シャキシャキとした食感で、 サラダなどに欠かせない野菜…レタス!
その作付面積を見てみると、石狩や十勝、 胆振地方を中心に生産されているのが分かります。 そして、意外や意外! 道内で5番目の面積を誇るまちこそ…、 196万人が暮らす札幌なんです! タマネギの札幌黄や、 キャベツの札幌大球だけではない、 札幌産レタスの魅力に迫ります!
今回のあぐり王国ネクストは…、 新鮮なレタスを、 より新鮮なうちに消費者へ届ける! 大都市・札幌のレタス生産に注目です。
森結有花アナウンサー 「札幌市北区篠路にやってきました」
森崎博之リーダー「良い景色だなあ」
森 「車で30分でこれだけ畑が広がってるのが 北海道・札幌の良い所ですよね」
森「さて今日は…レタ」
リーダー「レタスッ!!」
森「なんで勝とうとしたんですか」
リーダー 「“レ”で分かった。 札幌はレタス産地なんですよ」
森 「道内で5番目にレタス作付け面積が多い」
リーダー 「こちらのデータは2016年の資料ですが かつては札幌は2位だったんです。 ベスト5には必ず入っている! そこで色々…組み換えが行われます。 もう…パ・リーグみたいなものです!」
地元札幌のあぐりっこと学んで行きます! 道内各地の名産品を知りたいという、 初登場4年・下山苺依(メイ)ちゃんと。 同じく初登場、野球と水泳が得意な4年生、 山本崇太(ソウタ)くんの2人です。
リーダー「レタス好きですか?」
同時にあぐりっこ「はい!」
リーダー「どうやって食べますか?」
同時にあぐりっこ「サラダにしたり…」
リーダー 「レタスを食べる時の音は?」
あぐりっこ、また同時に 「シャキシャキッ!!」
森「気持ちがいいですね」
今日のあぐりっこは息ぴったり♪
リーダー 「札幌でレタスがたくさんとれるって 知ってたかな?」
メイ「分かんな~い!分からなかった!」
リーダー 「今日はレタスについて詳しくなりましょう。 今日の取材よろしくお願いします」
メイ「よろしくお願いします」 ソウタ「よ~しぇま~っす」
リーダー 「ソウタ・・今なんて言った?」
ソウタ「えっ?」
リーダー 「よーしま~~っすって。 野球やってるからね。なっ!」
ということで早速、 篠路でレタスを栽培している生産者の元へ!
森「生産者さんがお待ちです!」
こんにちは~
リーダー 「キレイだね~まっすぐ! すごいキレイに並んでいますね」
リーダー「これは…?」
「技術です!」
堀尾さんの見事な技術で植えられたレタス! まず札幌での生産体制について聞いてみます。
リーダー「いま最盛期ですか?」
堀尾さん「忙しいです!」
リーダー 「正直…この取材…迷惑じゃないですか?」
堀尾さん「う~ん…考えました…」
森「すみませ~ん」
リーダー 「だって農家さんが暇なときに取材きても 何もなってない!いつも忙しい時なんです。 ご迷惑おかけします…」
リーダー「どれくらいの広さですか?」
堀尾さん 「ブロッコリー畑を合わせて 約9町(ヘクタール)」
リーダー 「札幌ドーム2つ分です!」
メイ 「え~!札幌ドームでもでかいのに!」
リーダー 「何人で手掛けているんですか?」
堀尾さん「8名です」
メイ「こんなに広い畑を8人??」
リーダー 「そうだよ! ファイターズだって9人で守っているのに!」
森「どう?畑を見て…」
メイ「紫っぽいのもある」
堀尾さん 「これはサニーレタス!」
リーダー 「サニーレタス!言ってみようサニー!」
あぐりっこ「サニーッ!!」
堀尾 「隣のレタスがリーフレタス」
リーダー「リーフレタス言ってみよう」
あぐりっこ「リーフレタス!!」
森「これ何教室ですか?」
リーダー 「どのくらいの割合で作っているんですか?」
堀尾さん 「玉レタスを中心に作っています。 玉レタスが6割、 リーフレタスが2.3割、 サニーレタスが1.5割、 ロメインレタスが0.2割」
リーダー 「一生懸命、計算して頂きました」
主にスーパーなどへ出回る「玉レタス」に対し、 葉がやわらかい 「リーフ」や「サニーレタス」の多くは、 食品加工会社へ渡ります。
お弁当の総菜に敷く付け合わせ用のレタスとして 活用されているんです。
森 「レタス栽培スケジュールを見ていきましょう」
堀尾さん 「3月に初の種まきをしていきます」
リーダー 「種まきは3月からずーっと8月末まで やっているんですね。何回くらい?」
堀尾さん「20回くらいです!」
森「1回でどれくらい播くんですか?」
堀尾さん「1万2千株!」
あぐりっこ「えっ!」
森 「これが1株ですよね? それが1回で1万2千株×20回ってこと?」
堀尾「そうですね」
夏でも涼しい札幌の気候は、レタス栽培に適し、 およそ40年前から生産が始まりました。 それ以降、都市化が進んだ今でも、 道内有数の産地として、 高品質なレタスづくりが受け継がれているんです。
リーダー「収穫は朝ですか?」
堀尾さん 「スーパーと契約している分は 朝収穫します。3時半起きくらい」
リーダー 「うわ~ 3時半まで飲みそうな顔 されてますけどね…」
堀尾さん「飲みます!」
森さん「否定してください!」
リーダー 「すすきの行ったら 帰ってこないタイプ?」
堀尾「タイプです!」
リーダー「笑笑」
森 「ではサニーレタスを見せてもらいましょう」
包丁でカットすると…
リーダー 「軽い!こんな大きいのに…」
メイ 「イメージより軽い。けどフワッとしてる」
ひと口食べてみると…
リーダー 「めっちゃうまいっす! 苦味があるんだけど 噛んでるうちにだんだん甘みになるの。 すんごいシャキシャキしておいしい」
続いて、サニーレタスと同じ、 非結球タイプの「リーフレタス」は?
リーダー 「先端部分の縮れっぷりが特徴的ですよね… ガブリッ! パリッパリだよ。すごい食感だ。 噛んでると甘みでてくるわ」 ソウタ 「あっ!苦味が和らいでくる!」
リーダー「子供たち…もう」
森「むしり取っていますからね」
リーダー「堀尾さんどう?この人気?」
堀尾さん「嬉しいです!」
最後に玉レタスも収穫してもらったのですが、 実はどのレタスにも共通している、 ある成分が…。
リーダー 「切った所から出てるの分かる?」
メイ「水かな?」
舐めてみると…
メイ「苦い!苦い~」 ソウタ「何この白いの…苦っ!!」
森アナウンサーもビックリの苦さ。
リーダー 「これ名前があって ラクチュコピクリンって言うんです」
メイ「ラクチュコピクリン?」
リーダー 「レタスって和名っていうのがあって 乳草(ちしゃ)って言うんですよ。 ミルクみたいな液体を出す草っていうことで 乳草(ちしゃ)って言われていた。 これはレタスが新鮮な証しなんですよね」
堀尾さん「そうですね!」
リーダー 「これが乳草であり続ける以上、 ラクチュコピクリンのことを 知らなきゃいけないんです。 森崎はラクチュコピクリンを 愛してます!」
森 「そのコマーシャルはないと思います…」
じゃじゃん!もんすけです! 新鮮なレタスの根元から出てくる白い液体、 「ラクチュコピクリン」! 詳しい成分について札幌保健医療大学の 荒川義人先生に聞いてみたよ。
栄養学科 荒川義人教授 「レタスの切り口から 白い液体が出るんですけど それをなめると苦いと思います。 昔ワイルドなレタスにはいっぱい入っていて 例えば神経を鎮めるとか安眠効果があるとか 色々な研究をされていたのですが 今はそんなに多くなくなっているので そういう効果を期待するとしたら 相当数のレタスをたべなきゃいけなくなります」 玉レタスにリーフレタス、それにサニーレタスと、 レタスにもいろいろあるけど、 それぞれ栄養価に違いはあるの? 「野菜はもともと水分が多いんですけど 中でも玉レタスはより水分を含んで みずみずしい!ミネラルでいうと カリウムとかビタミンC・Eが 比較的多くに含まれているんですが リーフレタスやサニーレタスは ビタミンCでいうと3~5倍くらい多いとか 体の中でビタミンAに代わるβカロテンも 10倍くらい多い!玉レタスより多く栄養が 含まれているんですよね。 その1つの理由として結球しないので お日様によく当たります。 そのように、こうした成分を作ることで 栄養成分が増える…!ということが言えます」
シャキシャキ感があって、 みずみずしいレタス! みんなも、いろいろな種類のレタスを 食べ比べてみてね!
では収穫をさせてもらいましょう!
ソウタ 「どこが茎だかよくわかんない!」 メイ 「やー葉っぱ多いんだよね~」
ソウタ 「あった!硬い! 岩くらいの硬さ!」
リーダー「本当に岩じゃないか?」
ソウタ 「あっ!ザクッていった! 切れた!めちゃくちゃ垂れてきた!」
リーダー 「これは新鮮な証しですよ」
続いて、メイちゃんも収穫してみます!
ザクザク…
メイ 「葉が取れちゃった…失敗失敗…」
リーダー「難しいでしょう」
森「ソウタ何個できそう?」
ソウタ「1個!!」
森「終わった…」
普段は早朝4時ごろから始まる レタスの収穫作業。 この「朝どりレタス」は、 午前7時に畑から出荷され、 開店前のJAさっぽろの 生産者直売所「とれたてっこ」に並べられます。
他にも市内の一部スーパーでも、 収穫翌日には店頭に出回り、 新鮮なうちに購入できるのも 札幌産レタスの魅力なんです。
メイ 「レタスをとるのは簡単そうだって思ってたけど こんなに大変なんだなあって気づきました」
リーダー「そうだね…」
森 「今年からロメインレタスを始めたそうですが 目標とかあるんですか?」
堀尾さん 「ロメインレタスは 第4のレタスにならないかと… サニー・リーフレタスも 10~20年前はマイナー野菜だったんで みんなに知られるようなレタスに なってほしいと思います」
堀尾さん「裏で話しましょう」
本当にお忙しいなか ありがとうございました。
森 「札幌保健医療大学の調理室をお借りして レタスを使ったお料理を料理研究家の 大澄かほるさんに教えて頂きます」
大澄さん「宜しくお願いします」
これまでにもハーブやセロリなど、 香りを活かした料理を披露してくれている 「ハーブ&クッキングルームKINA」代表の 大澄かほるさん。 今回教えていただく「レタス料理」とは…?
リーダー 「レタスはサラダで食べてるよね? 料理で食べることは?」
ソウタ「あんまりない!」
大澄さん 「リーフレタスとサニーレタスの両方を 用意しているんですけど レタスのシュウマイを作ります」
ご紹介いただいた3品! 詳しい作り方はレシピコーナーへ! http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180901&selectmonthforcal=201809
まずはレタスのシュウマイをいただきます!
メイ 「レタスで作った皮は柔らかいのもあるけど シャキットしていて新鮮!!」
リーダー 「シュウマイの皮が新鮮なんて聞いたことない!」
森 「やわらかい!こんなシュウマイ食べた事ない!」
続いて玉レタスを使った香味ソースがけを!
ソウタ君…もうニンマリ♪
森「笑ってるね~どうした(笑)」
ソウタ 「めちゃくちゃ美味しい! レタスの水分がまだ残ってる!」
リーダー 「芯うまい!柔らかいけどシャキシャキ! これまで捨てていた芯がもったいない。 これひと玉ペロリ食べれちゃう」
最後に白菜代わりにレタスを使ったキムチも、 ご用意いただきました!コチュジャンや 白みそなどを混ぜ合わせた調味液を、 レタスの葉に塗り込み、 冷蔵庫でひと晩漬けるだけの簡単キムチ! その味は…?
リーダー 「こんなにシャキシャキ噛むキムチ 食べたことない! 噛む度に味が出てくる!ご飯食べたい」
ソウタ 「最初はレタスのシャキシャキがあって 途中から辛さが追加して、いい感じ!」
大澄さん「メイちゃんすごい」
リーダー 「メイ。辛いの得意なの?」
メイ「うん」
ソウタ 「水めっちゃ減ってるけど!」
メイ「どんなんだっけ~」
頭を抱えるソウタ。
リーダー 「おい~! あんなに言ったのに~」
ソウタ 「なんだっけ?何とか何とか…」
リーダー 「何とか何とかなんて… 全部そうだっ!」 ---------------------------------- 8月18日のクイズ 「八紘学園があるのは、 札幌市の何区だったかな?」
正解は「豊平区」でした。