突然ですが、コチラのデータをご覧ください。
コレは北海道のとある町の人口の動きを 示すグラフ。 近年、人口の減少に悩む市町村が多い中、 人口が堅調に推移しているマチがあるんです。
その町では、道外からの移住を推進する 取り組みを行い、基幹産業である酪農の 新規就農者などを積極的に 受け入れています。
そしてもう一つ、魅力あるまちづくりで 地域を盛り上げる若者たちが、 大きな要因となっているんです!
憧れ 「今日は中標津町計根別地区に校舎がある 中標津農業高校にやってきました」
森崎「懐かしいなあ~」
憧れ 「5年前にリーダーは来たんですよね。 面白い授業を紹介したんですよね」
森崎 「初めてでしょ? 目からウロコとかつけまつげとか いろいろ落ちてくるよ!」
憧れ「つけまつげ着けてませんから!」
ここからは学校を紹介していくれる 生徒さん登場。
森崎「こんにちは~どうも!」
学生 「中標津農業高校 生産技術科3年、 長谷川 遥です!」
森崎 「はせはるはさあ…」
憧れ「なんですぐ略したんですか??」
中標津農業高校の生産技術科で学ぶ、 3年生の長谷川 遥さん。
全校生徒75名の中標津農業高校は、 二つの学科があります。 農業全般の知識や技術、 そして経営などについて 学ぶ“生産技術科”では、 酪農コースと園芸コースがあり、 それぞれの専門的な学習を行います。
そして、食品の加工や流通などを学ぶ “食品ビジネス科”では、 製造コースと流通コースに分かれ、 食品製造に関わる様々なノウハウを学びます。
それぞれの学科で即戦力の人材育成が 行われているのです。
森崎 「農家・酪農家・花き生産者が習うようなことを 生産技術科では学んでいるんだ?」
長谷川さん「はいそうです」
森崎「食品ビジネス科は?」
長谷川さん 「中標津農業高校の製品を作ったり 販売をしています」
憧れ 「すぐ社会に出ても役立ちそうな知識を 高校で学んでいるんですね」
森崎 「そうなのそうなの。 加工して販売して経営もしっかり学んでいる」
憧れ 「農業高校らしい面白い授業が たくさんあると聞きましたけど 今日ってそういう授業あるのかな?」
長谷川さん 「はい!すでに校庭から音が聞こえていると 思うんですけど…」
ということで、 その音がするという学校の敷地内へ-
いったい、どんな授業が 行われているのでしょうか?
森崎 「確かに重機の音が聞こえる! あれ何してるの?」
長谷川さん 「農業実習のひとつでトラクターの 試乗実習を行っています」
森崎「高校生が運転しているの?」
長谷川さん「いえ!中学生です」
森崎・憧れ「えっっ!?」
長谷川さん 「指導をしているのが高校生です」
森崎 「中学生を高校生が指導しているの?」
長谷川さん「はい!そうです」
森崎「何だ!この学校!」
校庭で行われていたのは 生産技術科の生徒たちによる トラクターの試乗実習。
しかも地元の中学生を学校に招いて、 高校生が先生役となり、 トラクターの運転技術を教えているそうなんです。
森崎 「あれ運転しているのが中学生? 自動車教習所のおじちゃんじゃなくて?」
憧れ 「でも上手く運転できてますね。 コーンの周りを8の字に走っているの?」
森崎・長谷川さん 「S字だよ!」「S字ですね」
森崎「しかもS字バック。難しいよ」
森崎「みんな興奮しなかった?」
試乗した中学生 「楽しかったです!」 「ハンドルとかリードしてもらいながら 一緒に運転してくれました!」
自分たちが実習で身につけた トラクターの運転技術を、 地元の中学生へ伝える珍しい授業。
この実習にはどんな目的があるのか? 先生役の生徒に聞いてみました。
憧れ 「今日は間違ったこと教えてない? 大丈夫?」
生産技術科2年 小林 雄輝くん 「完璧!完璧です!」
森崎 「自己採点甘いなあ」
森崎 「中標津農業高校の生徒さんが教えているのは どこの中学生の生徒さんですか?」
長谷川さん 「計根別学園(けねべつ・がくえん)という 小中一貫の学園なんです。 そこので食育を伝える出前授業をやってます」
森崎「出前授業??」
訪れたのは、2015年に開校したばかりの、 中標津町立 計根別(けねべつ)学園。
1学年から9学年までの児童と生徒136名が通う、 道内では数少ない小中一貫校です。
さっそく、学園内にお邪魔して、 中標津農業高校が行う“出前授業”を 見学させていただくことに。
森崎 「キレイ!新しい学校の香りがするね」
憧れ 「天井が高くて気持ちがいいですね~♪」
憧れ 「出前授業とはどういう授業ですか?」
中標津町立 計根別学園 教頭 増田 慎一さん 「今日は“命をいただく授業”ということで 私達大人にとって大事な授業を 農業高校の生徒さん達がやってくれます」
この日は計根別学園の8年生、 いわゆる中学2年生へ、 “命をいただく“というテーマで、 豚が食肉となって食べられるまでの流れを 伝えているとのこと。
いったい、どんな内容なのでしょうか?
高校生 「豚が横たわり、足がけいれんしている 映像を見て辛かったです…」
森崎 「これは…先生方でも 子供に伝えるのは難しいことですよね」
計根別学園の生徒は、 この授業をどのように感じたのでしょうか?
男子学生 「当たり前のように豚肉とか食べてますが それまに豚も辛い想いをしているんだなあ」
森崎「ここまでリアルに考えたことは?」
男子学生「普段はないです」
女子学生 「給食とかおやが作ってくれたものとか 人の手間がかかっているし 命を粗末にしたらいけないと思いました」
森崎 「授業を自分で組み立ててするとなると 先生の立場になるよね」
長谷川さん 「教え方とか分かり易い様に 気を付けなければいけないですし…」
喜來さん 「腸の中にお肉を詰めていきます。 腸詰めという作業です」
森崎「難しい?」
中学生男子「すごい難しい!」
大人でも難しいという腸詰めの作業。 ここで金井アナも挑戦してみますが…
ぎええええええ
さっそく破けて肉が飛び出しました。
すると-
食品ビジネス科3年 筒井彩斗くん 「まあ~結べばなんとかなります!」
森崎「優しい~~♪」
憧れ 「優しいんですけど、 どんどん出てるんですけど」
筒井くん 「あららららららら…」
森崎 「どんどんキャラが出てくるね」
中学生 「うまいっ!」 「スーパーで売ってるのとは違う!」 「おいしかったです!」
森崎「プリッととしてるね」
憧れ「豚肉の味が濃いですね」
じゃじゃん もんすけです!! 中標津農業高校では生徒たちが作った、 様々な加工品などを販売する 即売会を行なって、 食を通じた地域住民とのつながりも 深めているんだよ!
インタビュー 「力をもらえる! お互いを盛り立てる存在として これからも繋がっていきたい」
「安心して食べられる! 高校生が一生懸命作っているから 応援してあげたい! 三年間培ってきたものを 社会に出ても忘れないで 仕事とかに取り組んでほしいを思います」
地域に根ざした取り組みを行う中標津農業高校! 数多くの先輩たちが 社会に出て活躍しているんだけど、 地元役場の農林課畜産係に勤務する、 室井 志織さんも中標津農業高校出身のひとり。
実は5年前にあぐり王国が訪れた時の生徒で、 今は立派な社会人として頑張っているんだよ~
室井さん 「この仕事をして分かったんですけど 農業高校も食育教育とかで 小さな子どもたちに会ったり 高齢の方と会ったりと 地域の方々と密接に 関係する学校だったので そういう環境で3年間学べたのは 今の人生において大きな経験になった! 中標津町の生乳は日本の中でも トップクラスの品質なんですね。 多くの方に中標津町の牛乳の良さをと 魅力を広げていけたらな」
学校で培った知識だけではなく、 地域とのつながりも社会で活かされる 中標津農業高校の取り組み! なんか、素敵だな~
さてさて加工室に戻り- リーダーの目の前に、どでかい寸胴鍋が…
森崎 「かなり大きな寸胴ですけど?」
喜來さん 「これは中標津農業高校で 地元産食材を使ったラーメンを開発しよう! ということで 商品化にむけて ラーメンスープの試作を行っている所です」
森崎 「ラーメンスープ! ものすごくいい香りがしてます」
中標津農業高校、食品ビジネス科の 農産加工研究班が開発している その名も“地産地消ラーメン“。
すでに、商品化目前の最終段階まで 仕上がっているそうなんです!
食品ビジネス科3年 森崎陸斗君 「中標津町で数年前から 栽培されている小麦で何を作ろうか?と 班員で話し合った結果 ラーメンがいいんじゃないか…と」
彼らが開発するラーメンは、 地元産小麦と名産豚のミルキーポークのほか、 根室地方でとれる昆布など、麺、スープともに 地元食材を使用しています。
憧れ「これはどこで食べられるの?」
森崎 「学校では販売していないけど 地元のラーメン店の全面協力のもと まだ販売が決定しました」
喜來さん 「実はこれから店に行って ラーメンの試食会をするんです!」
この日は、全面協力していただいた 地元にあるラーメン店で、 試食会が行われるとのこと。
いったい、どんなラーメンなのか… 二人も同行させていただきました。
地元のラーメン屋さんにやってきました。
こんにちは~ いらっしゃーい!
■シレトコ麺'sダイニング叶旬(かしゅん) 住所:中標津町東2条南11丁目5-1 電話:0153-77-9080
さっそく南口さんに高校生たちが開発した “地産地消ラーメン”を作っていただくことに… いったい、どんなラーメンなのでしょうか?
森崎「うまいっ!」
憧れ 「スープ作るの大変だったと思うけど?」
森崎くん 「このラーメンがいつか 中標津町の特産品に なればいいなと思います」
“地産地消ラーメン“は、 店舗での期間限定販売を予定しているとのこと。 地域を盛り上げようと取り組んだラーメン開発。 やがて、社会へと羽ばたいていく、 生徒たちの思いとは…?
森崎くん 「どんなことも辛いんだなって思ったんですが 喜んでくれる人がいるなら この経験を励みに就職先でも 頑張ろうと思います!」
高校生の情熱と地元食材が織りなす 唯一無二のラーメン。 ぜひ確かめてみてはいかがでしょうか!
みなさんこんにちは! 今日は北海道で新たに誕生した 「とうきび豚」のお知らせだよ!
「とうきび豚」は日本初の北海道産原料98%の エサを食べて育てられた豚なんだよ!
トウモロコシがメインの とことん北海道産にこだわったエサで、 徹底した衛生管理のもと 育てられたから安全安心! とっても柔らかくて ジューシーなお肉が特徴だよ。 とうきび豚のお肉は、コープさっぽろや Aコープの一部店舗で販売されています。 北海道で新たに誕生したおいしいお肉、 みんな、食べてみてね。
以上「もんすけの週刊あぐりニュース」でした。
お・ま・け
実は憧れアナウンサー 人生初のトラクター運転に挑戦しました。
手取り足取り指導する高校生。
憧れ「これでOK?」
ガクン!
!!! 森崎「すごい勢いだっ!」
もう一度アップで。
憧れ 「うおおおおお」
森崎 「なんでなんで?危ないよっ!」
運動神経バッチリの憧れアナウンサーですが トラクター運転はまだまだでした。