あぐり王国がくるるの杜に帰ってきた~ くるるの杜と言えばあぐりファーム。 2011年あぐりファームで作物を育てた 野菜大好きあぐりっこは、 収穫したての美味しさに感動! その気持ちをヒントにオリジナル料理を考案。 野菜の美味しさを広める経験をしました。 2012年この年のあぐりっこも作物を栽培管理し、 自分たちで考えた‘野菜クッキー’を販売! 作物をより身近に感じる体験をしました。
そして2014年。 今年もあぐりファームがはじまります。 ところが…頭を抱えるリーダー 森崎 「なんてことだ… 今までこの番組でオレは 何を伝えてきたんだ」
藤尾「このままではマズイです…」
さっそくあぐりっこよんで話を聞きます。
森崎「これは本当か?」
あぐりっこ「ハイ!本当です」
森崎「苦手なのか?」
あぐりっこ「ハイ! 」
森崎「野菜が嫌いな人」
ピシッと手を上げるあぐりっこ
森崎「自信満々に手をあげた~」
筋金入りの野菜嫌いが集結です。
佐々木 「今日は野菜が大好きなタクト君と 野菜が苦手な3人に集まってもらいました」
宿敵はブロッコリーとピーマン! 中川太壱(タイチ・小5)君と、 苦手な野菜は数知れず… 吉村摩耶(マヤ・小4)ちゃん。 そしてトウモロコシとジャガイモ以外は苦手! 稲田百花(モモカ・小3)ちゃんに そんな妹の兄・拓斗(タクト・小5)君です。
佐々木「まずはテレビをご注目ください…」
モニターに映し出されたのは… マヤちゃんのうちの夕食の様子です! 実はどれほど野菜が苦手なのかを チェックするため、あぐりっこには内緒で、 食事の様子を撮影させてもらいました。
マヤ「この箸で摘まんじゃイカン!」
自分の箸は使いたくないほど トマトが苦手なマヤちゃん。 お母さんに食べるように言われて… トマトの皮をちょっとだけ食べました。 しかしなかなか飲み込ませません。
森崎「トマト苦手かあ~」 マヤ「ハイ!」
さてお次はタイチくんの家にもカメラを 仕込ませていただきました。
苦手なブロッコリーはどうやらグラタンでは 食べられたようです。
お母さん「食べられた?」 タイチ「苦かった…」 お母さん「ブロッコリー苦い?」 タイチ「苦いよ」 お父さん「ちょっと苦いかもしれないな」
さてここでタイチに異変が…
タイチ 「なんかみんな態度が変っぽいなあ」
森崎「みんなは仕掛け人だからね」
タイチ 「なんかあるのかなあって… 今日で会うの最後かなあ ホントになんもないの?」
家族に違和感を感じつつ、 嫌いな野菜(ピーマン・ブロッコリー・キャベツ)は やっぱり残したタイチくんでした。
佐々木 「ということで普段の食事の様子を 隠し撮りさせてもらったんです…」
森崎「ごめんな!」
タイチ「(ニッコリ)うん!」
ここでタイチくんの野菜嫌い具合をチェック。 森崎「いつも野菜は残す?」 タイチ「まあ…」
苦みと食感が理由のようです。
森崎「どこが苦手?」
タイチ 「ブロッコリーの場合は上にある プツプツみたいのが苦手」
森崎 「はは~あれは“花らい(からい)”という ブロッコリーのつぼみの部分なんだね。 そのまま放置しておくと花が咲くの。 でもあそこがうまいべや~!」
佐々木「と好きな人はそう思いますがね…」
タイチ 「えん魔大王っぽく…」
藤尾 「いろんな地獄を用意された感じだ!」
森崎 「そうか。野菜が苦手なのが良くわかったわ」
続いては VTRでトマトを残したマヤちゃん。 マヤちゃんもなかなかの野菜嫌いなんです!
マヤ 「トマトの中身の酸っぱいところが 嫌いだけど皮は大丈夫!」
佐々木「でも給食によく出るでしょ?」 マヤ「それはカレーに混ぜて食べている」
森崎「頑張ろうとはしているんだね。他には?」
マヤ「ナスとかパプリカとかカブもピーマン…」
森崎 「おいおいおい…ずいぶん言ったな」
森「トマトは?」 マ「嫌い」 森「ナスは?」 マ「嫌い」 森「パプリカ?」 マ「嫌い」 森「ピーマン?」 マ「嫌い」 森「カブは?」 マ「嫌い」 森「ニンジンは?」マ「好き!」 森「アスパラは?」マ「好き!」 森「レタスは?」 マ「好き!」 森「ラディッシュ?」マ「嫌い」
森崎「藤尾は?」
マヤ「…ふつう!」
藤尾 「ちょっと普通って! 一番イヤだわ~ 嫌いって言ってくれた方が なんかできたわ~」
そのほかナスやシイタケ、サクランボなど、 18品目もの野菜・果物が苦手と言うこと。
続いては稲田兄弟。 野菜大好きお兄ちゃんとは対照的に、 ほとんどの野菜が苦手なモモカちゃんは…
森崎 「タクトはモモカを見ててどう思う?」
タクト 「もう『だらしないなあ』って思う。 『少しは食べないと いけないなあ』とも思う」
モモカ 「野菜は少しは食べているけど… 好きになりたい!」
森崎「タクトは野菜が大好き?」
タクト「ハイ!」
どのくらい野菜が好きかというと…
ピーマンをガブリッ!
藤尾「カッコイイ~」
森崎「苦味もありますよ…どう?」
タクト「美味しい!」
佐々木 「タイチくんが横で『信じられねえ』って 顔をしているよ~」 ちょっと引き気味なタイチ君。
佐々木 「ピーマンが近くに来ただけで ちょっと後ろに下がってる!」
お兄ちゃんと違いモモカちゃんは、 ほとんどの野菜を苦く感じてしまい、 好きになれないという事でした。
森崎「これはゆゆしき問題だ…」
じゃ~ん野菜大好きもんすけです。 野菜にはミネラル・ビタミン・食物繊維… 言い切れないぐらい沢山の栄養が含まれていて 成長期のみんなには欠かせないものなんだよ!
野菜が足りないと抵抗力が弱くなって、 健康的な体を作れなくなったり、 病気にかかりやすい体になってしまったり、 味や香りがわからなくなって 楽しく豊かな食事が出来なくなるんだって… とっても大事な野菜。 みんなには美味しい!って思いながら 楽しく食べてもらいたいな~
森崎 「好きだ~やった!ってご飯と うわ~嫌だな苦手って料理、 どっちが楽しい?」
あぐりっこ「好きなほう!」
森崎 「好きなほうだよね。 好き嫌いが減るってことは 日々のご飯をもっと嬉しく もっと楽しく食べられることなんだよ。 今年は野菜への苦手な気持ちが 少しずつなくなればいいなと思います!」
そこで…
森崎 「あぐり王国的野菜克服法というものを みんなと今年1年頑張ろうと思います!」
あぐり王国的野菜克服法とは、 野菜の栽培体験を通して 苦手意識を克服してもらおう! という事。舞台は勿論あぐりファーム! ということで…あぐりファーム2014始動
森崎「今年、1年一緒にやっていこう!」
あぐりっこ「はい!」
あぐり王国的野菜克服法として 野菜作りを体験することにしたあぐりっこ。 やってきたのは北広島市にある ホクレンくるるの杜。 今年は苦手な野菜の栽培を通して まだみんなが気づいてない 野菜の魅力を知って もらいたいと思います!
あぐりファームといえば、 毎年お世話になっている高橋ルミ子さん。 野菜の栽培にとっても詳しい方です。 それでは今年あぐりファームで栽培する 作物を発表しましょう!
ブロッコリー・キャベツ・ピーマン 枝豆・ニンジン・ミニトマト。
あぐりっこが苦手であぐりファームでの栽培に 適した作物をピックアップしてもらいました。 今年はこの6品目を栽培します! みんなが大好きな枝豆と人参も加えて テンションアップを狙いました。
森崎「楽しそう?つらそう?」 モモカ「楽しそう」 森崎「じゃあ食べるのは?」
モモカ「食べるのはちょっと苦そう」
これを見れば作物ごとの作業の時期が一目瞭然! あぐりファームの作物カレンダーを観てみよう!
森崎 「5月の中旬に種植えをします。 どんどん育っていくから管理します。 8月に入るころに収穫です」
佐々木 「育てるのが楽しみな野菜は何ですか?」
タクト 「キャベツ!いつも食べているけど どうやって育てて丸い形になるのか 分かったら楽しいかな~って」
タイチ「やっぱり枝豆」
藤尾「一応聞くわ。どうして?」
タイチ 「枝豆は…嫌いじゃないから!」
佐々木 「スケジュールは9月までビッシリ。 頑張れそうですか?」
あぐりっこ「ハイ!」
森崎「じゃあ早速やりましょうか」
高橋さん 「そうですね… と言いたいところですが、 今日は天気が非常に悪く てですね… 雨は降っているし風は強いしで 畑には入ることが出来ません!」
森崎「えっ!」
そうなんです。撮影した日の気温は7度。 雨風が吹き荒れ作業する事が出来ないほどの 悪天候!ということでこの日は急遽中止!
高橋さん 「天候が悪い時に畑に入って 土を悪くするよりは 野菜が育ちやすい気候の時に植えたほうが きちんとした作物が収穫できます」
農業とは切っても切れない天気。 種まきをするには向いてない天候ですが、 ほとんど雨が降っていなかった畑にとっては 「恵みの雨」。 ということで作業が延期になりました。
後日…佐々木「くるるの杜に再集合しました」
あぐりっこ「いえ~い」
佐々木 「この前は雨と風で農作業出来なかったけど 今日は太陽さんが味方をしてくれました」
タクト「良かった! モモカ「出来ないかと思った」
それでは本日のミッション発表! 今回は枝豆とニンジンの種まき。 トマト・ピーマンのためのマルチを張ります。
高橋さん 「ミニトマトとピーマンの肥料をまいて マルチシートを張ります」
佐々木 「作物によって肥料が違うんですね」
高橋さん 「同じ肥料でも代用はできるんですけど 専用の肥料を使っていきます」
土が盛られたココが畑になるところ。 上にピーマン、 下にトマトを植えていく予定です。
高橋さん 「肥料のツブツブが見えなくなるぐらい 軽く浅く耕してください」
耕したあとは平らにならします。
コツが必要な作業みたい… まずは肥料まきにチャレンジ!
佐々木「均等にまいて下さいね」
パラパラまく子、バサッとまく子。 肥料まきも個性がでます。
続いては ホーを使って 土に肥料を混ぜていきます
初めての作業に戸惑うモモカちゃん。 手の動かし方が分かりません。 さらにホーが重い! なかなか苦戦しています。
しかしだんだん慣れてくると…
タクト「楽しいです」 モモカ「めっちゃ楽しい!」
この土作りをしっかりやらなければ 作物は元気に育ってくれません。 慣れない作業に悪戦苦闘のあぐりっこですが、 なんとか作業は終了!
続いてはマルチ張り!
黒いペラペラのフィルムを畑の中心に合わせ 引っ張っていき、土を被せて固定します。
高橋さん 「(マルチの)左右で引っ張りながら張ります」
佐々木 「4人のチームワークだよ」
マルチシートは 土の温度を上げるために敷きます。 水分をたっぷり含んでいる土は思いのほか重く あぐりっこにとっては重労働!
スコップで土を掘るだけでもフラフラなモモカ。
佐々木「がんばれ~」
元気に男子に土盛りをしてもらい、 女子はシートを引っ張って固定しました。 もう土にまみれての作業です。
佐々木「さあ~完成です!」
自分たちで張ったマルチをみて…
タイチ 「自分たちで作ったとは思えない!」
タクト 「疲れたかいがあってとても良かった!」
マルチ張りのミッションを完了したあぐりっこ。 続いては枝豆です。 まずは種を蒔く前に肥料をまきます。 豆は効率良く肥料を使用する作物のため、 種を蒔くところにだけ肥料をまく 「すじまき」という方法をとります。
肥料をまいた後にホーでならします。
高橋さん「さっきより上手くなってるね」
ホーの使い方にも慣れ、これで準備完了! いよいよ種を蒔いていきます。ところが…
佐々木「モモカちゃん大丈夫?」
モモカ 「ちょっと疲れてきた… なんか眠たい…」
タイチ「腰が痛い…」
タクト「手が痛い…」 佐々木 「みんなおじいちゃんみたいだな… しかしまだ終わりません」
慣れない作業続きで疲れちゃったみたいだけど もう少し頑張ってもらいます。
続いては枝豆の種植えです。
高橋さん 「こちらは枝豆の種です。薬がついていて 病気や害虫から守ってもらっています」
枝豆の種は25センチ間隔で 2粒ずつ置いていきましょう。
全部植えたら土を3センチほど盛り、 押しつけていきます。
これで枝豆の作業終了!
佐々木「続いて植える作物は?」
あぐりっこ「ニンジン!」
これがニンジンの種。 表面がギザギザしているのには 意味があります。 動物の毛に絡まって一緒に遠くまで 運んでもらえるようになっているんです。
今回は3種類のニンジンを栽培します。 一般的なオレンジ色、 ちょっと珍しい黄色のニンジン。 最後の1種類は―
高橋さん 「真っ白い“スノースティック”という品種。 なかなか珍しいと思いますね」
珍しいニンジンだと聞いて テンションアップのあぐりっこ。 このニンジンの種も機械で蒔きやすく、 芽が出やすい加工がしてあって、 中には先程の茶色い種が入っています。
パラパラとまきますが…
高橋さん 「もうちょっと間隔を広くまいていいよ。 あんまり狭いと間引きをするとき 苦労するのはみんなだよ~」
とここで種がバサッとこぼれてしまいました。
佐々木「これは大丈夫ですか?」
高橋さん「大丈夫じゃないですね!」
固まった種を移動させました。
いよいよラストスパート。
最後は全員で土をかぶせます。
高橋さん 「みんなでやってる!速いぞ」
佐々木「ギュッギュ」
よく土を押しつけて完了です。
佐々木 「ニンジンの種植え終了です!」
あぐりっこ「いえ~~い!」
佐々木「お疲れさまでした~」
今日一日作業してみた感想は?
タクト 「とても楽しくて疲れたけど 疲れたかいがあった!」
タイチ 「また同じような体験ができたら 良いなと思いました」
マヤ 「丈夫に育って異常がなく育ってほしい」
モモカ「いつもよりもとっても疲れた!」
高橋さん 「みんなちょっと教えたらすぐ上達して きれいに畑もできたと思います。 このままいけば… 美味しい野菜が出来る と思います!」
佐々木 「ただし農作業はこれだけではありません。 まだまだ次の作物もありますから! ここに再集合したときは 一生懸命頑張っていきましょうね!」
あぐりっこ「はい!」 大きく育ちますよ~~に♪