 「行ったり来たりしながら 心が折れるまで頑張っていますね!」
森崎 「高橋さんのこの日のスケジュールは ご覧のとおり。 早朝3時から深夜12時まで働きずくめ! 全然、寝てないじゃないですか! この時期は、こんなスケジュールが 連日続くそうです。本当にお疲れ様です」
VIVAマルシェ初期から取引が続いているという 札幌プリンスホテルさんとの打ち合わせに 同行させて頂きました。
シェフ 「VAVAマルシェさんとお付き合いを始めて 3年目になるので 是非是非続けていきたいと考えています」
高橋さん「ありがとうございます」
シェフ 「剣淵産はお客さんも興味を持ってくれている!」
森崎 「6年やったということですが 今後どうしていきたいですか?」
高橋さん 「農業・農産物の魅力を伝えたい。 まだまだ農業のイメージって ものすごく良いわけではないと思う。 農業って本当に面白いのねって 魅力的なんだという職業にしたいし それが剣淵町のような小さな町だから できる事もあると思うんで…」
みなさんこんにちは! 今月に開催される「めむろ収穫感謝祭」の お知らせだよ。JAめむろの皆さんからの ビデオメッセージをご覧下さい!
「あぐり王国をご覧のみなさん、こんにちは。 今月23日、9時40分から収穫祭をJAめむろで 行います。豚汁1000食無料配布、 特産バレイショマチルダのつめ放題、 屋台や楽しいアトラクション、大抽選大会など 盛りだくさんです。 11月23日(水)皆さまのお越しをお待ちしてます」
以上、もんすけの週間あぐりニュースでした。
≪めむろ収穫感謝祭≫ 日時:11月23日(水・祝)9:40-14:00 場所:JAめむろ本部事務所東側特設会場 芽室町西4条南1丁目9 問い合わせ:JAめむろ営農部営農情報課 (実行委員会事務局) ℡0155-62-2313
正解は「田んぼアート」でした