突然ですが! みなさんはこの野菜が何か、わかりますかー?
街頭インタビュー
~不正解の方は~ 「サヤインゲン?」 「出てこない…何だっけ?」 「モロッコインゲンって聞いたような…」 「インゲンは小さくて細いもんね… モロッコインゲンにしておこっか?」
~正解の方は~ 「●●●ですよね。 9月くらいまでとれますよね」
実はこの野菜、 サヤインゲンの仲間ではあるのですが、 北海道のある地域で古くから栽培される、 今が旬の伝統夏野菜なんです!
今回のあぐり王国ネクストは、 甘くて栄養豊富な北海道の伝統夏野菜に注目!
森崎リーダー 「果樹大好きっ♪ リンゴ・ブドウ・梨・桃! 何でもあるしょ!何が旬を迎えたんだ? サクランボ!!!」
森アナウンサー 「ちょっと…うるさい(笑)」
森アナウンサー 「今回はですね… フルーツでは…ありません!!」
森崎リーダー 「ふ~ん」
森「テンション下がるのやめて下さい」
リーダー 「僕でこのくらいですから あぐりっこはどんだけ落ち込んでいるか 分からないですよ?よんでみましょう」
あぐりっこ~~
「は~~い」チョー元気♪
森 「今回注目する野菜がコチラです!」
ユウユ 「これ何だろう?わかんない?」
ナギト「エンドウ??」
リーダー 「これ男子が闘いっこするやつじゃない?」
ナギト 「あっ!分かったかも! サヤエンドウ??」
ユウユ「枝豆??」
リーダー 「じいちゃんばあちゃんが東川で 米農家をやってたんですが これをよく育ててました。 収穫は僕の役割でした」
森 「じゃあ親しみのある野菜なんですね。 ここ余市町では古くから栽培されている 伝統の夏野菜なんだそうです」
「こんにちは~」
余市町の伝統野菜を育てている、 生産者の三間 政弘さん。 そのほかミニトマトも育てています。
森 「伝統野菜が育てられてるということですが どちらですか?」
三間さん 「ハウスの中で育ててます。どうぞ!」
森「大きいハウスですね」
三間さん 「右側がトマトで 左側が伝統夏野菜です」
リーダー 「さっき見たやつだよね。 こうやってなってるんだ」
リーダー 「長い!こんないっぱいなるんだ… なんかさ。アニメの世界じゃない?」
森「本当にそうですよね。カワイイ!」
リーダー「ステキステキ♪」
森 「今回、注目するのはこの伝統野菜」
リーダー 「二人が予想したんです」
ナギト「サヤエンドウ!!」
リーダー 「サヤエンドウと予想しましたが…」
三間さん「ああ~そうですか」
三間さん 「余市町ではささげと呼んでます」
リーダー「ささげ!聞いたことある?」
あぐりっこ「ない!」
三間さん 「正式な名前は 新大平莢尺五寸 (しんおおひらさやしゃくごすん) という品種です」
関東などで流通しているささげに比べ、 サヤが太く、大きいのが特徴で、 未成熟の状態で味わう、 余市町の名産野菜なんです。
リーダー「余市だけで作られてる?」
三間さん 「余市町と隣の仁木町で生産してます」
森「余市の方はささげと言うとこの形?」
三間さん「そうですね」
リーダー 「全部でどれくらい作っているんですか?」
三間さん 「1日100kgをメドに!!」
リーダー&森 「1日100kg!!??」
リーダー「豆…軽いよね??」
リーダー 「さっき持ったでしょ?あれ何kgあった?」
ナギト「わからない!」
ユウユ「1kgもないと思う!!」
リーダー「そうだよね~」
リーダー 「これが出荷に適した長さですか? 22~23cmってところかな? 収穫適期のささげの長さは?」
三間さん 「私…私って言っていいんだべかな(笑) 私で5~7月中旬ぐらいまで」
三間さん 「いや違うよね!? オレ間違ったね。オレ間違ったね。 あははは」
リーダー 「そうそう…長さ…」
あはははは。
リーダー 「三間さんってさ 毎週テレビに出てるの? 何?この慣れっぷり!?」
三間さん「いやいや違う(笑)」
収穫に適したササゲの長さは、 およそ24センチ。 ちょうど割り箸の長さが基準となるそうなんです。
リーダー 「ここまでくるのにどのくらいの育成期間が かかりますか?」
三間さん 「白い花が咲いてから10日後くらい」
リーダー 「豆の花ってカワイイんだよね~」
三間さん 「3月20日に種をまいて定植が4月20日。 別のハウスでストーブをつけて生育させて こっちにもってくるんですよ」
ささげの栽培は、ハウスと露地、 それぞれで時期をずらしながら行なっています。
最初となるハウス栽培の収穫は6月から始まり、 7月下旬には露地栽培の収穫が。 そして9月から再びハウス栽培の収穫となり、 6月からおよそ5ヶ月にわたって ささげが出荷されているのです。
リーダー 「じゃあここは二期作なんだ」
森「年に2回取れる!そういうこと出来る?」
三間さん 「ハウス栽培のささげだからできるんです」
リーダー 「へ~北海道であまりやってないですよね。 それは“さやもの”だということで 未成熟で収穫するものだから 短いサイクルで出荷できるということですね」
森 「色々な時期で収穫するって大変ですね」
三間さん 「時期的に合わせていかなきゃいけないからね」
三間さん 「あと水の管理が大事かな。 定植したら花が咲くまで我慢して 豆だから急に伸びるんですよ。 ツルばっかり! そうなると、花咲かないで終わるから 最初は水を控えて花が咲いた時点で 少しずつ水をやっていく! そして成長を見ながら…」
リーダー 「タイミングもみなきゃいけないし 天気もみなきゃいけない」
三間さん 「天気に左右されることがほとんどですね」
リーダー 「毎年、天候不順ありますけども そこは逆に農家の腕の見せ所ですね」
三間さん 「そこなんです! しっかし良いこと言うなあ~ リーダーは!!」
あははは。
では生産者が行なっている収穫作業を 体験させていただきます。
三間さん 「上にきゅっと取る!」
ユウユ 「取れました~♪ なんか…ちょっと難しかったです」
リーダー「何個できそう?」
ユウユ 「え…5個くらい…」
リーダー「5個くらい??」
“サヤを手作業で一つ一つとる”という 単純な作業ですが、 大人でも意外と大変なんです。
リーダー「折れちゃった…」
三間さん「それは製品にならないです」
森 「どのくらいのスピードでやるんですか?」
三間さん 「手で触ったらもぐ!って感じ」
リーダー 「手でさわったらもぐ!恐ろしいなあ~ 街ですれ違いたくないなあ(笑)」
三間さんにやってもらうと…
リーダー 「早い早い…」
森 「ハウスので葉っぱあるじゃないですか? 今日のハウスは涼しいですか?」
三間さん 「今日は一番収穫しやすい気候です。 夏の暑い日だったら40℃くらいになる! だから朝早くきてもぐんですよ」
リーダー「太陽が上がらないうちだ」
三間さん 「そうそう。朝出荷しますんで」
リーダー 「それだけどんどん次々実っていくってことだ」
三間さん 「そう!伸びていく!!」
収穫したささkげは、 生産者自らが町内の出荷施設へと運びます。
そして、曲がっているものや長さの違いなど、 一つ一つ手作業で見極めながら、 5つの規格に選別。
それぞれ箱詰めをしたものは、 札幌など6つの市場から、 全道各地へ出荷されるのです。
森 「ささげ収穫しましたが 何にして食べるかわかりますか?」
ナギト「ゆでる!!」
三間さん 「絶品な食べ方があるんですよ!」
リーダー「絶品?何だろう?」
じ~~~~っ
三間さん「食べよっか!!」
三間さん、即答!(笑)
適度な大きさにカットしたささげに衣をつけ…
180℃の油でサッと揚げるだけ。 果たしてささげの天ぷらのおいしさとは?
いただきま~す!!
ナギト 「美味しい!甘いっ!ホクホク」
ユウユ 「思っていたよりもすごい甘い!」
リーダー 「甘いっ!めっちゃグー♪ とうもろこしに近いくらい甘いですよ」
森 「甘いっ!みずみずしいですね。 肉厚だから噛んだ時に 甘い汁がぶあ~~って出てきますね。 おいしい~」
三間さん 「僕言った通りに絶品でしょ?」
森 「美味しいです! お子さんも好きなの分かりますね」
リーダー 「おやつにもおかずにもつまみにも! 万能ですね~」
じゃじゃんもんすけです! 余市町名産の伝統夏野菜ささげ。 いったいどんな栄養があるのか? 札幌保健医療大学の荒川先生に聞いたよ!
荒川義人教授 「余市町で作られているささげですが 新大平莢尺五寸という品種ですが 豆としてはインゲンマメに属しています。 食物繊維が豊富でお腹の調子を整え 便秘解消につながったりしますね。 タンパク質がわりと豊富で リジンというアミノ酸を含んでいて 主食のタンパク質の栄養価を高めてくれる! それ以外にβカロテンも期待できて 体内の酸化を抑え 特に紫外線の影響を防いでくれたりします。 ビタミンB1も含まれていて これは体内でエネルギーを作る時に重要で 夏バテ予防に役立ってくれると思います。 βカロテンの働きを生かすなら加熱をして 油を使うと充分成分を引き出して 有効に活用できると思います。
夏バテ予防にもつながる万能野菜のささげ。 色々な食べ方で楽しみながら暑い夏を乗り切ろう。
森 「ささげを使ったお料理を生産者の奥様 三間さん、前田さん、坂東さんに 教えてもらいましょう」
地元の女性生産者が教えてくれるお手軽レシピ! 詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください! http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180728&selectmonthforcal=201807
あっという間に3品も! では「いただきま~す」
ささげのペペロンチーノは?
ユウユ「すごい美味しいです!」
さてささげの肉巻きは?
ナギト 「肉の弾力にささげの弾力が合わさって いい感じの弾力になっている!」
リーダー 「ささげジュワジュワです。 旨みガンガン出てきます。 ささげを噛むごとに ささげ本来のあま味が出てくる」
森 「ささげの味が全然負けてない! 香りと甘みがパスタの中でいきてる!」
ささげの冷製スープは?
リーダー 「おいし~!!! 甘みと塩味のバランスがいい!」
ユウユ「ゴクゴクとイケます!」
三間さん 「すごい手抜き料理で… すごい簡単にすぐできるんです! チャウダーの素ありますよね? あれを使って! ささげのペーストを作る時だけは ちょっと面倒ですけども あとはスグ!何分もかからないで出来ます」
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180728&selectmonthforcal=201807
森 「ささげって知らない野菜だったけど 勉強してみてどうでしたか?」
ナギト 「色々な野菜もちゃんと頑張って 生産されているんだなって思った!」
リーダー 「ささげというものを知らない人も いっぱいいると思いますけども 生産者としていかがですか?」
坂東さん 「ささげをなくさないように 頑張っていきたいとは思いますけどもね…」
前田さん「元気なうちは…」
坂東さん 「体が続く限りは…」
リーダー 「すごい続きそうですよ!!ねえ!」
あははは(笑)
みなさんこんにちは。 今日は番組のインスタグラムのお知らせだよ。
「あぐり王国北海道NEXT」では 番組公式のインスタグラムを始めたよ。 撮影の様子やオフショットだったり、 番組の裏側も公開されているので、 フォローしてチェックしてくれたら嬉しいな! ---------------------------------- 7月21日のクイズ 「当麻町で生産されている ブランドスイカの名前は、 何だったかな?」
正解は「でんすけすいか」でした。