憧れ「JR北見駅にやってきました」
森崎 「あぐり王国NEXTになって駅から始まる時は 必ずゲストがいる時です!」
憧れ「ピンポーン♪正解です」
ということで、様々なゲストが、 北海道の農業や農産物の魅力に触れる ゲスト企画、第4弾! 果たして、今回のゲストとは…
森崎 「チャオから始まって(今井寿シェフ) いろんなゲストの方に来て頂きました」
憧れ 「今日もですね…かなり豪華なゲストを お呼びしています。早速呼んでみましょう」
森崎「何と呼べばいいの?」
憧れ「…先生!」
森崎・憧れ 「せんせ~~い」
ゲスト「はーい♪」
森崎「すげー本物だあ」
ゲスト「尾木ママよ~♪」
森崎 「尾木ママじゃないですか! めっちゃ豪華じゃないですか!」
憧れ「本物だあ」
東京都内で22年間、 中学校の教員を勤め、 子供を主役としたユニークで 創造性豊かな実践教育を展開。
現在は、その豊富な教育実績と経験をもとに、 法政大学で教員を目指す学生の育成や 全国各地の講演会などで、 独自の教育論を伝えています。
尾木ママ 「本物見たの僕も初めてですけども 大きいわね!」
森崎「ありがとうございます」
尾木ママ「健康そう!」
森崎「(大笑い)」
尾木ママ 「あぐり王国を担当されているから 2人とも元気そう!」
森崎 「今日は一緒に北海道農業の体験を?」
尾木ママ「農業体験大好き!」
憧れ 「今回は尾木ママと一緒に 日本一の給食として 有名な置戸町に行きます!」
尾木ママ 「なんか聞いたことある。 名前がいいじゃない?」
森崎 「ホーホケキョ!みたいなね」
????
憧れ「どういう意味ですか?」
森崎 「オケトチョウっていうのが ホーホケキョみたいですね…」
憧れ「どう思いますか?」
尾木ママ 「なんかイメージ… 面白い人ね♪」
礼文島以外はくまなく歩いている尾木先生。 宗谷周辺は一週間ほど滞在して 地元の小中学校に行ったそうです。
森崎「教育の専門家ですもんね?」
尾木ママ 「お笑いの専門家じゃないでしょ!」
バスの中は大盛り上がり…
憧れ 「北海道の食育はどんなイメージですか?」
尾木ママ 「おそらく一番進んでいると思う。 先駆的な取り組みが多いような気がする」
憧れ 「今回お邪魔する置戸町は 教育機関を含む町一体となって 食育活動を進めている町なんですが…」
憧れ 「食にこだわるきっかけとなった 工芸品があるそうなんです」
森崎「何だと思いますか?」
尾木ママ 「それ食べちゃうんじゃない?」
森崎「工芸品を食べちゃう??」
尾木ママ 「なんだろう…
なめる!」
もうバスの中は大爆笑。
北見から車でおよそ30分。 人口およそ3千人が住む緑豊かなまち・置戸町。 一行はさっそく食育に取り組むきっかけとなった 工芸品があるという町内の施設へ-
≪オケクラフトセンター 森林工芸館≫ 住所:置戸町置戸439-4
憧れ 「木のいい香りがしますね~」
尾木ママ 「頭までスキッとしてきたよ!」
お世話になるのは… オケクラフトセンター森林工芸館で、 館長を務める五十嵐勝昭さん。 この施設について教えていただきます。
憧れ「改めてこの工芸品は何というもの?」
五十嵐さん 「これは置戸町の“オケ”、 ハンドメイドの“クラフト”を繋げて 総称で【オケクラフト】と言います」
オケクラフトは地元にある 豊富な木材資源を使って、 およそ30年前から作り続けている 置戸町のブランド工芸品。 お椀やスプーンなど、 400点以上にも及ぶ様々な食器は、 祝い事などの贈答品としても、 高い人気を集めています。
尾木ママ 「この木目っていうの。 このオケクラフトでご飯を食べたら おいしくなりそう!」
五十嵐さん 「香り・ぬくもり・温かさ・柔らかさを 感じてほしい!」
憧れ 「たしかになめらかな曲線がキレイですね」
尾木ママ 「だってね。最後まで食べたくなるよ」
森崎 「うわー削ってる!そうか! ろくろを横にして削っていくんだ」
憧れ 「木によって硬さとか違いますもんね」
五十嵐さん 「しかも10枚同じサイズにするのが難しい」
天然木材ならではの風合いを活かしながら、 熟練の技で作り上げるオケクラフト。 この伝統工芸品が、置戸町が取り組む 食育の礎となっているのです。 いったいどういうことなのか、 館長がある展示品を見せてくれました。
尾木ママ 「給食のセット??」
森崎 「置戸町立小学校で使用されている 給食用のオケクラフト!いつから?」
五十嵐さん 「30年経ちますね。 町全体で器と食にこだわって 取り組んできております」
器と食にこだわりたいという思いのもと、 およそ30年前に、 町内の小学校の給食用食器として、 オケクラフトを取り入たのが 食育の原点だったんです。
その取り組みも、今では…
五十嵐さん 「認定こども園・小中学校・高校などで オケクラフトが使われていますね。 ですからオギャーと生まれた時から 高校生まではオケクラフトに触れている」
地元の工芸品で味わう地域ぐるみの学校給食。 一行は“日本一の給食を提供する小学校”として 今や全国的に注目されている、 地元の小学校を訪ねることに…
尾木ママ 「(学校を見て) 柔らかい感じで温かみがありますね」
森崎 「畑の授業かな?こんにちは~ 今は何を掘っているの?」
児童「イモッ!」
森崎「あとでね~♪」
さて学校の中に入ってみると-
憧れ「校舎内が明るいですよね」 尾木ママ 「これはすごいわ。 運動会できるぐらい広い!」
森崎 「木がいっぱい!天井高い!すごい解放感」
憧れ 「今日お世話になる菅教頭先生です」
果たして置戸町が誇る日本一の給食とは? これからまさに、 給食の時間が始まるということで、 教頭先生に教室まで案内していただきました。
森崎 「今まさに日本一の給食の時間なんですね」
菅済教頭 「そうです。給食の時間です!」
あぐり一行「おじゃましまーす」
憧れ「給食はおいしい?」
児童「おいしい~!」
森崎 「あれ?明らかに小学生の生徒じゃない方が いらっしゃいますよ」
児童「栄養士の先生!」
置戸小学校の栄養教諭、梶原成美さん。 給食のレシピ考案や調理、 そして児童と一緒に給食を共にしながら、 栄養指導なども行っています。
梶原さん 「学校に配属される栄養士が栄養教諭で 栄養士さんとはまた仕事内容が違います」
尾木ママ 「“教諭”がつくと教えてもいい立場になる! だからこうして一緒に食事をとりながら 食育などを語る資格があるの」
梶原さん 「基本的なマナーや献立の説明をしてます」
そんな置戸小学校の給食がコチラ!
訪れた日の献立は、山菜ピラフ、コロッケ、 マカロニのカレー炒め、 ごぼうのスープ、そして牛乳。 一見、普通の給食にも思えますが…
梶原さん 「山菜ピラフなんですけど 置戸町の食材のフキを取りに行って それを食材にしているんですけど、 フキが苦手な子が多いので ご飯に混ぜて食べやすくしています」
森崎 「フキ単品ではなく、ご飯に混ぜる」
梶原さん 「こちら“給食のコロッケ”と言って ジャガイモと玉ネギ・小麦粉・パン粉、塩、 全部オホーツクで作られた食材です」
森崎「地域のものしか使ってない!」
梶原さん 「ほとんどが手作りで 産地や調味料にもこだわって 子どもたちの健康を思って作っています」
憧れ「一年間で何食?」
梶原さん「約200日あります。学校が」
憧れ 「約200通りの献立があるということ?」
梶原さん「そうですね!」
あぐり一行「へえええええ」
じゃじゃん! もんすけです。
開校して105年目を迎える、 全校児童115名の置戸小学校。
食材と調理法にこだわった手作り給食は、 今や全国から注目を集めるほどに なっているんだけど… そのパイオニアと言える方が佐々木十美さん。 梶原さんが赴任するまでのおよそ40年間、 こだわりの給食を作り続けていたんだよ。
置戸町 食のアドバイザー 佐々木 十美さん 「私が最初に仕事を始めた時には もう1500食ほど献立があったので 食べておいしいか?というよりか 栄養管理、自己満足の仕事をしていた… と自分では思っています」
佐々木さん 「この子たちに給食を通して 何を教えたらいいのかなって 少しずつ思うようになってきたんです。 それで少しずつ少しずつ調味料の吟味をしたり 食材はどんなものがいいんだろうかって 地元のものにも目を向け出したし… 食べる子どもたちが 楽しくとか美味しく食べないと 何も意味が無いのではないかと 考えるようになっていったんですね」
給食は美味しい! 食べることは楽しい! 料理に興味を持って欲しい! そんな思いから、できるだけ地元産の食材や 無添加の調味料にこだわった、 毎日違うレシピが味わえる、 手作り給食が始まったんだよ。
森崎 「それでは置戸小学校で 日本一の給食をいただきます!」
いただきま~す♪
尾木ママ 「ようやく!ここまでどれだけの 時間がかかったか…」
憧れ 「具だくさんですね。野菜いっぱい」
尾木ママ 「ん!!スープの味が違う」
森崎 「君たちが羨ましい。 おいしい給食だねえ」
梶原さん 「鶏ガラスープでダシをとっています」
森崎「普段のお味噌汁は?」
梶原さん 「ふだんは煮干しでダシをとってます」
森崎 「オホーツク食材のコロッケです」
尾木ママ 「あっおいしいわ。これコロッケだ。 純粋なコロッケよ」
森崎「味わい深い美味しさがありますよね」
尾木ママ 「いつも僕食べてるのは… 油がネトネトしている。どうしよう…」
森崎 「奥さんが見ないと思って 好き勝手言ってるでしょう!? 北海道しか放送されないと思って」
尾木ママ「そう!安心よ♪」
森崎 「残念ながらね… これBSで全国放送 されますからね!」
尾木ママ 「ヤバイ。 うちの女房BS好きなんですよ」
※BS12で毎週日曜午後1時30から放送中です!
お腹いっぱいになったところで、 小学校に併設された給食センターへ やってきました。
梶原さん 「置戸町の小・中・高校の給食を この給食センターで作っています」
森崎 「ピカピカですね。 ここで今日も給食を作って 私たちがいただいた!」
憧れ 「給食後は、どんなお仕事をなさるのですか」
梶原さん 「次の週の給食の準備をしたり 次の月の献立を考えたりしています」
憧れ「毎日違う献立なんですもんね」
1年間すべて違う献立という 置戸町の学校給食。 前任者から受け継いだという 膨大な数のレシピを参考に、 梶原さんが日々、考えているそうです。
梶原さん 「先代から引き取ったものから 私が作ったものから…レシピです」
尾木ママ「一番悩むポイントは?」
梶原さん 「いつも同じ味付けになってしまったり そういうバランスを整えるのが大変です」
森崎 「色んな素材・野菜たちが 町から集まることもあるんですよね。 それはどうやって?」
梶原さん 「生産者と連絡を取り合って 納品してもらったり取りにいったりします」
森崎 「農家さんの畑から産地直送でくるんだ」
梶原さん 「今日は育ててもらったトマトを収穫に来ました」
尾木ママ「すごい量が多いね!」
森崎 「こうやって自ら来てらっしゃるんだ」
尾木ママ 「おーこれどう?すごいなあ。 ちょっと持ってくれる?」
森崎「はい!!」
尾木ママ 「見て!小粒ながらも光っている。 ルビーみたい」
憧れ「美しいですね」
森崎 「1個1個素晴らしい感想。 これまでのあぐり王国で聞いたことない!」
尾木先生も大興奮の完熟トマト。 その採れたての美味しさを確かめるべく、 特別に試食もさせていただきました! 尾木ママ 「うわっこの味… これは東京には売ってないね。 違う!」
森崎 「うまい。味が濃いですね~」
森崎 「これを子どもたちに食べさせてあげようって どんな気持ちなんですか?」
梶原さん 「本物の味を覚えてもらいたい という思いから続けています」
森崎 「学校の取り組み、どうですか?」
生産者 安達京子さん 「自然の食材をいっぱい使って 子どもたちに色んなものを 食べさせているので素晴らしいと思う」
地域住民も参加する“フキ採り”なども 行っています。
まち全体のバックアップによって、 “日本一の給食”は支えられているのです。
大学を卒業後、置戸小学校に赴任して 6年が経過した梶原さん。 そんな彼女へ、同じ教育者である 尾木先生からエールを…
尾木ママ 「自分らしく楽しみながら この伝統をさらに発展させて 欲しいと思います」
森崎「どうですか?」
梶原さん「きょうひゅくです…」
森崎「恐縮ですと…」
森崎 「ちょっとなでなでしてもらったら? なでなで…」
梶原さん「あっ?はい……すみません」
???
尾木ママ「なでなで…」
森崎「はい。なでなで…」
憧れ「これどういうことですか(笑)」
なにか御利益あればいいですね! 次週(11月26日)は置戸町後半編です。 まだまだ尾木ママとの旅は続きますよ~ みなさんお楽しみに!
みなさんこんにちは! 今日は「北海道新規就農フェア」の お知らせだよ~
来週26日土曜日に札幌市白石区の 札幌コンベンションセンターで 「北海道新規就農フェア」が開かれます。
農業を仕事にしたい!という方のために 先輩農業者に話を聞ける相談会や、 農業の技術や知識を学ぶための 相談コーナーなど 道内外各地から140のブースが出展する 道内最大規模の就農イベントだよ。
入場無料で予約不要。 興味のある方はぜひ会場へ!
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。 【北海道新規就農フェア】 日時:11月26日(土)10:30-16:00 場所:札幌コンベンションセンター 札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1 お問合せ:公益財団法人 北海道農業公社 担い手支援部 ℡:0570-044-055
正解は「VIVAマルシェ」でした